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- 2024/12/02(月)9:59まで
神戸港〜小豆島へ! フェリーとロードバイクで行く、夏の小豆島ライド【連載1/3】
夏はフェリーで島に行こう。行きたいですよね、というわけで、ロードバイクで夏の小豆島を走ってきました。
小豆島は関東からでもアクセスしやすい気がするし、瀬戸内海ならではの海の雰囲気、多島美、フェリーの移動も満喫できる。
天気のいい日を狙って訪れた甲斐がありました。
▼YouTube動画もあります。
今回のルート
小豆島は一周しなかったので、だいたいこんな感じ。
神戸〜小豆島を結ぶジャンボフェリーに乗船
平日、水曜夜9時に新幹線輪行で、新横浜から新神戸へ。
新神戸駅で輪行を解除、少し走れば神戸三宮フェリーターミナルまですぐ!
実は神戸市出身のどうも僕です(今は関東在住)。地元やん。神戸体操とかいう謎の体操はまだ健在? 新神戸駅から神戸港への道のりも、地図を見なくても大体わかります。ただ地元と言いながら、ジャンボフェリーに乗るのは初めて。
神戸港と小豆島を結ぶジャンボフェリー。平日は1日3便、土日祝は1日4便ほど運行。朝便と昼便は神戸〜小豆島の直通便なので、乗船時間は3時間20分ぐらい。しかし今回乗船した深夜1時発の夜行便は、神戸港〜高松〜小豆島というように、先に高松に行ってから折り返してくる航路なので、乗船時間は6時間半ぐらい。
それにしても夜行便って響きが旅情感あっていいですね。受付でさっそくチケットを購入。
小豆島行きの案内カードを自転車に引っ掛ける。
自転車は車の横に並び、乗船まで一緒に待機。
深夜1時ちょっと前に乗船! このフェリーの顔。
前輪はタイヤスタンドに入れ、後輪はタイヤストッパーで固定する駐輪方法。
前輪ホイールに傷がつかないよう、タイヤスタンドには柔らかい布がかけられていました。なんてありがたい気配り。
フェリーに乗船したら、やることは決まっています。探検するぞ。
ややレトロな雰囲気の船内。
フェリーにはゲームコーナーを設置しないといけない決まりでもあるのかい。
クレーンゲームの景品は時代に合わせて鬼滅の刃などに入れ替えられていましたが、アーケードゲームはそうもいかないのでしょう。1997年頃に稼働したっぽいゲームがそのまま。いや尖ったゲームだな……。
自販機やたらおいしそう。
すぐ甲板に出てしまう。
神戸大橋。
このオペラハウスみたいなのは神戸の海洋博物館。
ひと通り探索が済んだので就寝。もう深夜なのでね。
これ以上ないぐらい文字通りの雑魚寝です。靴を抜いて上がってください的なフリースペースがいくつか用意され、おのおの好きな場所で寝る。寝床の確保は早いもの勝ち。こういうのでいいんだよこういうので。
水曜の深夜ということで、乗客は少なめだった様子。スペース的にはゆとりがありました。(別途料金で個室もあるようです)
枕や掛け布団の貸し出しはなし。圧縮袋に入れた衣類を枕にして、目隠しに蒸気でホットアイマスクを持ってきました。このアイマスクは使い捨てなので荷物にならないし、温かくてリラックスでき、もちろん光も遮断してくれます。こういう雑魚寝みたいなときに特に活躍する素晴らしいアイテム。
フェリーのエンジン音がむしろ心地よく、揺れもまったく気になりません。これは朝までぐっすり眠れるなと思っていたのですが……。
快眠とはいかず。夏のジャンボフェリー、個人的には冷房が効き過ぎているぐらいで寒かった……。夏なのに寒かったの僕だけかな……?(7月28日乗船)
体感温度は人それぞれだけど、寝袋やエマージェンシーシートが欲しいと思ったぐらい寒かったです。せめて羽織るものでも持参したほうがいいかもしれません。3回ぐらい寝場所を移動したのですが、それでも寒いなんて……。今回は半袖短パンで羽織るものは何も持っていなかったため、体を丸めて寝ていました。
いやぁ、会社の冷房が寒いからといって温度を上げるぐらいなら何か着ろ論争、個人的にも温度を上げずに何か着てくださいよお願いしますよ派なのですが、まさか自分がクーラーの温度を上げてほしいと思う日が来るなんて思わなかった笑
正直、寒さが原因であまり寝られなかったことを書いておきます。ここで寝不足になったことと、夏の小豆島の暑さが重なり、熱中症を懸念して小豆島一周は諦めました。ひとりで島旅して熱中症なんて絶対避けたいので……。
一周しない代わりに、海を見ながらぶらぶらして写真と動画を撮ってゆったりしていました。まぁそれはそれで良いものです。良いどころかそういうスタイルのほうが好みかもしれない。
小豆島に上陸!
