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その名に恥じない美しい高原「美ヶ原高原」へ。激坂アザレアライン〜ビーナスラインを通るヒルクライム
ロードバイクで美ヶ原高原に行ってきました。
数年前、美ヶ原美術館には寄ったことがあるのですが、なぜか美ヶ原高原のほうは素通りしておりまして(時間がなかったんです…。詳細は美ヶ原の突発ナイトライドにて)。
美ヶ原高原は今回が初訪問。砂利道の先にある広大な天空の高原でした。
▼美ヶ原ライドのYouTube動画もあります。
今回のルート:松本駅〜美ヶ原高原
途中でGARMINのバッテリーが切れてしまったけど、大まかにアザレアラインからビーナスラインに入り、美ヶ原に向かいました。
JR篠ノ井線「姨捨駅」の景色がすごい
前回、毛無峠と渋峠をロードバイクで走って長野駅周辺の快活クラブ鍵付完全個室に宿泊しました。
その後マンガ読んだりしてゆっくり休み(休みすぎた)、長野駅から松本駅まで輪行で移動。よく知らなかったのですが、長野→松本間ってJR篠ノ井線で1時間20分ぐらいで行けるんですね(運賃1,170円)。
つまり長野駅から毛無峠や渋峠、戸隠、野尻湖、草津温泉などを走ったあと、松本駅に移動すれば美ヶ原や霧ヶ峰、高ボッチ高原、乗鞍などにもアクセスできると! うまく使うと旅程が広がりそう。
その長野→松本間にある「姨捨(おばすて)駅」の景色がめちゃくちゃ良かったので、ちょっと載せておきます。
姨捨駅は日本三大車窓のひとつらしく(というか”日本三大車窓”があることをこのとき知った)、1人で電車に乗っているにも関わらず、思わず感嘆の声を漏らしてしまいそうになる景色が広がります。
姨捨駅には数分間停車するみたいで、駅のホームに降りて景色を眺めたり写真を撮ったりできる時間があるのが嬉しい。
また姨捨駅はスイッチバックで停車する珍しい駅でした。本線上で電車が停車し、線路を切り替えてからバックすることで支線にある姨捨駅に進入。電車にはあまり興味のなかった僕でも、これはちょっと興奮しました。
場所はここ。
美ヶ原高原に行く!
そんなわけで毛無峠と渋峠を走ったあと快活クラブに泊まり、そこから松本駅に移動して一泊。(ん?一泊?そうですね勘がいい人は気付いてしまったかもしれませんが、わざわざ長野県を訪れておきながら快活クラブでマンガ読んで1時間ほど輪行移動しただけで終わった空白の1日が存在していますね。そんな旅があってもいい、うん)
翌日。美ヶ原高原を目指します。
松本駅から美ヶ原高原までの距離は約31km、獲得標高は1,600mぐらい。
松本市街を抜けると、すぐに目の前が山。さすが長野県といった感じ。行く先の山が見えると楽しくなってくる。
今回、以下のようなルートで美ヶ原に向かいました。
とりあえず県道223号線のこの矢印あたりから桜清水オートキャンプ場あたりまで、坂がえぐいことになっています。好き嫌いが大きくわかれる激坂だと思います笑
勾配15〜20%ぐらいで凹みのある坂がずっと続きました。
勾配20%なんて日常。せめて景色がよかったらいいのですが、周りは木に囲まれていて眺望はほとんどなく、ただキツいだけの坂がそこにはあった……。
僕はもうお腹いっぱいですが、好き嫌いがわかれる激坂ですね!
