ロードバイクの「ホイールとスプロケット」を初めて交換! やり方をまとめました

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フレーム交換方法の記事
セール情報:2024/11/20 更新

こんにちはゆうです。ホイールを変えると走りが変わるとか、ギア2枚分軽くなるとか言われますが、とにかく本当に軽くなって凄い(小並感)

というわけで、こちらはホイールを初めて交換してテンション上がりまくったロードバイク初心者が、そのやり方を初心者なりにまとめた記事になります。

同じくこれから初めてのホイール交換に挑戦する方の参考にでもなればいいなと!慣れれば簡単そうなホイール交換ですが、初めてのときは手順をしっかり確認してからどうぞ。

目次
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メイン自転車

カメラを背負って写真や動画を撮りながら、1〜4泊ぐらい宿泊する自転車旅が好み。1日の走行距離は約50〜120kmぐらい。

ホイール交換に必要な工具

今回は完成車に付いていたホイールを、フルクラム「レーシング3」に交換しました。

フルクラム「レーシング3」に関するインプレにもレビューにもなっていないただの感想はコチラで記事にしています。(※マジでただの感想なので注意)

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では、まず必要な道具を確認。工具が2つ必要です。

1つ目は「フリーホイールリムーバー」。スプロケットを外すために使います。(スプロケットとは、後輪に付いているピラミッドみたいなギアのこと!)

フリーホイールリムーバー

2つ目は「フリーホイールチューナー」。包丁にチェーンがくっついたような、ロードバイク以外では使うことのない工具ですね。

こちらもスプロケットを外すために使います。上記の工具とセットで使うイメージ。

フリーホイールチューナー

前輪ホイールを交換します

前輪の外し方は説明不要かもしれませんね…。もし輪行とかパンク修理とか経験あるなら外したことがあるかと思います。

クイックリリースレバーをぐっと起こせば外れますね。はい、それだけ。

クイックリリースレバーを起こす

で、ここまでは問題ない人が多いと思います。しかし初心者は次のステップさえ不安。

新しい前輪ホイールを取り付けるわけですが、新しいホイールってまず「クイックリリースレバーをハブに通す」作業をしないといけませんよね。

ホイールとクイックリリースレバー

ホイールとクイックリリースレバーは分離された状態で届く

付属のクイックリリースレバーは、長短2つが付属していると思います。短いのが前輪用、長いのが後輪用。

レバーとは反対側を回すとキャップが外れます。

クイックリリースレバーのキャップを外す

クイックリリースレバーにグリスを塗るか塗らないか、については色んな意見がある模様。どうやら塗る必要はないという方も結構いるみたいです。

自転車屋に組んでもらった完成車ホイールのクイックリリースレバーを抜いてグリスが塗ってあるかどうか見てみると…、塗られていました。なので今回も塗っておきました。

クイックリリースレバーにグリスを塗った

ちなみに僕が使ったグリスは、「パークツール ポリリューブ1000」というものです。でも人気なのはシマノの「デュラエースグリス」っぽいですね。さすがデュラエース。

どちらも1,000円ほどですし、グリスはほかのメンテナンスでも使うので1つ持っておいて損はなさそうです。

で、次はこのクイックリリースレバーを自転車のハブに通します。バネの向きにご注意を。

クイックリリースレバーをホイールのハブに通す

あとはフレームに取り付ければ、前輪は完成です。そう、ここまではいいんだ前輪までは……。(タイヤとチューブは今まで使っていたものを付け替えました)

新しい前輪ホイールを取り付け

後輪ホイールを交換します

初めてのホイールでつまずくのであれば後輪の交換でしょうか。なぜならスプロケットの着脱という手順が入る方が多そうだから。

1つずつ確認しながら進めていきます。まず後輪を外しますね。

後輪ホイールを外す

スプロケットを外すために、後輪のクイックリリースレバーを抜きます。キャップ側をくるくる回せば外れるはず。

後輪のクイックリリースレバーを抜く

ではスプロケットを外します。この記事の最初にご紹介した2つの工具を使います。これですね。

スプロケットを外すための専用工具

細長いピンが出ている工具をハブに差し込みます。横から見るとこのような感じ。

工具をハブに差し込む

上から見るとこう。

スプロケット着脱の上から見た図

さらにこの状態に加えて、”チェーン付き包丁みたいな工具”のチェーンを後輪に絡めます。横から見た図。

チェーン付き工具をスプロケットに絡める

上からみた図。2つの工具の位置と状態がわかるでしょうか……。

スプロケットを外す前の状態

理屈としては”細いピン付き工具”でスプロケットを緩めるのですが、相手はタイヤなのでいくら工具を回しても空転してまったく力が伝わりません。そこでスプロケットを抑えて固定する必要が出てきます。

しかし相手はスプロケット、凶器のようなギザギザを素手で抑えつければ手が血だらけに。そこで”チェーン付き包丁みたいな工具”を使ってスプロケットの空転を抑えて固定します。

というわけで、上記のような状態にしてから力を加えます。力を入れる向きはこう!両方を下に押し下げるようなイメージでしょうか。

スプロケットを外すときに力を入れる向き

”チェーン付き包丁みたいな工具”でスプロケットの空転を抑えつつ、”細いピン付き工具”でスプロケットを緩めます。

ぐぐっという感じの手応えがあって……、スプロケットの頂上に付いてるフタみたいなヤツ(ロックリング)が外れたー!!

