スピードプレイのメンテナンス方法まとめ。ペダル/クリート/クリートカバーのお手入れについて
ビンディングペダル「スピードプレイ」のメンテナンス方法についてまとめた記事です。
スピードプレイを使い始めて半年が経ちました。そろそろメンテナンスしなきゃなってことで、ペダルやクリートの整備で色々やったことをこの記事に。
たぶん自分でもまたメンテするときに読み返してやり方を確認すると思いますし。これからメンテする人の参考にもなれば幸いです。
目次
ペダルのメンテナンス
まずペダルから。
ペダルのメンテナンスに必要なものは以下2つです。
- グリースガン
- グリース
とりあえずグリースガンをポチッと購入。Amazonで766円でした(記事執筆時)。安いし評判もいいみたいですよ。ロードバイク乗りにはお馴染みのAZ製。
ちなみに、スピードプレイ公式のグリースガンもあるみたいなのですが……、お値段5,000円!たかーい!
▶メンテナンス / SPEEDPLAY / ジェイピースポーツグループ / スピードプレイ 日本オフィシャルサイト
なので、Amazonでこのグリースガンを購入しました。
メンテナンス方法は、スピードプレイ公式ブログがやり方を解説してくれています。(公式ブログなんてあるですね。)
▶SPEEDPLAY NEWS – JP sports group 株式会社ジェイピースポーツグループ
僕も実際にメンテナンスしてみたので、やり方を簡単にご紹介。
まず購入したグリースガンの準備!緑色のジャバラの中にグリスが入っています。これを本体にセット。ハンドガンにマガジンを装填するような感じで下からグッと装着。
次にペダルの先端のネジを外します。
ネジを外したところから、グリースガンを注入!
ネジが入っていた”くぼみ”にグリースガンの先端をしっかりと固定して、
グッ!と注入すると、反対側からところてん方式で汚いグリスがむにゅっと押し出されました。
そんなに力を入れなくとも、簡単に注入可能。むしろ反対側からにゅるにゅるっとグリスが出てくるの、なんかちょっと気持ちいいw
この作業を何度か繰り返すと、汚いグリスがすべて押し出され、綺麗なグリスが出てきます。すべてのグリスが入れ替わったということですね。
これで完了!
ちなみに今回は約半年で3,000k走ったあとのメンテでしたが、出てきたグリスは相当汚れていました。ひえー。軍手をはめて作業したほうがいいと思います。
ペダルのメンテナンス頻度は、製品に付属していた取説によると以下。
必ず高品質の防水ベアリンググリースを使用してください。液体スプレーの潤滑剤やオイルはスピードプレイペダルのベアリングに使用しないでください。スピードプレイでは2000マイルまたは3ヶ月ごとにポンプタイプのグリースガンでゼロペダルのベアリングにグリースを塗布することをおすすめします。
>2,000マイル(=約3,218km)または3ヶ月ごとにグリースを塗布!
とのことです。
僕は3,000kmほど走ったということで今回のメンテを実施しましたが、3,000km走らなくても3ヶ月ごとにしたほうがいいんですね……。もっと早くメンテすれば良かった!
また先ほどの公式ブログの解説によると、
日本は雨が多く、またSPEEDPLAYはベアリングも多いので定期的なメンテナンスを怠ると性能が生かされません。
とのこと。特に雨のなか走ったあとは、気を使ってメンテしたほうがいいかもしれませんね。
クリートのメンテナンス
お次はクリートです。
ペダルほどややこしいメンテナンスはありません。しかし、簡単なメンテを頻繁に行う必要があるみたいです。製品の取説から引用すると以下。
できるだけ1〜2回の乗車のたびにゼロV.2クリートのスプリングとペダルのかみ合い端にスピードプレイ SP-LUBE(部品番号13800)またはその他のドライタイプ(PIFE)の潤滑油を注油する必要があります。
1〜2回の乗車のたびにメンテしろ、と。
そのときに使うのはドライタイプの潤滑油とのこと。Amazonで調べたりググったりしたところKUREの「ドライファストルブ」が良さげでした。
参考にさせていただきましたm(__)m
▶スピードプレイペダルのメンテナンス決定版!20秒で分かる動画あり! | 彩 on your world
この潤滑油スプレーを「クリートのスプリングとペダルのかみ合い端」に吹き付ける、と。
このあたりか、写真よりもうちょっと奥に吹き込んでもいいかも^^;
頻繁にやらなきゃいけないクリートのメンテは以上!簡単ですが、乗車のたびにこうやって注油したほうがいいみたいです。
ちなみにこの「KURE ドライファストルブ」は速乾力がもの凄い。吹き付けた瞬間に乾く勢いなので、家を出る直前に吹き付けてもすぐに走り出せますよ。
あとはメンテナンスというよりも掃除って感じなんですけど、たまにはクリートを分解してゴミとか取ったほうが良さそうです。
以前、クリートキャッチが硬くてハマらなかったので、シューズからクリートを外してみたら、なんか黒い物体がボロボロ出てたことがあります……。たまには掃除したほうがいいかも……。
クリートカバーは消耗品だから交換した
スピードプレイの必需品「クリートカバー」。
例えばシマノの場合は降車後にクリートカバーを手で装着する、という手間が必要です。一方スピードプレイの場合、クリートカバーは乗車中も降車後も常に装着したまま。ロードバイクを降りたらすぐに歩き出せます。これが便利だしラク。
そんなクリートカバーのメンテナンスですが……、あまり出来ることはないですね。汚れを雑巾で拭くぐらいでしょうか。
消耗品なので、ボロボロになったら交換しましょう。僕は二度ほど交換しました。一度目の交換は単純にクリートカバーがボロボロになったから、二度目はライド中に紛失してしまったから。
ちなみにクリートカバーは、純正品のほかにサードパーティ製(互換品)も販売されています。純正品は約3,000円、サードパーティ製(互換品)は約1,000円。3倍の価格差があります。
どちらも一長一短かなぁ……、という気がします。詳しくはレビュー記事をどうぞ。
まとめ:メンテ道具を揃えればラク
ギアとかチェーン、フレームなんかは、わりとメンテしてるんですけど、ペダルって何だか忘れがちじゃないですか?僕は半年近く放置していたのですけれども。
漕いだ力が真っ先に伝わるのがペダルなわけで、まぁつまりちゃんとメンテナンスしないといけない部品だよなぁと。
ペダルとクリートってそこそこいいお値段しますし、買い換えるよりは日々整備して、いい状態で長く使いたいですね。
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