夏の「ふじあざみライン〜山中湖〜忍野八海」。関東から日帰りでいける標高高めの涼しいライド

梅雨が開けて一気に夏になりました。暑い……! 暑いので関東からでも日帰りでアクセスしやすくて、ちょっと標高の高い場所に行きたい。

というわけで富士山周辺をロードバイクで走ってきました。富士山で行った場所といえばオリンピックのコースになった「三国峠・明神峠ライドレポ」や「富士スバルラインのライドレポ」ぐらいで、まだ行ったことがない場所があります。

今回の主な目的地は以下。

  • 富士山五合目に向かうふじあざみライン(ほんとうに激坂)
  • 山中湖
  • 忍野八海

だいたい標高800〜2,000mぐらいをつなぐルートになり、真夏日でしたが熱中症の心配もなく、わりと快適でした。ふじあざみラインの激坂を除いて、ね!

目次

【ルート】ふじあざみライン〜山中湖〜忍野八海

今回のルート。

御殿場駅から須走(ふじあざみライン)

山中湖

忍野八海

YouTube動画もあります

GoProやミラーレス一眼で撮ってきた動画をアップロードしました!

夏の富士山へ

輪行で目的地へ。朝の静かな先頭車両から見る夏の風景に心躍り、ああ家を出てよかったとほくそ笑む時間。

先頭車両からの景色

というわけでスタート地点。今日は御殿場駅からです。夏の青空だ……!

御殿場駅とロードバイク

この日は2021年7月22日。

東京オリンピック開会式の前日。自転車競技「男子ロードレース」の2日前でもあります。というかもう見ました?知っている道を走るロードレース、めっちゃ面白かったですね。カメラワークも最高すぎた。日本なのに日本じゃないように見える風景が美しかった。

御殿場駅のロードレース横断幕

今日の自転車。

目的地は人里離れてたところでもないため、自販機や売店はそのへんにあるはず、という計算でボトルは1本。

それといつもはフレームバッグだけですが、塩タブレットやカメラのバッテリーなどの小物を入れたくてトップチューブバッグ(ともにApidura)も装着。この2つのほうが、サドルバッグよりも全体的な収まりがいいように感じます(自己満足)。

RNC7

御殿場駅を出た途端に、どどんと見える夏の富士山。

御殿場から見る夏の富士山

気温は28℃でした。時刻は確か朝9時ごろ。暑いけどしっかり気をつけていれば熱中症になるほどでもなく、ほどよくいい感じに普通に暑い。

富士山周辺の夏の気温
夏の富士山

道の駅すばしり(漢字では”須走”)に到着。

ここが「ふじあざみライン」のスタート地点です。入り口はこのすぐ横。

道の駅すばしり

ここでは富士山の美味しい水が飲み放題。

喉を潤し体を冷やし、ボトルの水を補充して、ふじあざみラインに備えます。

道の駅すばしりの富士山の水
道の駅すばしりの富士山の水
道の駅すばしりの富士山の水とボトル

ロードバイクで「ふじあざみライン」に登る

道の駅すばしりの横から、「ふじあざみライン」に入ります。

ふじあざみラインの入り口

時期にもよりますが、マイカー規制が実施されているので自転車は比較的走りやすいです。もちろんバスなどにはご注意を。

マイカー規制などの情報はコチラのオフィシャルサイトでどうぞ。

須走ルート(ふじあざみライン)のマイカー規制|アクセス情報・マイカー規制|富士登山オフィシャルサイト

以下、僕の感覚的な内容が多いのですが、実際に登った印象を書いてみました。「前半の連続カーブ」などの区分けは、僕が勝手に分類しているだけです。

ふじあざみラインのデータ

距離…約12km
最大斜度…約22%
平均斜度…約10%

最初はシンプルな直線の登り

Googleマップで「ふじあざみライン」を見るとわかりやすいと思いますが、最初はシンプルな直線の登りが続きます。以下のあたり。

ふじあざみラインの最初の直線の登り

写真で見るとこんな感じ。

斜度は8〜12%ぐらいだったと思います。いきなりそれなりにキツイ。また見通しのいい直線の登りなので”進んでいる感”がなく、いつまでも同じ景色のなかで足踏みしているような感覚になります笑

そのうえ180°振り返ればジェットコースターのようにまっすぐ気持ちよくダウンヒルできて、道の駅すばしりのクーラーの効いた店内で休憩できるという誘惑にも耐えないといけない……、かもしれません。

