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渋峠ライドで絶景! 雪の回廊・圧倒的快晴に恵まれた快走編【連載2/2】
渋峠に行こうと思ったんだけど通行止めに阻まれ、意味不明な移動でどうにかこうにか草津温泉に前泊。
今日こそ渋峠だ……!
カーテンの隙間から差し込む朝日に感じる、快晴のニオイ。昨夜はぐっすり眠れたようだ。時刻は午前6時。渋峠は8時に夜間通行止めを解除し、その門を開く。
はやる気持ちを抑えて、まずは準備を始めよう。慌てるな、渋峠はどこにも逃げはしない。
草津温泉から渋峠へ
2017年4月24日(月)の出来事
平日です。有給休暇という社会人の最終兵器を投入して得た貴重な平日。みなさんが憂鬱なスタートを切る中、僕は平日という曜日の利を活かして人の少ない渋峠を快走しようという試みです。……すみません痛いです、石を投げないでください。
さて、それでは行きましょうか。渋峠温泉に!
朝一番の温泉!起き抜けの体にしみわたるー!
前回の記事で「前日の夜は外部の温泉へ。そして翌朝は宿の温泉へ。」と書いた計画を実行。今朝は宿の温泉を堪能します。
なんとこの宿の温泉は、入口にかかっている札を持って温泉に行き、あがったら札を元あった場所にかけておく、という仕組みの貸し切り風呂タイプ!これで素泊まり5,000円でしたぜ……。草津温泉でこのお値段、超安くない!?(だけど草津温泉ってめっちゃ熱いんですよね。この温泉は30秒ぐらいしか入っていられなかったことを正直に記しておきますw)
体を温めほぐしたら、念願の渋峠へ。
ちなみにココ草津温泉は標高1,223mとすでに高いです。渋峠の国道最高地点である2,172mまで、登るのは約1,000mほど。それほど大変ではなさそうかも。
それでも前日、登りが多かったのでまだ脚に疲労感があります。いきなり登りなので、もう最初っからインナーロー!
圧倒的な快晴の中を登り始めます。暑い。モンベルの長袖メリノウールLWと長袖ジオラインLWインナーの2枚重ねの上に半袖ジャージという服装でしたが、暑い。だけど最高。
10km/hぐらいで登っても、わりとすぐに森林限界を超えた気がします。
白根火山が近い影響なのか、途中には「有毒ガスが出るから立ち止まるな!」みたいな看板もありました。
その周辺は岩ばかりの景色。立ち止まれなかったので写真は撮れなかったのですけど、ドラゴンとかが居ても違和感のない荒涼した場所が広がっていて。
この付近には「湯釜」という幻想的な火口湖があるようですが、火山活動の影響によりこの時は近寄れませんでした。残念。
訪れる時は群馬県や志賀高原の公式サイトで情報収集をどうぞ。
▶群馬県
▶志賀高原観光協会 | ようこそ志賀高原へ
標高を上げていくと、だんだんと雪が多くなります。
斜度は7〜10%ぐらいをウロウロしている感じでしょうか。めちゃくちゃな激坂が出てくるわけでもなく、かといってゆるいわけでもない印象。
平日でしたが、快晴&雪の回廊が重なった絶好の日和ということもあり、車はそこそこ通っていました。道は狭いので、しっかり左側キープを意識。
そして着いた1つ目の展望台?休憩所?的なところ。良いワインディングロードだ……!
この先も快晴の中を進みます。もう快晴しかない。圧倒的快晴。
そのままインナーローでゆるゆる進むと、この時期ならではの「雪の回廊」!!
見ることができるのは、冬期通行止め解除後から……5月上旬あたりまででしょうか?ゴールデンウィークはまだ残っているのかな。
高い!めっちゃ高い。約5〜6mってところですね……!
雪の回廊を見下ろせる場所もありました。
そして日本国道最高地点でおなじみの写真!
標高2,172mもあれば酸素も薄い……はずなのですが、あまり実感がありませんでしたw ずっとインナーローでゆっくり登ったので、息が切れるような場面もなかったからなのか……。
頂上の気温は6℃。ほぼ無風。
この時期にしては高めだろうなと思います。Twitterとか見てたんですけど、前日は0℃、マイナス2℃などのツイートを見かけましたし。
そして実際に現地に行ってみて知ったのですが、国道最高地点と渋峠ホテルは隣り合っていると思っていたら実はちょっとだけ離れた場所にあるんですね。
もう少し先にある渋峠ホテルへ。長野県と群馬県の県境でもある。
県境。
ここも県境w
渋峠ホテルには名物犬のインディくん・マーカスくん(親子)がいます。
赤いリードがインディくんで、
青いリードがマーカスくん
ウロウロして観光客とじゃれ合いまくりなインディくんと
マーカスくんである……。
さて、長野駅方面にくだります!
もうこんな天気の良い日に渋峠に来れることはないかもしれない。最初で最後の晴天・渋峠かもしれない。
ここでボーッとしていたい。そう思いながらも帰路につきます。渋峠ホテルから長野方面へ292号線を通って。
渋峠から国道292号線を通って長野駅方面に向かうと、ほぼ下りです。めちゃくちゃラク。
それほど時間もかからずに長野駅まで行けるかと思います。標高が下がって森林限界を終え、雪がなくなってきました。
下ったら下ったで、なんと桜が満開!
雪の回廊、森林限界超えの景色、雪化粧の山々、そしてここに来て満開の桜。渋峠の頂上で冬を、下ってから春を感じる素晴らしい季節。天気にも恵まれすぎ。本当に良いタイミングで来ることができた。
平地まで戻ると、もはや夏。田舎の夏。最高じゃ……。
長野駅から輪行で帰宅です。
渋峠ライドまとめ
標高の高い峠だけあって天候の見極めが難しいかもしれませんが、何とかして行きたい。噂に違わぬ場所でした。行っただけの満足感は必ず返ってくるというか。
国道最高地点、雪の回廊、森林限界超えの景色、これらを自転車で通る。たぶん想像以上の体験になると思います。この記事を読もうが写真を見ようが、行かなければそれは想像にすぎません。想像だけでは語れない景色がそこにはある。だから行くしかないのです。
今回は雪の回廊を見たい!逃したら次は1年後になってしまう。じゃあいつ行くか?今でs(ry
と思って4月下旬に焦点を合わせましたが、こんなの夏も緑豊かで良いに違いないし、紅葉の時期も良いに違いない……!また行こ。
距離:80km
獲得標高:1,247m(草津温泉から登ったらこれぐらいでした)
ルートなどの詳細はコチラをどうぞ。
前編の記事「草津温泉~迷いライド編」はこちら。
▶渋峠〜草津温泉ライド! 通行止めにブチ当たったりして、どうにかこうにか草津温泉に前泊編【連載1/2】
記事内の写真
カメラ:Canon EOS 70D
レンズ:SIGUMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(レビュー記事)