通販サイトでフレームセットを購入するときの注意点まとめ。組み立ての難しさや防犯登録など
海外通販サイトでフレームセットを購入しました。ひゃっほーう!新しいフレームを手に入れたぞ!
……と喜びたいところですが、通販はその後が大変です。フレームセットに自分で各パーツを取り付け、走ることができる状態にするまでがね!
今回は色々ありながらも何とか無事に完成車の状態まで持っていくことができましたけど、懸念点や確認事項、準備項目があったので、そのあたりの体験談ついて過去記事のリンクを含めて当記事にまとめました。
ヘッドセットの取り付けは? ケーブルルーティングは? 防犯登録は必要? などなど、通販でフレームセットを購入する前に確認しておくのが良さそうです。
海外通販サイトからフレームセットが届きました
どでかいダンボールで届いたのは、CINELLI「Vigorelli ROAD」のフレームセット。基本的に街乗り、移動用、いわゆるコミューターバイクとして乗る予定です。
すでに組み立て済みで、詳細はこちらに記載。よろしければどうぞ。
まぁ新フレームの説明はほどほどにしておいて。
ダンボールを開封すると、フレームとフォークは別々に梱包されていました。これを走れる状態に組み立てていく必要があります。もちろんプロショップにお願いする手もありますが(通販で購入したフレームセットを組んでくれるかどうかは事前にしっかり確認を取っておきましょう…)、今回は僕(素人)が自力で組み立ててみました。
フレームセットを自分で組み立てるときの懸念点
単純に組み立て自体が難しい…。以下のような事柄について、組み立て前に確認しておいたほうが良さそうです。
- ヘッドパーツの圧入
- コラムカットが必要
- コンポ取り付け
- BB規格(圧入?ねじ切り?)の確認と取り付け
- シートポスト経の確認
- コラムクランプ経
- 防犯登録はどうするか
ヘッドパーツの圧入について
そもそも圧入って何だよ…!というところからスタートしましたが、何とかヘッドパーツを取付けることができました。初挑戦だとかなり難しいと思うので、事前にやり方などを調べておいたほうがいいです。
さらにプレッシャーアンカーの取り付け方もあらかじめ確認必須。
またフレームセットを購入した場合は、コラムカットも必要になります。フレームセットに付属してるフォークのコラムは超長いですからね。自分でカットするかお店にカットしてもらうか、検討しておきましょう。
詳しくは以下の記事でまとめました。
スモールパーツを知っているか…?
どの箇所にどのスモールパーツを使えばいいのか分かりづらい。ややこしい。
特に今回は「ケーブル周りのスモールパーツ」がややこしかったので、その辺りについて記載しました。
詳しくは以下の記事でまとめました。
コンポーネントの取り付け
初めてだと変速調整が難しいと思います。メーカー(今回はシマノ)のマニュアルを熟読して、セッティングのやり方を学びましょう。
さらにフロントディレイラーに使うバンドアダプタの選択や、BB下のケーブルガイドの位置、ライナー管を使うべき場所、そしてケーブルルーティングなども難しいと思います。
手順をよく脳内シミュレーションして、完成形をイメージしつつ取り掛かるのが良さそうですね。
詳しくは以下の記事でまとめました。
海外サイトで購入したフレームセットの防犯登録について
防犯登録は義務とされています。通販で購入したフレームセットを組み立ててから防犯登録を行うのには、必要書類などがちょっとややこしかったりするので、あらかじめ確認しておくのが良さそうですね。
また”どこで”防犯登録できるか、についても確認しておいたほうがいいです。基本的には自転車ショップで防犯登録してもらうことになると思うのですが、持ち込み自転車の防犯登録を受け付けているかどうかは要確認です。
詳しくは以下の記事でまとめました。
ロードバイクの売却について
新たなロードバイクを手に入れるということは、もしかすると古いロードバイクを手放す…ということでもあるかもしれません。
僕は今回、古いロードバイクを中古販売店に売却しました。売却時の手順や注意点などを記載したので、よろしければどうぞ。
詳しくは以下の記事でまとめました。
実際、フレームセットから組み立ててみてどうだった?
フレームセットから組み立てみることで得られることは多かったです。
まずロードバイクの構造への理解が深まりました。シンプルな作りのようで、そうでもないのがロードバイクという乗り物。実際に組み立ててみると、細かなところまでよく考えられた乗り物であることがよくわかります。自分が知らないパーツがたくさんあることを知ることもできました。完成車に乗っているだけでは気付けないことに気付けたと思います。
自分のロードバイクが出来上がっていくのだ!という感覚も純粋に楽しかったですし、興味深い体験だったのは間違いありません。
でも正直、難しいかったわ…!! 次のロードバイクも(次のロードバイクがあるとすれば。そしてそれはたぶんある)自分で組み立てるか?と聞かれると……、う〜ん、次はショップにお願いしたいですね!(笑) やっぱりすごく大変でした。めっちゃ大変。
それに今回は街乗り用ロードバイクだったのでそれほど高い負荷はかからないハズですし、万が一故障しても家やショップが近いので何とかなる、という算段で組み立てを実施できました。でも地方をロングライドするような乗り方をする場合は、プロにちゃんと整備してもらった自転車に乗りたいです。なので次はショップで購入する気がしますねぇ…。
最後に一応書いておきますが、この記事は海外通販でフレームセットを買って自分で組み立てることを推奨している内容ではないです。まぁこういうやり方もあるにはあるよ、という一例を記載しているだけ。あと自分のログとしての意味合いもあります。
とはいえ、もし自分でロードバイクをフレームセットから組み立てようと思っている人がいれば、何かしら参考になれば幸いです。
フレームセットから組み立てたロードバイクはこちら!