ふじあざみラインの前半

木陰が道の端に伸びているおかげで、それほど直射日光に当たらず済んだのはありがたいところ。

前半の連続カーブに入る

前半の連続カーブ(僕が勝手に名付けた)は、Googleマップで見るとこのあたりです。

ふじあざみラインの前半の連続カーブ

実際には、この「須走口 8.3km」の案内標識が目印。ここから前半の連続カーブに入る感じ。

須走口まで8.3km

ここから斜度が少しだけ落ち着いて、6〜10%ぐらいだった印象。

先ほどまで10%超えの坂を登っていたせいで、この6〜10%ぐらいの坂でちょっとラクになったような錯覚になります笑。

ふじあざみラインの坂

後半の連続カーブ(富士山須走口一合目、旧馬返し)

いよいよ後半の連続カーブに突入。Googleマップで見るとこのあたりです。ここからが本番と言っても過言ではない……

ふじあざみラインの後半の連続カーブ

写真で見ると、「富士山須走口一合目、旧馬返し」という看板あたりから。

富士山須走口一合目

「毒キノコに注意!」の看板はちょっと笑う。それは当然注意してほしい。

毒キノコに注意の看板

さて、この「富士山須走口一合目、旧馬返し」から、さらに過酷な登りになります。

「馬返し」とは文字通り、道が険しくなったため乗ってきた馬を返して徒歩で進む場所。つまりすごくキツイということですね!

ここから斜度は常時10%超えが当たり前。15%ぐらいになるのも普通。場所によっては20%を超えてきます(最大斜度22%)。もはや壁。

ふじあざみラインの後半

さらにこのあたりから、確か大きめのグレーチングが出現したと思うので注意が必要。

登りはともかく、ダウンヒルのときが怖いですね……。

ふじあざみラインのグレーチング

標高が高くなってきたので、立ち止まれば涼しさを感じるかもしれません。

夏なので緑も美しい。写真は撮りませんでしたが鹿もいました。

ふじあざみラインの新緑

あまりにキツかったので停まって休憩してたら、ダウンヒルしてきたサイクリストが「大丈夫ですかー!?」と声をかけてくださいました。夏なので熱中症などを心配してくださったのだと思います。優しいサイクリストさんありがとうございます……! 大丈夫です元気です!脚がもう売り切れているだけです!

ふじあざみラインの青空
ふじあざみラインのカーブ
ひたすらキツイ斜度とカーブが続く

富士山須走口五合目に到着

ようやく着いた……!

富士山須走口五合目」、標高2,000mです。

お馴染みの場所で一枚。

富士山須走口五合目とロードバイク

わかってはいたけど、すごくしんどかったです笑
別にタイム測っているわけじゃなくて、ゆっくり自分のペースで登ってきたんですけど、それでも「ふじあざみライン」はすごくしんどい……。

休憩していたら茶屋の人が”しいたけ茶”なるものを振る舞ってくださいました。ありがとうございます! ダシのような温かいしいたけ茶が沁みる。

休憩して落ち着いてきたので、富士山須走口五合目を散策。

富士山須走口五合目の風景
富士山須走口五合目の風景
富士山須走口五合目の風景
富士山須走口五合目の風景

自転車ラックもあります。やっぱり自転車で来る人も多いのですね。

富士山須走口五合目の自転車ラック

さすが富士山の登山口というか何というか、コーラだけの自販機がありました。もちろんゼロカロリーなんて”罠”は置いていない。しっかりカロリーを補給できるコーラばっかり! ここではカロリーが求められていることがよくわかる。まさか炭酸まで抜かれていたりしませんよね?(それはないたぶん)

ここも記念に撮っておきたい場所。

富士山の登山口の記念写真

さっきから写真でお気づきかもしれませんが、せっかく富士山五合目まで登ってきたのにこの日はガスガスで眺望ゼロでした。

眺望ゼロの富士山須走口五合目
眺望ゼロ
夏の入道雲
一瞬晴れたと思ったら
雲の切れ目
青空はその姿を閉ざしていく

何となく「ふじあざみライン」を登ることはもう無いような気がしたので(キツすぎて!)、とりあえず記念になりそうなところは撮っておく!

須走口五合目とロードバイク

晴れていればこの先に富士山の姿が見えるらしいのですが……?

富士山須走口五合目に1時間ぐらい滞在しましたが、まったく晴れる気がしない天気でした。

ガスっている富士山五合目

ふじあざみラインのダウンヒル

登りの斜度からお気づきだと思いますが、帰りはすごく急な下り坂のダウンヒルになります。

このときばかりはデュラエースのブレーキと、レーシングゼロナイトのリムに助けられた感じです。レーゼロナイトはアルミなのでカーボンと違い、ダウンヒルでブレーキをかけ続けても問題ないのが個人的には嬉しい。ただしブレーキシューは大根おろしみたいに削れるけど!

