伊豆にある天空の道「西伊豆スカイライン」! 天城越えから河津桜まで獲得標高2000mUP

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セール情報:2024/11/07 更新

行こう行こうと思っていた伊豆に、やっと。初めての伊豆ライド!

伊豆半島といえば起伏が多く、電車網は控えめ。そんなところに初心者ロードバイク乗りが行ってしまったら最後、脚は売り切れスタミナは底をつき、最悪帰ってこれず死。みたいな勝手なイメージがありました。

だからもうちょっと走力がついてから……、なんて慎重な構えを見せていましたがもういいや行きたいもん。

目次

修善寺から西伊豆スカイラインに突入!

行きたいもん!そういうわけで今回のルートは以下。

まだ陽も昇らないうちに家を出発し、8時前に横浜から輪行で到着したのが函南駅(かんなみえき)。読めないですよね〜、かんなみえき。

函南駅の外観

函南駅で下車すると、輪行袋を持ったロードバイク乗りの方々が6,7人ほど。

へーここをスタート地点にする人多いんですね。たしかに電車によっては横浜方面から乗換なしで来れるし、そこまでアクセス悪くないですもんね。

函南駅でロードバイクの輪行を解除

では走り始めませう。まずは修善寺まで。

市街地を少し走れば山々が見えてきます。いつからだろう、山を見るとテンションが上がるようになってしまったのは。

見えてくる伊豆の山々

すぐに修善寺(しゅぜんじ)に到着。

まわりはザ・温泉街という景観。旅館と土産屋が並び、年齢層の高い方々がゆっくり行き交う通り。温泉街には欄干の低い赤い橋がありがちなイメージなのですが、どうしてなんでしょう。

温泉街の赤い欄干の橋

修善寺の階段

修善寺の温泉街を抜けると、だんだんいい雰囲気になってきたー!

山が近くなって坂道が始まり、ひと気がなくなる。そんなシチュエーションに興奮するからこの記事を見ているんですよね?w (=´∀`)人(´∀`=)ナカーマ

修善寺から西伊豆スカイラインに向かう道

唐突にこの日の装備紹介を挟むスタイル。

と言ってもドリンクとツールボトルぐらいです。輪行袋とかはすべて後ろポケットに突っ込む。モンベルの輪行袋、コンパクトで重宝してます。

あと自分の自転車を横から見るたびに毎回思うんですけど、いい加減コラム切りたい。

ANCHORのRNC7と伊豆の風景

さてさて、ここからはじわじわと登坂開始です。

しばらくすると「だるま山高原レストハウス」に到着。ここはスルーできない場所でした。なぜなら……、

だるま山高原レストハウス

富士山!が見えるはずなんだけど雲でめっちゃ隠れてる。

だるま山高原レストハウスから見える富士山

ここでーす、富士山ここでーす!

頂上が雲に覆われていて見えないパターンは多いですけど、逆に頂上だけ見えているのは珍しくない?

頂上だけ見える富士山

天気さえ良ければ富士山絶景スポットなのですが、この日は雲が多い。雲海だと思い込んで脳内補正にかけてみたりしたけども無理がありました。天気だけはどうしようもない。また晴れた日に来ることでしょう。

ちょっと目を横に向ければ駿河湾も見え、ここはほんとうに景色がいい。

だるま山高原レストハウスから見る駿河湾

さて、ここを過ぎて戸田峠を左折すると西伊豆スカイラインは目の前。

西伊豆スカイライン!

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜最高〜!!

西伊豆スカイラインのワインディングロード

絶景でした。

この日はやや曇ってはいましたが、それでもこの景観。これでもし青々とした晴天で緑生い茂る夏だったり、赤黄色に色づく紅葉の秋だったりしたらちょっとどうにかなっていたかもしれません。

西伊豆スカイラインの道路風景

”スカイライン”と名がつく道路は全国各地にあり、その名の通り山の高いところに造られた道。

以前、熊本に自転車旅で行ったときに阿蘇スカイラインを通ったのですが、やはりそちらも絶景でした。全国のスカイライン、積極的にツーリングしたい所存。

西伊豆スカイラインのカーブ

見下ろせば駿河湾。

西伊豆スカイラインから見た駿河湾

そのまま気持ちよく走っていると、いつの間にか西伊豆スカイラインを通過して県道411号線に突入していました。

それにしてもこの辺りは車が少なくて走りやすいですね。

自転車と田舎道

出出出〜〜www懇切丁寧斜度提示奴〜〜www

西伊豆の道の斜度

そんなこんなでほとんど登ってちょっと下ってを繰り返し、風見峠に到着。今回はココを左折して天城峠のほうへ。

西伊豆の風見峠

静岡県道411号線

あまぎぃ〜〜〜ごぉお〜ええぇぇぇぇ〜〜

しかし西伊豆スカイラインを経て県道411号線を通過したころに思ったのですが、コンビニはおろか自販機すらマジでなくない……?

