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小豆島の中山千枚田〜フェリーで豊島へ。ロードバイクで巡る棚田と神社【連載2/3】
小豆島ライド2日目は、中山千枚田から土庄港へ向かい、フェリーで小豆島の隣島「豊島」にわたるところまで。
17時50分発のフェリーまで、小豆島をぶらぶらしながら島を満喫しました。途中で寄った鹿島明神社、富丘八幡神社も良かったですね。
今回のルート
ちょっとGarminの操作をミスっているけど、大体こんな感じ。
小豆島の中山千枚田に行く
さて、本日も天気がいい。
そういえば前回の記事で、神戸〜小豆島間のジャンボフェリー夜行便が寒すぎて寝不足になり、小豆島一周は見送ったと書いた件について、ちょっとだけ続きを。
2日目はぐっすり寝たおかげか、1日目よりも明らかに体調がいい。なんというか力が入るし、お腹もしっかり減ってご飯がおいしい(笑)。やはり1日目は自覚しづらいレベルでちょっと不調だったことを改めて実感。無理して小豆島を一周しなくて正解だったかもしれません。睡眠はすべてを解消し睡眠不足はすべてを狂わすちゃんと寝ろ睡眠の重要性!
そんなわけで2日目、小豆島の内陸側に向けて登っていくと、「中山千枚田」に到着。素晴らしい景色が拝めます。
標高約150〜250mにかけて、約800枚の田が連なる中山千枚田。
7月上旬には、約300年前から伝わる伝統行事「中山虫送り」が行われるそうです。夜に松明をかざしながらあぜ道を歩き、害虫を退治して豊作を願う。幻想的な風景が見られる行事。
夏の青空と棚田の相性の良さ。
水が張っている5〜6月頃か、青々としている7〜8月頃か。いつ訪れるか悩ましい問題(この写真の訪問日は7月29日)。良いタイミングで訪問できました。素晴らしい棚田でした。
中山千枚田の場所はこちら。Googleマップの行ってみたいリストに保存するときに使ってください。
こまめ食堂で昼食
ちょうど中山千枚田のすぐ目の前にある「こまめ食堂」で昼食にしました。
昭和初期の精米所だったという建物は、外観も内装もどこか懐かしい雰囲気を残したまま。
どうやらとても人気の食堂らしく、11時オープンと同時に人がどんどん集まってきました。食べたい人は早めに到着して、お店の人に名前を伝えておいたほうが良さそうです。もしくは電話で予約しておいてもいいかもしれません。ちょっとした行列ができていました。
今回は「そうめんセット」を注文。小豆島の小麦で作ったそうめん・棚田の米を使ったおにぎり・野菜がごろごろ入っているかき揚げ・小さな鯛まるごと1匹の天ぷら。最高にうまい……!ボリュームも大満足。行列も納得です。
中山千枚田を堪能したので、土庄港のほうまで下ります。
エンジェルロード
なんかSNSで見たことある気がしてしまう、小豆島の定番観光スポット「エンジェルロード」。
引き潮のときだけ道が現れ、向こうの島まで渡れます。適当に訪れたら、ちょうど引き潮でいい感じに道ができていました。
波で道が流されず、引き潮のときだけ現れるというのも不思議な現象。
自転車でも寄りやすい場所にありました。今回は遠くから見ただけですが、この先にはキャンプ場があるみたいなので、次は渡ってみたいところ。
エンジェルロードの場所はこちら。
鹿島明神社
小豆島一周ルート上にある「鹿島(かみしま)明神社」に寄りました。
人がほとんどいなくて、静かで落ち着いた雰囲気の小さな神社。
拝殿の周りをぐるっと一周できるようになっています。
拝殿の横に備えられている腰掛け。
鹿島明神社は「からかい上手の高木さん」に出てくる神社ということで、アクセスも良いので寄ってみました。作中の再現度すごいですね。
これは学校帰りに思わず寄ってしまう良い神社だ……。少し高台になっている境内からは海が見えます。
鹿島明神社の場所はこちら。
富丘八幡神社
土庄港のフェリーが来る時間まで、周囲をぶらぶらしているときに偶然見つけたのが「富丘八幡神社」。
なんとも神社には似つかない、要塞のような石垣の上に本殿を構える。
