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福島の「浄土平」ヒルクライム! 磐梯吾妻スカイラインを通り、荒涼とした山岳地帯へ
東京から約2時間。福島にこんな素晴らしい場所があったとは……!
福島県の「浄土平」。絶景ヒルクライムスポットの代名詞とも言える乗鞍岳や渋峠とはまた一味違う荒涼とした山岳地帯が広がり、そこを通るワインディングロードも見事。
アクセスが良く、例えば東京から始発輪行で福島駅に着いたら、お昼には浄土平に到着できそうな距離感です。一泊二日の自転車旅なんかにもちょうど良さそう。
それに9月終わり〜10月は紅葉も見頃みたいですし、コレ行かない理由がない。
今回のサイクリングルート
福島駅から浄土平ビジターセンターまで登り、猪苗代湖に下って郡山駅から新幹線で帰宅。日帰りライド。
距離:118km
獲得標高:1,847m
浄土平の標高は1,600m。日本一高い公開天文台がある場所としても有名かもしれませんね。
初めての福島、絶景の浄土平
2017年9月30日(土)。朝5時。家を出たらまだ暗く、肌寒い。すっかり秋めいてきました。
横浜駅で5時半の電車に乗り込み、新幹線に乗り換えるため東京駅へ。輪行!輪行!
東京駅6時20分発の新幹線で、8時20分頃に福島駅着。初めて来ました福島!
コンビニで水や補給食を確保したところでスタート。最近、補給食が少なくて困ることが多いので、ちょっと多めに買っときました。
県道70号線を道なりに進むと、すぐに山が。天気もいいし、今日の浄土平は期待できそうです!
福島駅から5〜6kmも走れば、ヒルクライム区間のスタート。ほんと山が近い。
斜度は10%前後と、そこそこの坂が続いた印象です。焦らず淡々と登るのみ。
ここで浄土平に行ったついでに温泉に入れますよっという重大情報をお伝えしておきますね。
そのまま進むと「高湯温泉」という温泉地があります。硫黄の匂いがものすごい。日帰り入浴なんかもあるっぽいですよ。ライド後は温泉に入ってゆっくりする休日、いいと思います。
そこ過ぎると、「磐梯吾妻スカイライン」に突入!
読み方は、(ばんだいあずまスカイライン)です。ホントこれ読めなかった。特に磐梯(ばんだい)が読めない……。
標高1,000mを超えたあたりから風が冷たくなり、汗がひいてきました。
この日は9月末。長袖のモンベルジオラインインナーとロングタイツで来たのですが、正直、朝走り始めたときは「あっつ」って言いながら腕まくりしていました。が、さすがに標高1,000m超えてくると寒いです。この服装で正解でした。これからどんどん寒くなるので、ほんと防寒着忘れずに……!
そして次に見えてくるのが、「不動沢橋」!
「つばくろ谷」という谷に架けられた、景観バツグンの橋です。
とんでもない所に架けたな、という感じの橋。全長170m、高さ84mですって。
紅葉の時期は、色づいた木々と鉄橋がめちゃくちゃ絵になるみたいです。ちょっと早かったかー!見頃は10月中旬ぐらい?有名スポットなので車もたくさん通るらしく、行く人はお気をつけて。
気付けばかなりの標高。そろそろ高い木が少なくなってきました。森林限界が近いぞ、テンション上がる……!(喜)
登れば登るほど、紅葉の兆しが見られるのも面白いですね。ちょっとずつ赤が増えてきました。
不動沢橋から先は森林限界が近いこともあって、眺望が素晴らしいです。
しかし、これでもまだまだ序所なのですよ……。本当の絶景はここからだ!
森林限界を超えた荒涼とした世界!浄土平!
カーブを曲がると……、ぬあああぁぁぁぁーー!!
荒涼とした世界に一変する!