この日は3月上旬だったので手持ちの水分と補給食でどうにでもなりましたが、これが夏だったらと思うと……、水分補給ガマン大会かな?(自販機ぐらいはどこかにあったかもしれません…見落としているだけで…)

県道411号線を下りきり、田舎らしい民家が点在する山のふもとを抜けて天城峠のほうへ。

天城峠に向かう道すがら

おいおいこのテニスコート……ゾンビの襲撃でもあったんか……

荒れ果てたテニスコート

そんなザ・田舎の道をゆるやかな上り下りとともにぬけると、いよいよ天城越えのニオイがしてきます。

道路の側面に「美人多し気をつけよう天城越え」。

なんとこれ、ググってみると伊豆市観光情報によれば苔で描かれた苔アートだそうです。美人に見惚れてよそ見すんなよ!ってことですね。

美人多し気をつけよう天城越えの苔アート

ちょっと売店に寄りまして。

こちら「わさびソフト」。わさびの名産地である伊豆のご当地ソフトクリームです。

どうやらわさびソフトでググってみると、⇓のように薄緑色でわさびが練り込まれているタイプと、普通のソフトクリームにわさびをまんま添えたものの2タイプがある模様。

伊豆のわさびソフト

な、なるほど〜〜、、

ソフトクリームの甘さの中に鼻にツンと来そうで来ない程度のわさび特有の風味がある…確かにこの中にわさびが…いる……。

ちなみに伊豆の踊り子像も寄った売店近くにありました。ここは「浄蓮の滝」の入口でもあるようで、気になる方はぜひ。

伊豆の踊り子像

そのままちょっと進むと、道の駅「天城越え」

さっき売店に寄ってわさびソフトを食ったばっかりですが、せっかくなのでこちらにも寄ることに。

道の駅「天城越え」

いらっしゃいました。当然いらっしゃいました。

もはやここのボスみたいな風格。

石川さゆりさんの天城越えのポスター

そして天城トンネルへ。

あ、こちらは新天城トンネルになります。少し道をそれたところには旧天城トンネルがあり、そちらのほうが昔ながらの石積みのアーチを描いていて雰囲気あるっぽいですね。でも新しいほうを通ってしまった……。

新天城トンネル

数々の小説に登場し、歴史上においても交通の要所として重要な役割を果たしてきた旧天城トンネル。非常にゆうめいなしんれいすぽっとでもあるそうです。

天城トンネルを抜けたあとは長い下り。

下っていると突如現れる、目が回るような環状の橋。あとからググってみると「河津七滝ループ橋」というそうです。すごい道だ。下りたーのしー!(ただし無風時に限る)

河津七滝ループ橋

伊豆河津桜まつり

そんな道を抜けると、河津桜で有名な河津町は目の前。

チラホラと桜が見えてきて、無性にテンションが上がります。わーお……。

伊豆河津町の桜

あと道に沿って流れている河津川、キレイすぎなんですけど……!

河津川

どうやらアマゴ(サツキマス)やアユが釣れる模様。

フライフィッシングしている釣り人がチラホラいました。また天然アユの遡上が多いことでも有名とのこと(Wikipedia参照)。

河津川と釣り人

そして河津桜へ。

……来たのだけれど、この日は3月上旬。河津桜の見頃は2月上旬から3月上旬までとのころ。結構散っていました。微妙に……遅かったか……!

でも桜の根本に咲いていた菜の花の黄色のラインは見事。

河津桜の撮影スポット

満開ならココが桜のトンネルになるハズ……!

河津桜のトンネルと自転車

ですが半分以上散っていましたね。

散ってしまった河津桜

とはいえ、十分すぎる桜並木と、

河津桜の並木

ステーキ串を堪能\(^o^)/

河津桜まつり開催中だったので、露店がそこらじゅうにあります。この祭り、2017年は2月10日~3月10日まででした。僕が訪れたときはもう終わりかけということで、食い物飲み物が半額とかになっていたり。

河津桜まつりの露店

来るのが少し遅かったものの、3月に桜が見れたので満足すぎる。

あとは河津町から海沿いを北上して熱海あたりまで行き、輪行で帰宅予定。それにしても海沿いの夕暮れライドはいいぞ……!最高です。

伊豆半島の海沿いと夕暮れ

で、伊豆半島ならではのアップダウンが続く海沿いを調子よく走っていたわけですが、ふと左の靴に違和感をおぼえて自転車を降りてみると、クリートがガッタガタ

ネジが緩んできていました。走行中にクリートが外れたら危ないので、残念ですが最寄りの駅から輪行で帰宅することに。ライド前の増し締め、大事ですな……。今回の件から得るべき教訓。

ビンディングシューズのクリート部分

(あ、ちなみにビンディングペダルをSPEEDPLAYに変えたからあとでレビュー記事書こう……。個人的にはめっちゃいいんですけどコレ!)

※スピードプレイのレビュー記事を追記
ビンディングペダル「スピードプレイ(SPEEDPLAY)」レビュー。着脱が超ラクで使いやすいぞコレは…!

すぐ近くの「伊豆高原駅」から輪行で帰宅です。おつかれ!

伊豆高原駅

ルート・距離などまとめ

距離:111km
獲得標高:2,186m

初めて獲得標高2,000m超えした……!伊豆半島の起伏、さすがである。もしかしたら今回のルート、伊豆ライド入門としてちょうどいい感じだったかも。

西伊豆スカイライン天城越え河津桜ライド記録

記事内の写真
カメラ:Canon EOS 70D
レンズ:SIGUMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSMレビュー記事



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