防御的な役割があって作られた城壁のようなものかと思ったら、どうやらそうではないようで。この棚田のような段差は桟敷(さじき)席らしく、祭りのときはみんなでここに座って祭りを見て楽しむのだそうな。なんかほのぼのした。
ちょうど夏祭り用でしょうか、提灯がぶら下がっていました。
鹿島明神社はわかってて寄ったけど、こちらの富丘八幡神社も「からかい上手の高木さん」に出てきたような気がす る……と思って現地で調べてみると、やはりここも舞台になっていました。本当に偶然見つけた神社だったので驚きました。作中でもちょうど夏祭りの時期で提灯がぶら下がっていたと思うので、すごいタイミング。
帰宅後このブログを書いているときに知ったのですが、8月7日に3年ぶりとなる「小豆島まつり」が開催されました。この祭りのための提灯だったみたいですね。
最後の石段。
振り返るとこの絶景。眺めが良すぎる。これだけでも登る価値ありますね。写真の右上には先ほどのエンジェルロードが見えています。
平日、灼熱の午後ということもあってか人が少ない。こんな暑い時間帯に地元の人は登らないか……。
ずっと海が見えているロケーション。
偶然見つけた神社だったけど、ここは登ってみて大正解でした。石段の段数はちょっとわかりませんが、そこそこの段数があるので頑張ってね!
富丘八幡神社の場所はこちら。
土庄港からフェリーで豊島にわたる
そんなわけで小豆島の西側に位置する、土庄港(とのしょうこう)です。このオリーブのモチーフがある港。
フェリーのラッピングが遊び心あっていいですね。
香川県の「うどん」とポケモンの「ヤドン」の響きが似てるってだけで、2018年頃からコラボしてるの知ってる?
小豆島は「からかい上手の高木さん」の舞台ということで、こちらもラッピング。
土庄港から出港する豊島行きのフェリーに乗ります。
豊島と書いて、なんと「てしま」と読むんですね。初見だと「とよしま」か「としま(東京に豊島区がある)」って読んでしまいそう。
小豆島〜豊島〜宇野間を運行する「小豆島豊島フェリーの公式サイト」を貼っておきます。時刻表を確認するときにどうぞ。
フェリーと旅客船(高速船)が運行していて、小豆島〜豊島間の乗船時間は、フェリーだと約30分、旅客船だと約20分。フェリーは自転車をそのまま持ち込めますが、旅客船は輪行袋に入れる必要があるみたいです。
移動したい時刻によっては、旅客船を使うのも手かもしれません。あとフェリーと旅客船は、チケット売り場&発着場所が違うのでご注意を〜
17時50分、フェリー乗船!
豊島には2つの港があり、今回は唐櫃港に行きました。
自転車を輪行袋に入れなくていいのが、フェリー旅のいいところ。本当にラクすぎる。
小豆島の土庄港〜豊島間は、フェリーで30分ほど。東京〜横浜間より近いわ(謎比較)
豊島、上陸!
18時20分、豊島の唐櫃港に上陸! あっという間の船旅。
小豆島の西側4kmほどに位置する小さな島「豊島」。今日はここに宿泊します。
夕暮れの離島、人とも車とも全然すれ違わない。
予約しておいた宿「古宿たかまつ屋」。
店主さんが親切で、とても居心地良かったです。
ただ各部屋はふすま1枚隔てているだけですし、部屋に鍵をかけられない点などは、もしかしたら気になる人もいるかもしれません。個人的には何も問題なく快適でした。
ほかにも豊島は漁師が営んでいる民泊もいくつかあるようなので、探してみるのも面白いかも。
ちょっと散策したくて外へ。ものすごい虫の鳴き声と、かすかに聞こえる波の音があるのみ。
明日は豊島を一周しながら散策して(といっても20kmあるかないかぐらい)、宇野から帰路につく予定。
▼つづきはこちら。
▼この記事の内容を動画にして、YouTubeに公開しています。
▼前回の記事はこちら。
走った記録
距離 | 23.8km |
獲得標高 | 270m |
自転車・装備メモ
バッグ類
- フレームバッグ…APIDURA RACING FRAME PACK 2.4L
- トップチューブバッグ…APIDURA TOP TUBE PACK 0.5L
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