山肌がモロに出ているこの感じ。伝わる人にだけ伝わってw
まだ終わらんよ……。山に囲まれた牧歌的な風景の中に伸びる道。
ここを通ります。
山岳ステージ風。
そういえば写真ではまったく伝わらないのですが、この日はありえないほど強風でした。
思いっきりハンドルを取られる、というか下手したら前輪がちょっと浮くぐらいの強風が突発的にゴワッ!!!って感じで吹いてきます。ちょっと自転車降りて歩きましたね。しかもこれが向かい風なので、前に進める気がしません。
途中で出会ったロードバイク乗りの人とも「今日風ヤバイですね!!(マジで風が強いのでお互い大声)」なんて言ったりしながら登っていました。
磐梯吾妻スカイラインからの浄土平、素晴らしいです。絶景パラメータがカンストする勢い。
吾妻小富士を登山しよう(ビンディングシューズで)
絶景区間を登り終えると辿り着くのが「浄土平ビジターセンター」。
食堂とか土産屋とかがあるところです。駐車場があるので車やバイク、バスで来る人も多いですね。
お約束の写真。
で、この目の前のあるのが「吾妻小富士」という山。標高1,707m。
階段をテクテク登れば頂上までスグです。が、ロードバイクに乗ってきた人はたぶんビンディングシューズを履いてますよね。この靴で登るのはさすがにキツイ。
でもココまで来たからには登りたいじゃないですか?せっかくだし登りたいですよね。天気もいいし、高いところに行きたいですよね。登りました。
頂上、10分ぐらいで到着!
吾妻小富士の頂上には、すり鉢状にくぼんだ火口がありました。火口といってもマグマが煮えたぎってるようなところじゃなくて、クレーターのよう凹んだ地面が顔を覗かせています。
柵はありません。一応ココから先には行くなよどうなっても知らんぞ的なロープが1本ふわっと張られているだけ。当たり前ですが火口には降りられません。
この火口は約1時間ほどでぐるっと1周できるとのこと。
ビンディングシューズだったので、さすがに1時間も歩くのはやめときました……。スニーカー持ってきて歩いても良かったかもしれないですね。
あと写真ではまったく伝わらないのですが、ココもめっちゃ強風でしたw
猪苗代湖に降りて帰宅!
というわけで、あとは猪苗代湖のほうへ降って郡山駅から帰宅する予定。
紅葉も、もうすぐ本格的なシーズンを迎えそうです。紅葉の状況は、この浄土平・吾妻山スタッフブログがわかりやすそうですよ。
▶浄土平・吾妻山 :: スタッフブログ || 自然公園財団
すっかり秋です。
猪苗代湖。水辺が遠いww 日本で4番目に広い湖ですね。
Q:日本で1〜3番目に広い湖は?
A:
1.琵琶湖
2.霞ヶ浦
3.サロマ湖
4.猪苗代湖
突然の大雨!www
斜めがけしていた一眼レフをサドルバッグにIN! 以前、長野県は霧ヶ峰高原を大雨の中走ったとき、一眼レフが濡れすぎて動かなくなるという心臓に悪いトラブルがあったので、もうこの日は雨が降ってきたと見るやいなや秒速でサドルバッグに収納しました。
▶大雨のビーナスラインで「濃霧の霧ヶ峰高原ライド」へ。あと立石公園からの諏訪湖がいい眺め: 蓼科~霧ヶ峰~諏訪湖【連載2/2】
本降りのなか、一目散に郡山駅へ〜!
この日は日帰りの予定だったのですけど、肌寒い秋の夜にこれだけ雨に降られたら、温泉にでも浸かって温まらないと風邪ひいちゃうじゃないかな〜こりゃ仕方ないから温泉宿に一泊しないといけないかな〜仕方ないなグヘヘ〜
って考えながら走ってたら雨やんで、郡山駅に着く頃にはびしょ濡れだったウェアも乾いていました。サイクルウェアの速乾性、優秀すぎでしょ。
東京駅〜福島駅なら新幹線で約2時間。意外と近い!(と思う)
福島県の「浄土平」、素晴らしいところでした。
距離やルートなど
距離:118km
獲得標高:1,847m
記事内の写真
カメラ:Canon EOS 70D
レンズ:SIGUMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM(レビュー記事)
【関連】登りたい山々。