【GW北海道ライド】釧路〜帯広で向かい風デスライド。北海道を合計480km走ったので帰る! 〜連載6/6〜

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セール情報:2024/11/20 更新

〜前回のあらすじ〜

雨なので、美幌から釧路までローカル線の旅!(自転車乗ってない)
【GW北海道ライド】雨でローカル線の旅「美幌〜網走〜釧路」。イクラ丼と釧路の夕日 〜連載5/6〜

北海道ライド6日目にして最終日となる2019年5月8日。

ロードバイクで釧路から帯広に向かっていましたが、あまりに強い向かい風と寒さのため、45km地点でギブアップして輪行で回避した話です。

ここまで北海道を計480km走ることができて大満足。予定を変更して自転車旅を切り上げ、帰路につきます。

目次
筆者情報(タップで開く)

メイン自転車

カメラを背負って写真や動画を撮りながら、1〜4泊ぐらい宿泊する自転車旅が好み。1日の走行距離は約50〜120kmぐらい。

釧路でツールケースを紛失する

釧路のホテルをチェックアウト。輪行状態で持ち込んでいたロードバイクをホテル前で組み立てようとしたとき、異変に気付いた…

あれ?ツールケースがない!!

ロードバイク
ツールケースがない

昨日は雨だったので、美幌〜網走〜釧路まで輪行しました。その間のどこかで落としたらしい…

うわーやってしまいましたね。ツールケースには鍵とパンク修理キットが入っています。今日は釧路〜帯広間の約120kmを走る予定でしたが、パンク修理キットなしで走るのはちょっとリスク高そうですよね。パンクしたらそこで物理的に試合終了ですよ。

釧路の繁華街「末広」
釧路の繁華街、末広でツールケース紛失に気付く

落とした場所は、おそらく美幌〜網走〜釧路間か、もしくは釧路駅からホテルに向うまでの道のどこか。

美幌駅や網走駅で落としていたら、もうどうしようもないので諦めるしかありません。しかし釧路駅からホテルに向うまでの道で落としていたら、もしかすると街路樹の根本にでも放置してあるかもしれない…と一縷の望みに賭けて、目を血走らせながらホテルから釧路駅までの道を確認しました。

……まぁそんな都合よく落ちてないよね。

vittoriaのツールケースに荷詰め
落としたのはビットリアのツールケースです

旅先でこれから走ろうというときにツールケースを紛失してしまった…ショックです。

最後の最後にダメ元で、釧路駅構内というピンポイントで落とした可能性に賭けて、釧路駅の駅員さんにペットボトルぐらいのサイズの落とし物が届けらていないか聞いてみました

駅員さん「該当する落とし物、ありますねぇ…」

あるー!? え、ありますか!?

駅員さん「落とし物の特徴を言ってもらえますか?」

ジッパーで観音開きになるケールの中に白いワイヤー鍵と自転車のチューブと…etcが入っていますと伝えると、奥からツールケースを持ってきてくれました。

ツールケース
\ツールケースあったー!!/

どうやら釧路駅のトイレ付近に落ちていたようで(トイレ行ったわ!)、どなたかが拾って駅員さんに届けてくれたそうです。釧路のご親切な方、ありがとうございます…!!

釧路の奇跡と後世に語り伝えたい。というか僕、ふもとっぱらキャンプ場のときもそうだったけど、旅先で助けられすぎ。どう感謝していいのかわからないぐらい感謝しかないですね…!

ロードバイク旅
ツールケースが戻った自転車

なんとか釧路を出発できた

ツールケースが無事に見つかったので、釧路から帯広に向けて出発。

太平洋を左手に見ながら国道38号線を走ります。

北海道の国道38号線

白糠町(しらぬかちょう)の恋問(こいとい)。独特な地名だ…!

白糠町の看板

海辺の直線道路。夏に走ると気持ちよさそう。

北海道の海辺の直線道路

海岸線にありがちですが、地味にアップダウンがあります。

北海道の海辺の道路
北海道の海辺の道路
北海道の海辺の道路

10連休だったゴールデンウィークがすでに明けてしまっている5月8日。連休明けで憂鬱になりながらも頑張って仕事している人をTwitterで煽ることも忘れていません(鬼畜)

ここまで45kmほど走りました。写真ではまったく伝わりませんが、釧路を出発した直後から向かい風がすごい

下ハンもって耐風姿勢でがんばって走っても20〜25km/hぐらい。キツイし進んでる気がしない!