ちょうどダウンヒルしてくるロードバイク乗りの方とすれ違ったのですが、凹みのある下り坂に差し掛かるあたりで「あ゛あ゛あ゛ぁ゛!」って言いながら停車していました。なるなる、そうなる〜。この道のダウンヒルは大変だわ……。
「アザレアライン」から「ビーナスライン」へ
続く「アザレアライン」は初めて通りましたが、これがまたなかなかキツい。ただ眺めが良かったり牛がいたりして、さっきの坂とりは少し救いがあるかもしれません。
それにしてもアザレアライン、ビーナスラインと、長野県の道路のネーミングセンス良いと思います(ほかにバードライン、アートラインとかある)
そして扉峠からビーナスラインに入る! 扉峠、久しぶり! なんだかこの標識を見たらビーナスラインに来た実感が湧いてきました。
この扉峠から美ヶ原までの道は登りだけでなく下りもほどほどにあり、ああ帰りはロードバイクに座ってダウンヒルしてればいいだけじゃないんだな……絶妙に登らされるんだな……。いっそのこと行きは登りだけ、帰りは下りだけだと気持ち的にはラクだったりするけど!まあ仕方ありません。
ビーナスラインの登りも大概キツい気がしますが、やはり景色がいいとちょっと力が出るような気がします。それにさすがシルバーウィークの4連休いうべきでしょうか、車とバイクが多めでみんな連休ツーリング楽しそう。
美ヶ原高原!
美術館のほうには行ったことあったけど、「王ヶ頭・美しの塔・山本小屋」と書かれているほうには初めて向かいます。初めての道はわくわくする。
どんな景色が見られるのかと期待しながら走っていると、さっきの標識から一瞬で「和田峠農の駅」に着いてしまいました。あの標識から美ヶ原高原までこんなに近かったのか! あの標識のところは何度か通ってるし、すぐ寄れたやん!
「和田峠農の駅」から先はずっと砂利道。一応SPDシューズで来て良かったかも。ガシガシ歩いていきます。
馬(ポニー?)
高原の牛たち。
美しの塔。
美ヶ原高原は見渡す限り草原で、美ヶ原の名に恥じない素晴らしい景色が広がっていました。
ガスっていてこれなのだから、澄んだ青空だったらどれほどのものなのか、とつい思ってしまう。北アルプスや富士山が見える晴れの日だったら……再び美ヶ原を訪れる理由が出来てしまったかもしれませんというかまた来ます。
美ヶ原高原は思ったより広かったので、いろいろ見ようと思ったら滞在時間は多めに見積もっておいたほうが楽しめるかもしれません。
今回は地図上の「塩くれ場」という場所で引き返しました。もし王ヶ頭ホテルまで自転車を押して砂利道を往復しようと思っているなら、1〜2時間ぐらいは欲しい気がするような? いずれにせよ美ヶ原は結構広い。
終わり
美ヶ原をあとにし、再びスタート地点の松本駅まで戻って帰ります。スタート地点に戻るなら駅のコインロッカーに荷物を放り込んでおけば身軽になれて良かったのでは?ということに今ここで気付いてしまった自転車乗りの気持ちを30文字以内で答えなさい。
もうコスモスが咲いていて驚きました。秋かあ。
このシルバーウィーク4連休のうち3日間を長野県で過ごしました。須坂駅から毛無峠と渋峠に行き、その後松本駅に移動して美ヶ原に登るという、なかなか贅沢で美味しいとこ取りのライド。充実度の高い日々になりました。
距離やルート、装備など
途中でGARMINのバッテリーが切れてしまいました(充電し忘れ)。
距離:29.57km
獲得標高:1,513m
今日の自転車
「ANCHOR RNC7」in美ヶ原
▶納車から2年経過のメモ。「ANCHOR RNC7 EQUIPE」というロードバイクについて
装備など
・サドルバッグ…FAIRWEATHER(レビュー)
・フレームバッグ…APIDURA
ウェア(時期は2020年9月20日)
・半袖ジャージ
・ビブショーツ…Raphaカーゴビブショーツ(レビュー)
・ウィンドブレイカー
・アームウォーマー/レッグウォーマーを持参(レビュー)
・靴…Empire VR90(レビュー)
記事内の写真
カメラ:Canon EOS 70D
レンズ:EF24-105mm F4L IS II USM(レビュー)
アクションカメラ:GoPro MAX(レビュー)
【関連】▶数年前の美ヶ原ライドの記事も。