尾道~しまなみ海道~道後温泉ライド! 晴天の瀬戸内海と島々を巡る自転車旅【四国ライド連載1/4】

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しまなみ海道サイクリング記事のアイキャッチ
セール情報:2024/10/07 更新

サイクリストの聖地などと言われる「しまなみ海道」。だったら一度は走ってみようじゃないかということで。

この記事では、尾道からしまなみ海道サイクリングコースを通って今治まで走ったライドの様子をまとめています。5月中旬の気候が良い時期に、晴天のなか訪れた「しまなみ海道」。

島独特のゆったりした時間の流れ、穏やかな雰囲気、橋という人工物の美しさ、瀬戸内海ならではの海の色。もうね、最高に気持ちいいし、とんでもなく癒し効果の高い自転車旅になってしまいました。

目次

今回のルート!

Stravaより。

尾道からしまなみ海道を通って今治まで。あと何やかんやで道後温泉へ。

しまなみ海道の走りやすさは超一級品

始発の新幹線で、新横浜駅から新尾道駅へ。

5月中旬のこの日は平日。社会人の最終兵器こと有給休暇でもぎ取った貴重な平日。会社に行くよりも早く起き、新横浜駅へと向かう背徳感。たまんねぇぜ……!

新尾道駅に降り立った瞬間から勝利を確信する晴天。

そそくさと輪行を解除して、まずは新尾道駅からとりあえず尾道駅へと向かいます。距離的には目と鼻の先。

新尾道駅とロードバイク

実質的には、尾道駅がスタート地点ですね。すでに海が目の前に見え、テンションが上がらざるを得ません。

海沿いにはジャイアントストアがあり、クロスバイクやロードバイクをレンタルできるようです。手ぶらで来ても、自転車でしまなみ海道を巡れると。

尾道駅のジャイアントストア

瀬戸内海の海と船

今回は以下の2つがメインの荷物。
・サドルバッグ(FAIRWEATHER:レビュー記事こちら
・フレームバッグ(アピデュラ:レビュー記事こちら

5月ということでかなり暖かく、むしろ日中は暑いぐらいなので、荷物も冬に比べるとかなり少なくなりました。軽量で自転車旅しやすい。

瀬戸内海とロードバイク

ではでは、しまなみ海道サイクリングへ。尾道の次は向島(むこうじま)へ行きます。

あそうそう、しまなみ海道の島々と言えばすべて橋で繋がっており、その橋を渡って今治までサイクリングできる、と思っている方が多いかもしれません。

ほぼ正解なのですが、実は1箇所だけ、自転車で渡れない橋があります。それが尾道と向島を結ぶ「新尾道大橋」!地図で見ると、尾道駅のちょっと東側に架けられていますね。

新尾道大橋は自転車は通れない

新尾道大橋は自転車は通れない

いや〜僕はてっきり尾道から今治まで自転車で橋を渡って行けるものだと思っていました。

実際、新尾道大橋まで行っちゃったんですよね。現地に行ってみると、どう見ても自転車で進める道がない。新尾道大橋に向かう道は「自動車専用道路」になっている。

おかしいな〜と思って尾道駅で貰っておいた「しまなみ海道サイクリングマップ」をよく見ると、”向島へ行く自転車・歩行者の方は渡船で”と書いてあるじゃないですか。まじかー!

尾道から向島には渡船で行く

尾道から向島には渡船で行く

というわけで渡船で向島へ。

小さな船で、乗船時間はたしか10分ぐらい。お値段110円ほど。周りは地元の方ばかりで、観光目的での運行ではなく、完全に生活の足。

自転車で渡船へ

さて向島です。

上陸するとお目見えするのがこのような看板。我々サイクリストをサイクリングコースへと導いてくれます。

しまなみ海道にはこういう看板が随所にあって、ほんとうに迷わずに今治まで行けるのがスゴイところ。

しまなみ海道にあるサイクリングの看板

さらにこの青いライン。

今治までずーっと続く青いラインです。しまなみ海道のコース上にしっかり塗られており、もはやこれを辿っていくだけでOK。

サイコンのナビやスマホの地図アプリがなくても、この青ラインを辿っていくだけで尾道から今治まで到達できるほど丁寧に引かれています。この”走りやすさ”こそ、しまなみ海道がサイクリストの聖地と言われる所以かもしれませんね。

今治まで続くサイクリングコース

今治まで続く青ライン

向島以降の島は、すべて自転車で橋を渡っていけます。次は因島(いんのしま)。

青ラインに沿って走っていると、自転車・歩行者・原付き用の橋の入口がありました。このサイクリストに対する至れり尽くせり感というか、優しすぎる気遣いに感動するw

しまなみ海道にある自転車用の案内板

まぁ橋は高い位置に架かっているのでちょっと登ると、見えてきました橋の通り道!

自転車が通る橋の道

こんな感じで自転車・歩行者・原付き専用の道を通ります。ここは因島大橋の階下。上は車が通っています。

車道ではないので、車を気にする必要なし!確かにこれは快適だわ……!