北海道ライド前半では追い風のおかげでラクできましたが、ここにきて向かい風ですかぁ…。

目的地の帯広までは残り75kmほど。20〜25km/hを維持できれば問題なく到着できそうだけど……さっきから追い打ちのように雨が降ってきたし、今日の気温は10℃近くまで下がって寒いし……もうゴールしてもいいよね…?

直線道路とロードバイク

釧路から帯広に向う国道38号線は道路にそって根室本線が通っているので、エスケープルートには困りません。すぐそこでゴールゲートのような駅舎が僕を温かく迎えてくれます。

音別駅

今日は帯広まで約120km、明日は帯広〜苫小牧まで約200kmを走る予定でしたが……、すでに北海道を480kmほど走った僕は正直お腹いっぱいでした。明日以降の天気は微妙だし、自転車旅も十分楽しんだし、もう帰るか……

乗換アプリで調べみると、現在地の音別駅から苫小牧まで輪行して、そのまま夕方の苫小牧〜大洗フェリーに乗ることができそうです。今日中に北海道をあとにして、明日には家に帰ることができますね。

よし、予定変更して帰ろう! 満足です!

ローカル線で苫小牧へ

というわけでここは根室本線のワンマン列車の中。

車窓から見える北海道の景色を眺めながら苫小牧に向かいます。

北海道の景色
北海道の景色
北海道の景色

「常豊駅(つねとよえき)」。

ここ、鉄道ファンの中では有名な駅だとか。正確には駅ではなく信号所だそうですが、駅名票と駅のようなホームがあり、色々珍しい場所らしいです。列車のなかで会った鉄道ファンのおっちゃんが教えてくれましたw

常豊駅

占冠駅…読み方は「しむかっぷ」駅。絶対読めないやつだ。

占冠駅

乗り換えの列車待ち中。旅が終わる…。

輪行

北海道ライド前半では26℃近い気温だったので半袖ジャージ + アームウォーマーで走ることが多かったですが、今日は10℃近くまで寒くなったため中綿ジャケット着用。念のため冬用ウェア持ってきてよかった。

GWの北海道は寒暖差があるようなので、自転車旅の際はウェア選びが重要になりそうです。

自転車ウェア

靴はGIROのSPD-SLシューズで。シューズカバー等は持参せず。つま先まで寒さを感じるほどではありませんでした。

GIROのシューズ

またな北海道

列車の中で今晩18時45分発の苫小牧〜大洗フェリーを予約。空席さえあれば当日予約でもスマホ1つでOK。ネット予約じゃなくて電話が必要だったけども便利です。

苫小牧駅から自転車で10分ほどで、フェリー乗り場に到着。

苫小牧フェリーターミナル

行きも大洗〜苫小牧間でフェリーを利用したので、もう慣れたもの。

サクッと手続きしてフェリーに乗船。出港!!

フェリーさんふらわあ

フェリーに手を振る人たちが。1人旅なので知り合いはいませんが、僕もノリで手を振っておきました。

フェリー手を振る人

またな北海道。

夕暮れの苫小牧
夕暮れ
夕暮れと月
夕暮れ
フェリーの手すり

ここからフェリーで18時間かけて大洗にたどり着き、大洗から横浜まで輪行で約3時間かけて帰宅。なかなか遠いですね…!

みなさんも北海道に…行くのです…!

こうして幕を閉じたGW北海道ライド。家を出てから帰るまでちょうど1週間の自転車旅、正直なところ楽しいけど疲れたな! 非日常…というほどではないけど、いつもと違うことが1週間続いた頃、なんということでしょう僕は日常が恋しくなってきていました。そろそろ家に帰って日常を過ごしたい、PCカタカタしたり漫画読んだりプライムビデオ見たりしたい。自転車旅のような非日常に長時間浸かっていると逆説的に日常の大切さがわかるのかもしれません、という感じのなんかそれっぽい適当なことを書いて終わります。

なんだかんだでロードバイクで北海道を走るというのは貴重な経験になりました。広大な土地の解放感すごいぞ。信号も車も少ないからロードバイクで走るの超楽しいぞ。飯うまいぞ…!試される大地、行くことができるタイミングがあればぜひに。

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