豊島をロードバイクで散策。小豆島からフェリーで渡れる離島に泊まってきた【連載3/3】
〜前回のあらすじ〜
青々とした棚田が美しかった!
▶小豆島の中山千枚田〜フェリーで豊島へ。ロードバイクで巡る棚田と神社【連載2/3】
一周約12km、面積14.5平方km、人口約760人ほどの「豊島(てしま)」。
大まかな旅程を組んでいるとき、せっかく瀬戸内海まで行ったのに小豆島だけで帰るのはなんだかもったいないな〜と思ってGoogleマップを見ていると、隣にあったのが豊島。いろんな島をのんびり訪問したいし、小豆島からのアクセスも良かったので訪れてみました。
豊島の朝を散策
一応、豊島の場所はこちら。小豆島と直島と高松にからほど近いところにあります。
豊島に一泊して迎えた朝。穏やかすぎる……
宿泊した宿の庭に、自転車を一晩置かせてもらっていました。サドルバッグとボトルは外して泊まった部屋へ。
宿から徒歩30秒で港。
暑いけど潮の匂いが交じる風が気持ちいい季節。
とりあえず朝の路地裏と港を、徒歩で散歩してみる。その地域ならではのリアルな生活が垣間見えるような気がする路地裏散策。
ひとっこひとりいない……。第一村人発見できず。みんな朝早そう。
営業していたタバコ屋兼雑貨屋的なお店。
唐櫃港から上陸したけど、ちょっと走って家浦港近くの宿に宿泊しました。帰りはこの家浦港から宇野(岡山県)にフェリーで渡る予定。
豊島一周は約12km。ロードバイクに乗っている人なら”たった12km”という距離感かと思います。最終的にはいろいろ寄り道して、走った距離は20kmぐらいでした。
完全に田舎の夏休み……
気になった神社があったら入るタイプです。
海が見えそうなときはとりあえず行ってみるタイプです。
グラベルに遭遇したら突っ込むかちょっと迷ってしまう……
唐櫃の清水
まるで古代遺跡かのような水場「唐櫃の清水(からとのしみず)」。
小さな島は生活用水の確保が難しいことが少なくないようですが、豊島は標高340mの「壇山」によってろ過された湧き水が昔から豊富。
農作業中の住民の方々が、水を飲んだり休憩したり弁当食べたり、今でも現役で使われている場所でした。
住民の方が少なくなったタイミングで、ちょっと水をいただきました。
結構な勢いでドバドバ出てます。ボトルに入れて飲みましたが普通においしい。
海に飛び込む下り坂
勝手に「海に飛び込む下り坂」なんて見出しを付けましたが、実際はGoogleマップにも特に記載がない、名もなき普通の下り坂。豊島美術館のすぐ近くです。
詳しくは知らないけど、いわゆるインスタ映えスポットとして人気とか何とか。豊島には電動自転車や原付きのレンタルがあり、それに乗って島をまわっている人もちらほら見かけました。そしてみんなここで写真を撮っていく。
カメラの望遠で切り取ってはいるけど、平坦からいきなり斜度10%の下り坂になるので、実際もこれぐらい道がなくなって海に飛び込んでしまうような視界になるのがおもしろい。
カーブの先は崖なので、スピードを出して下るとジェットコースターに乗ったときみたいに内臓がふわっとする……ような気がするほど。
真正面からの一番映える写真を撮り忘れてしまった……痛恨のミス。いずれにせよここは絶景ですね。
海に面した丁字路とカーブミラーが面白い。
家浦港〜宇野(岡山県)
そんなわけで豊島一周でした。満喫したので帰ります。
昨日は小豆島の土庄港〜豊島の唐櫃港に来たので、本日は豊島の家浦港〜岡山の宇野へと渡ります。なるべく毎回違うルートで移動したい謎のこだわり。
帰る場所によるけど、14時のフェリーが最終便になるかな? あっという間に時間が来てしまった。
今回の旅で3回目のフェリー乗船。
宇野港に到着。あとは岡山駅から新幹線で帰宅しました。
ルートも見どころも満足度の高い旅になりました。小豆島は一周できなかったけど、それはそれで全然あり。むしろゆっくりできて良かった感さえある。やっぱり夏のフェリー旅はいいな……!
▼前回までの記事はこちら。小豆島旅の1日目
▼小豆島旅の2日目
▼小豆島の3日目は、今ご覧になっているこの記事です。
YouTube動画もアップしているので、よろしければどうぞ。
旅の記録
- Day1
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ジャンボフェリー夜行便で神戸港〜小豆島。
- Day2
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小豆島の中山千枚田などを見て、フェリーで土庄港〜豊島の唐櫃港へ。
- Day3
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豊島を一周して、フェリーで家浦港〜宇野港。