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フルクラム「レーシング3」に交換レビュー! 初めてのホイール交換でロードバイクがもっと楽しくなった話
一応レビュー/インプレのつもりですが、実態はただの感想だけの記事にようこそお越しくださいました。
完成車のホイールを初めて交換しまして、その交換先がフルクラム「レーシング3」!そんな素人が素人目線でホイールの違いを語りたいと思います。
なので、これから初めてのホイール交換に挑戦しようと思っている方の参考にでもなれば嬉しいです。玄人の方からすると「こいつ何言ってんだ」みたいなことが書いてあるかもしれませんが、生暖かい目で見てください……。
※追記
この記事では、2016年に購入した前モデルの「レーシング3」の話を記載しています。
これから購入するなら、2018年3月頃に新モデルとなる「レーシング3 C17」になると思います。
フルクラム「レーシング3」とは
フルクラムは航空宇宙工学エンジニアたちのアイデアをもとに、2004年に誕生した比較的新しいブランド。イタリアの名門メーカー「カンパニョーロ」の子会社になります。
たくさんのホイールを出していますが、主にリムブレーキ版で「レーシング」の名を冠する製品に関しては以下7種類のラインナップがあります。
- レーシング6
- レーシング5
- レーシング4
- レーシング3
- レーシングゼロ
- レーシングゼロ ナイト
- レーシングゼロ カーボン
数字が小さくなるほどハイエンド。レーシングゼロがフラグシップモデルとなります。
今回購入した「レーシング3」は、ミドルグレードのホイール。(よく中堅ホイールと言われる)
フルクラム「レーシング3」の見た目と付属品
というわけで届きました、こちらがフルクラム「レーシング3」!ひゃっほーーい!!!
フルクラム!
レーシング3!
ハブは白色です。こちら前輪。
こちらは後輪。スプロケットを付けるためにハブが長めになってます。
またリムの中(内側)には、なんと穴が空いていません。
よくあるホイールだったらスポーク穴が空いているのでリムテープが必要なのですが、レーシング3には穴がないためリムテープ不要とのこと!何それスゴイ。もちろんチューブのバルブを通す穴は1つ空いてますよ。
あ、ちなみにコチラはクリンチャーモデルです。チューブレスが装着できる2Way-Fitモデルも販売されています。
あとスポークがちょっと独特(?)なんですよね。通称「きしめんスポーク」と呼ばれる平べったいスポーク。正式にはエアロスポークと言われるそうです。空気抵抗が抑えられるのでしょうか。
初めて見たとき「へー!!」ってなりました。平べったい!
そしてなるほど軽い……。
公式には前輪670g、後輪885g、合計1,555gとのこと。手に持っただけで軽いです。ほかのホイールを持ったことのない素人のくせに軽いと思える。 比較して軽いというよりも単純に重量が軽い、という感じでしょうか。
なんたって人差し指だけで持てる。(※大体のホイールは人差し指だけで持てます)
ちなみにこれまで使っていたホイールはシマノの「WH-RS010」。重さはフロント820g、リア1,070g、合計1,890gとのこと。約335gの軽量化になりそうです。
付属品もありました。
中身はクイックリリースレバー2本と説明書。
説明書は世界各国の言語で書かれています。日本語もありましたよ。
ホイールを交換して走った感想。速くラクに走れるようになった
テンションが上がって眺めているだけでしたが、ひととおり鑑賞し終えたので交換してみました。
▼ホイール初交換についての奮闘はコチラで記事にしています!
交換完了してこんな感じ!
正直、乗り始めた瞬間は「ん?こんなものか?もっとペダルが軽くなると思ってたんだけど……」という微妙な印象でしたが、15km〜ほど走ると徐々に軽くなってきました。
あとラチェット音。最初は静かだったんですけど、これも15km〜ぐらい走ると「ジイィィィィィ!!!!」って音が出てきました。速いサイクリストが鳴らしているイメージがあるあの音が!w やはり慣らし走行が必要ですね。
そしてこの記事を書いている時点では300kmほど走行済み。これだけ走ると漕ぎ出しの軽さ、加速、巡航時のスピード維持、登りのラクさ、などをハッキリと感じられるようになりましたよ。やっぱり交換して良かった。
ホイールを交換するだけで、速くラクに距離を稼げるようになりました。
コレはすごく良いことですね。もっと遠くへ、もっと高いところへ行ける。つまりロードバイクの魅力がさらに増したと。もう単純にめちゃくちゃ楽しいです。
あと軽くなった分だけ輪行もラクになったような気がします。てことは遠くまで輪行しやすくなったわけで、もっと色んなところに行きやすくなるわけで……!
それからレーシング3でいろいろなところを走りました。
広島県と愛媛県を結ぶ「しまなみ海道」へ。
▼しまなみ海道サイクリング記事
愛媛県と高知県の県境にあるカルスト台地、「四国カルスト」へ。
▼四国カルストサイクリング記事
長野県にある標高約2,000mの高原、「美ヶ原」へ。
▼美ヶ原のサイクリング記事
長野県と岐阜県の県境。自転車で行ける日本一標高が高い場所、「乗鞍畳平」へ。
▼乗鞍サイクリング記事
初期装備のホイールから少しグレードの高いホイールに交換すると、平坦も登りも少しラクになります。自分を鍛えなくても、機材のチカラで走りがちょっとだけグレードアップします。
走るのがラクになれば、いろいろな景色を愛車とともに見ることができるかもしれません。
初めてのホイール交換、素晴らしい体験でした。
追記:新モデル発表!
フルクラム「レーシング3」の新モデルが2018年3月頃に登場しました。
【主な変更点】
- C15→C17・ワイドリム化で25/28mmタイヤに最適化
- 重量1555g(1550g?)→1560gに
- ハブの色が白→黒に
近年の流れに乗ってワイドリム化されます。それにともない、ほんのちょっとだけ重くなる模様。
さらにハブの色が白から黒に変更されます。見た目の印象が大きく変わりそうですね。
スポーク数やスポークパターン(要するにスポークの見た目)は同じとのこと。
つまり旧モデルと新モデル、どちらが良いかですが……
【旧モデルがいい人】
・23mmタイヤを使う人
・白色ハブがいい人
・少しでも軽いほうがいい人
【新モデルがいい人】
・25/28mmタイヤを使う人
・黒色ハブがいい人
・10g増なんて気にしない人
こんな感じでしょうか。
2022年時点では旧モデルは廃盤となり、滅多に手に入らないでしょう。新モデルしか選択肢はないと思いますが、乗り心地はそう変わらないと思います。
中堅ホイールなんて表現をされますが、言い換えれば性能と価格のバランスが良いホイールだと感じました。初期装備のホイールから交換するなら、かなり良い選択肢ではないでしょうか。
▼ホイール交換方法について書きました
▼海外サイトWiggleの使い方について書きました
▼ロードバイク用グッズを探しているならこの記事もどうぞ