海上で向かえる朝。窓から差し込む光で目を覚ます。
天気いい! 島がいっぱい見える!
30分遅れの午前8時にフェリー着岸。
小豆島、上陸!
今回の装備はこんな感じ。
暑いので少し迷いましたが、950mlのデカボトル1本体制。それでも暑すぎたら、Raphaのカーゴビブショーツは背中にポケットが付いているんですけど、そこにコンビニの冷凍ペットボトルを突っ込んで体を冷やしつつ、中身を溶かしつつ走るつもり。ジャージのバックポケットよりも揺れず安定感があり、冷気が体にダイレクトに伝わるのが良さ気。
そしてツールボトルをダウンチューブ側に持ってくることで、僕のような身長165cmの人が乗る小さめのフレームサイズでも、各ボトルがフレームバッグと干渉しないところが気に入っています。厳密にはツールボトルとフレームバッグがちょっと触れる程度に干渉していますけど、個人的には許容範囲かな。
久しぶりに見る瀬戸内海の色だ。やはり夏は瀬戸内海に行きたい。夏以外も行きたい。
小豆島は香川県。四国らしく、しまなみ海道にもあるこの青いラインがところどころに引かれています。
これぐらいの小さな波止場?がいたるところにあって、思わず寄ってしまう。
小豆島一周について
香川県観光協会のうどん県旅ネットによると、小豆島一周のモデルコースは距離82.4km、獲得標高1,000m以上。
ただしこのモデルコースは、小豆島の中央南端に突き出た「三都半島(みとはんとう)」は含んでいません。三都半島を含めると距離は約100km。今回はこの三都半島を含めた100kmのフルコースを走るつもりだったのですが……
ここが三都半島
上述したように、フェリー夜行便での寝不足の影響があったようで。めまいや吐き気などの症状はないけど、
- 日陰のベンチに座って休憩していたら、自分でも気づかないうちに30分ぐらい寝てた。「は!?今寝てた?」ってなるやつ
- 12時過ぎになってもあまり食欲がない
といった絶妙な違和感。いつもとちょっと違う気がする。小豆島に着いたことでテンション上がってアドレナリンが出てるんだろうけど、やっぱり寝不足かな。というか多くの人の熱中症、紐解いていけば実は寝不足が大きな要因なのでは?と勝手に思っています知らんけど。
結果的にこの1日目より、宿で爆睡して迎えた2日目のほうが明らかに体調が良くて元気でした笑
違和感を覚える前に三都半島は走りきりました。アップダウンとブラインドカーブ多め、道も狭めなので、観光目的のサイクリングモデルコースからは外れるよなぁ……といった印象。だけどもちろん景色は最高で楽しいので、走ってよかったです。
お昼に食べた梅かつおそうめん。あまり食欲ないけど、つるっといけそうなのでとりあえず腹に入れておこう。小豆島は小麦の栽培に適した気候だそうで、そうめん作りが盛んなようです。うどん県ゆずり(?)のコシがしっかりしててノド越しがいいそうめんでした。めちゃくちゃうまい。
海でも眺めてのんびりするか
というわけで小豆島一周はやめて、海を眺める仕事に就きました。
よくよく見てみると、小さな無人島に神社?祠?のようなものがあるのを発見。RPGだったら寄らなくてもクリアできるけど寄るといいアイテムが手に入る祠だ。
道の先に海が見えたら、とりあえず行ってみる。
マルキン醤油の工場。小豆島は醤油の製造が盛んな地域だそうです。道端まで醤油のいい匂いが漂ってきます。
醤油ソフト。確かに醤油風味、なのにおいしい。
一周はしなかったけど、これはこれで小豆島を満喫できて良い1日でした。走っても面白かったと思うけど、走らなくても楽しい。
宿泊した宿はこちら。
個人的にドミトリーは積極的には選ばないのですが、今回は小豆島を一周するつもりだったので、スタート&ゴール地点の坂手港にほど近いこちらに宿泊。オーナーの方が親切で、この日はドミトリーの宿泊者も少なく、ぐっすり眠れました。
明日は中山千枚田を見て、土庄港からフェリーで隣の離島「豊島」に渡る予定!
▼この記事の内容を動画にして、YouTubeに公開しています。
▼つづきはこちら。
走った記録
距離 | 57.44km |
獲得標高 | 618m |
自転車・装備メモ
バッグ類
- フレームバッグ…APIDURA RACING FRAME PACK 2.4L
- トップチューブバッグ…APIDURA TOP TUBE PACK 0.5L
- サドルバッグ…FAIRWEATHER