自転車道は橋の階下

またこちらは橋の階下ではなく、普通に橋の上を通るパターン。

でもこの写真よく見てください、変な場所で撮影していると思いません……?

自転車で橋の上を通る

説明します。

左側の2つの道は、車が通る片側一車線。そして今僕がいるのは自転車・歩行者専用道路です。

自転車・歩行者用とは思えないほど道が広いw すごく走りやすいです。

自転車道は広い

こちらも自転車・歩行者用の道。

自転車と歩行者のためだけにこんな道を作る許可がよくおりたな……!と思わずにはいられない。

しまなみ海道の自転車道

快適すぎて思わず笑ってしまうw

しまなみ海道の自転車道

こんな感じの道と橋が今治まで続きます。めちゃくちゃ走りやすい。これほどサイクリストに優しい道があっただろうか。スゴイことですよ……。

瀬戸内海ならではの穏やかな景色!

走りやすさは一級品の道はひとまず置いておいて、ここからはその風光明媚さを。

島と海、そして巨大な橋という独特の景観はしまなみ海道ならではかもしれません。向島から見る尾道の町並み。

向島から見る尾道の町並み

向島から見る尾道の町並み

海と空、青のグラデーションが……!!

瀬戸内海の青のグラデーション

瀬戸内海の色というのは内海だけあってちょっと個性的みたいで、真っ青と言われることもあれば、翡翠色、緑色なんて言われることもあるみたいです。

確かに太平洋とも日本海とも違う、明るい青みたいな感じはありました。まぁ条件によって色は変わるだろうから一概には言えませんが、素晴らしい景色なのは間違いない。

瀬戸内海の色

瀬戸内海の色

瀬戸内海を臨むサイクリングロード。

こんなところを走れるんですから、ほんと良いところに道を作ってくれたなあと。

瀬戸内海を臨むサイクリングロード

サイクリストの聖地」というものが大三島に。多々羅大橋を背景に石碑があります。

大三島にあるサイクリストの聖地の石碑

サイクリストの聖地の石碑

その近くには人型をした謎の自転車スタンドw

しまなみ海道にある人型の自転車スタンド

人型の自転車スタンドに自転車を設置

人型の自転車スタンドに自転車を設置

そして点在する島々。

大小様々な島があり、中にはもちろん無人島らしきものも。

瀬戸内海の島

もしかしたら、こういう島が冒険心を高ぶらせるのかもですね。

周りを山で囲まれていて船では上陸できずこれ空飛ぶ乗り物を手に入れてからじゃないと行けないワールドマップの端っこにあるタイプの島だ、中には祠とかあってさいごのカギとかあるやつだこれ……!って思わせる島がいくつも。

ポツポツと点在する島

瀬戸内海の風景

橋という建造物の美しさ。

多々羅大橋

しまなみ海道に架かる橋

謎のリゾート感あるw

しまなみ海道のリゾートっぽさ

車はほとんど通らない。

大三島の道

穏やかなしまなみ海道

しまなみ海道にあるコンビニの優秀さは異常。

しまなみ海道のコンビニ

しまなみ海道のコンビニはすごい

「広島県はスポンサー企業と共にサイクリストを応援しています」

よしスポンサー企業の商品を買おう()

広島県とスポンサーがサイクリストを応援

そんな感じでしまなみ海道を走り抜けると、タオルで有名な今治(いまばり)です。

しまなみ海道サイクリングを道後温泉でしめる!

しまなみ海道サイクリングでは今治をゴールにする人が多いかなと思いますが、僕は愛媛県の県庁所在地である松山まで行く予定でした。

理由は翌日行く四国カルストにもう少し近づくため、そして今晩は道後温泉に入るため!

今治〜松山間は45kmほどなので自走できる距離なのですが…、しまなみ海道を楽しみすぎたせいか、思ったよりも時間が迫っていました。道後温泉本館は、21時までに入場しないといけません!やばい!何としてでも道後温泉に入りたい!というわけで。

今治駅とロードバイク

車窓から瀬戸内海の夕暮れを眺めながら……。

瀬戸内海の夕暮れ

輪行で松山駅着からの道後温泉\(^o^)/

「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルにもなったそうで。入浴プランによっては館内を軽く見学でき、夏目漱石が過ごした”坊っちゃんの間”などを見ることができます。

せっかくなので見学見学!階段の作りやベランダの手すりなど、確かに千と千尋の神隠しを感じる雰囲気です。見学できる入浴プランを激しくオススメしておきますよ。

道後温泉の外観

さてさて、明日はココ松山から四国カルストを駆け上がる予定。

前々からずっと行きたかった四国カルスト、絶景と名高い四国カルストへ……!

つづきはコチラ
異次元の絶景! 晴天の四国カルストをゆく自転車旅【四国ライド連載2/4】

走った距離・獲得標高・ルートなどまとめ

距離:103km
獲得標高:888m

Stravaはこちら。

 

記事内の写真
カメラ:Canon EOS 70D
レンズ:SIGUMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMレビュー記事

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