ふじあざみラインのダウンヒル

またチラッと上述しましたが、グレーチングが危険なのでスピードの出しすぎには注意したほうが良さそうです。たしかこのグレーチング、8箇所ぐらいあったような気がします……結構たくさんあります。

ふじあざみラインのグレーチング
グレーチングこわいね

冨士浅間神社に寄る

無事に道の駅すばしりにダウンヒルしてきました。

ここからはちょっとゆったりしたいので、道の駅すばしりの前にある冨士浅間神社(須走浅間神社)に寄ります。富士じゃなくて冨士という漢字を使うんですね、珍しい。気になる神社があったら寄るスタイルです。

富士浅間神社
神社の鳥居とロードバイク

落ち着いた雰囲気がいい。

富士浅間神社の境内
富士浅間神社の境内
富士浅間神社の境内
富士浅間神社
富士浅間神社からの景色

山中湖

オリンピックのロードレースのコースに組み込まれている山中湖へ。

籠坂峠

確か数年前に走ったときはここまで綺麗な道じゃなかった気がしますが、やっぱりオリンピックに合わせて整備されたのでしょうか。すごく走りやすい。加えて山中湖周辺では「山中湖を自転車の聖地へ」という取り組みも行われているようで、力が入っているのを感じます。

オリンピック直前ということで、山中湖周辺は自転車乗りが多かったですね。みんな考えることは同じ。

山中湖の周辺道路

山中湖も標高1,000m近いので、まぁ涼しいとまではいかなくても暑くはない感じ。ゆっくり走るとそれほど汗もかかず、風が気持ちいい。

山中湖の沿道
夏の山中湖
山中湖と夏の青空

山中湖を経由して、忍野八海へ。

忍野八海

富士山周辺や山中湖は何度か訪れたことがありますが、忍野八海は初訪問。けっこう楽しみにしていました。特に夏は涼しげで良さそうかなと。

忍野八海とロードバイク

忍野八海」は、富士山の伏流水を水源とする以下8つの湧水池。富士修験の霊場だったので、それぞれ一番〜八番霊場でもあります。

  1. 出口池(でぐちいけ)
  2. お釜池(おかまいけ)
  3. 底抜池(そこなしいけ)
  4. 銚子池(ちょうしいけ)
  5. 湧池(わくいけ)
  6. 濁池(にごりいけ)
  7. 鏡池(かがみいけ)
  8. 菖蒲池(しょうぶいけ)

名前もいいよね、「おしのはっかい」ですよ。水の透明度が高く、魚が泳いでいる姿や、池の底から水が湧いているところが見られます。茅葺屋根の風景も相性がいい。

忍野八海とロードバイク
忍野八海の水路
忍野八海の水車

時間帯によっては水面が全反射してしまい、写真を撮るのが難しい笑
(周りからも反射して何も写らない〜って声がよく聞こえていた)

忍野八海の
忍野八海の池

実際は「魚が浮いているようにも見える」と言われるほど透明度が高い。たぶんニジマスがいます。

忍野八海の魚
水面すごい反射するからマニュアルで撮るんだ

8つの池は比較的近い距離にあるので、歩いて散策するのがちょうど良さそうです。意外と(?)それぞれの池に個性があります。

例えば「お釜池」は5m四方ぐらいの小さな池にも関わらず、中央のくぼみは水深4mと深く、クレーターに水が湧いたような不思議な池でした。

忍野八海のお釜池
忍野八海のお釜池
写真で透明度の水深が伝わらない…

手水場のような場所で冷たい水に触れられます。自由に飲める湧き水もあり、ボトルに入れて持って帰ることもできます。見て触れて飲んで涼める場所でした。夏に来てよかった。

忍野八海の中心の池
富士山とロードバイク
夏の富士山だ
夏の雲と富士山

忍野八海からもっとも近い駅は、たぶん「富士山駅」です。鳥居がある珍しい駅。

チラッと見えていますが、鳥居の上はガラス張りで近代的な雰囲気の建物なんですよね。なかなか見ない組み合わせ。

富士山駅

近くで見ても、かなり立派な鳥居。

富士山駅

これにて日帰りで帰宅。

距離やルート、装備などまとめ

今日の自転車。

久しぶりにトップチューブバッグ使いましたけど、やっぱり便利ですね。小物を入れるのに容量もちょうどいい。

 ANCHOR RNC7

アピデュラの「トップチューブバッグ」。よく使う荷物を突っ込める、使い勝手のいい小物バッグでした

ボトルケージの位置を上下に微調整できるアダプター「シマノ SM-BA01」 これを探してたんだ

距離:60km
獲得標高:1,782m

▼Strava

▼オリンピックのコースにも入った「三国峠・明神峠」も。

▼富士スバルラインにも行きました。

▼フジイチはこちら。

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