ロックリングが外れる

スプロケットのギアって1枚ずつ外れるのですね。素人すぎてこのとき初めて知った。

外した順番に並べておきました。このように外した順番通りに並べておくと、取付けるときの順番で困らないかと思います、いやホントに。

バラしたスプロケット

完全に余談ですが、スプロケットには思わず写真を撮りたくなる機能美がある……!

美しいスプロケット

さて、それでは新しいホイールにこのスプロケットを取り付けましょう。

まずこのハブの部分(フリー部分という)にグリス塗っておきます。ここに大きいギアから取付けるわけですが、注意点としてはもっとも広いロゴ入りの凹(くぼみ・溝)に……、

フリー部分にグリスを塗る

スプロケットの、この1番広い凸を合わせます。というか、おそらくこの決まった向きじゃないと入らないハズですが。

スプロケットの溝を合わせる

このギアも、よく見るとココが1番広い凸になっています。

フリーの溝とスプロケットを合わせる

この向きに注意しつつ、大きいギアから順番に入れていけば……、すべてハマった!

ギアとギアの間のスペーサーもお忘れなく。取付ける順場を間違えないように、初めてのスプロケット着脱のときはギアを外した順に並べておくのが吉かなと思います。

新しいホイールにスプロケット装着完了

ちなみにホイールと装着するギアの枚数(9s・10s・11s)によってはアダプターが必要になる模様。ホイールに同梱されていました。こんなの。

アダプターが必要な場合も

これによると9s・10sのシマノ社もしくはスラム社のスプロケットを取り付ける場合は、このアダプターが必要だぞ、と書かれていました。自身のロードバイクのスプロケットが9s・10s・11sのどれか事前に確認しておきましょう。ちなみに僕の場合はシマノ社11sだったので、このアダプターは不要でした。

あとは最後に、このフタみたいなヤツ(ロックリング)を取り付け。最初は手でくるくる回せばある程度は締まりますが、そのままでは固定力が弱いので、”細いピン付き工具”でグッと締めましょう。

ロックリングを取付ける

ロックリングの表示には40N・m(ニュートンメートル)と書いてあり、「どこまで締め付ければいいんだ…」と悩みつつ締め始めました。

が、どうやらコレ以上締められないというところまで締めればOKっぽいです。ゴリゴリ…という手応えが無くなるところまで、ですかね。

専用工具でスプロケットを取付ける

あとは前輪と同じ要領で、クイックリリースレバーを取り付ければ……、
だいぶ後輪ホイールらしくなってきたじゃないの!

後輪ホイールにクイックリリースレバーを取付ける

あとはフレームに取り付ければ完成です!

ホイールをフレームに取付ける

ホイールを交換してみて!

というわけで、初めてのホイール&スプロケット交換でした。専用工具だけ揃えないといけませんが、やろうと思えば素人でも十分できそうですね

ひとまず無事にホイール交換を終えられたので、喜び勇んで近所を走りました。走り回りましたね。

ホイールを交換するだけで走りが変わることを実感できましたし、ほんと交換して正解でした。ギア2枚分軽くなるとか漕ぎ出しが軽くなるとかよく言われますが、確かになと。以前よりラクに加速してスピードに乗れます!

変化を感じやすいのでホイール交換は非常におすすめ。速くラクに移動できるロードバイクが、さらに速くラクになるのですから最高です。

ロードバイクのホイールを交換した

ただどーしても不安なら、プロショップなどに任せたほうがいいかなと思います。自分で試みて失敗するかもしれないことを考えたら、それほど痛い出費ではないかもしれません。(でもホイール沼に沈んでいく可能性を考えると自分で出来るようになっておいたほうがいいか…?w)

何にせよ自分で交換できるというのはアドバンテージではあると思います。今後ディープリムとか欲しくなるかもしれないし。初めての方も挑戦してみてはいかがでしょうか。


⇓Wiggleはこちら。この記事で交換した中堅ホイール「フルクラム レーシング3」の2018年モデル(最新)になります。

▶ Wiggle 日本 |ホイールセット Fulcrum – Racing (レーシング) 3 C17

▼さっそくホイール交換して走ってきました!

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