【初心者向け】リムテープを交換してみたので、方法を解説! 劣化がパンクの原因になる前に
ロードバイクのリムテープを交換しました。
初のリムテープを交換だったのですが、やり方さえ分かれば意外と簡単だったので、ログとして残しておきたいなと。これからリムテープを交換する人の参考にでもなれば幸いです。
そもそもリムテープ自体知らない人も多いと思いますので、イチから解説してみます!
リムテープって何?
リムテープというのは、タイヤとチューブを外すと見えるテープのこと。
ホイールの内側に貼ってあります。これ。
僕の場合は白色でしたが、ほかにも赤青緑etc……など様々な色がありますね。
一般的な自転車に搭載されている「クリンチャー」という種類のホイールには、このリムテープが貼ってあります。(リムテープが不要なクリンチャーホイールもあるにはある)
ちょーっと見えづらいのですが、このように穴の部分が凹んできたら交換の目安。この穴が深くなると、パンクの原因になることがあるので、できれば早めに交換を。ちなみにこの穴のことを「ニップル穴」といいます。
リムテープの寿命は、走行距離などにも寄りますが大体1年。
それでは交換してみましょう!
リムテープを交換しよう!
リム”テープ”という名前ですが、セロテープやガムテープのように片面が粘着面になっているわけではありません。硬いヒモみたいな感じです。
(ダンボールとかを縛る黄色いナイロンの硬いヒモに似てる。)
くっついていないので、取り外しも割りと簡単。マイナスドライバーのようなものでガッっと持ち上げたら取れます。
取りづらければ、ハサミで切ってから取ると楽そうですね。
今回はこのようにペラ〜ンと取れました。両端が汚ったない…。
で、新しいリムテープを買う前に、今付いてるリムテープの幅を定規で測っておいたほうがいいかもです!幅が太すぎたり細すぎたりすると、パンク等のトラブルの原因になりかねません。
僕のホイールについていたのは16mm幅。
というわけで同じ幅のリムテープを買ってきました。今回は
「SCHWALBE(シュワルベ) ハイプレッシャーリムテープ(2本入) 700C用 16mm幅 FB16-622【正規品】」※Amazon商品タイトルまんま
を購入。2本セットで約540円! リムテープは比較安いです。
リムテープを装着!
では新しいリムテープを装着します。取り出した新品のリムテープはこんなの。
両面ツルツルでプラスチック感があり、力を入れて引っ張るとちょっと伸びる感じ。
1つだけ注意が! リムテープにはバルブが通る穴が空いているので、ホイールのバルブ穴の位置と合わせることをお忘れなく。
このリムテープの穴と…、
ホイールのこの穴。ここをチューブのバルブ(空気を入れるときの小さな突起)が通ります。
取り付け方は、こう…グッッ!っ引っ張りながらはめていきます。と言ってもあまり力は要らず、ホイールの溝に沿って押しはめていくようなイメージですね。非常に簡単だと思います。
で、リムテープをはめた姿がこちら。綺麗にピッタリはまりました!
以上でリムテープ交換完了! この上からチューブとタイヤを装着してきましょう。
交換の目安は約1年と言われています(走行距離にもよるけど)。リムテープが劣化するとパンクの原因になるので、気持ち早め早めの交換が良さそうです。
それほど高い部品ではないですし、タイヤやチューブ交換のついでに、折を見てリムテープも交換してみては?
リムテープが不要なホイールもある(メリットも説明)
そもそもリムテープが不要なホイールもあります。
例えば、フルクラム社の「レーシング3」というクリンチャーホイールがそう。ニップル穴(スポークが入る穴のこと)がないため、リムテープは不要。この状態のままチューブとホイールを装着すれば走れます。
ここからはちょっと個人的な見解を書きますね。
個人的には、リムテープ不要のホイールを使ったほうがいいと思っています。
なぜなら上記でも書いたように、リムテープは劣化するとパンクの原因になるから。でもリムテープが劣化してるかどうかなんて、ぱっと見ではわからないですね(タイヤとチューブの下にあるのだから)。
パンクした後に原因を調べてみたら、リムテープの劣化が原因だった……なんてことが起こります。要するにパンクしてからリムテープの劣化に気付くのです。でもパンクしてからじゃ遅いですよね。そもそもパンクなんてしたくないですよね!
通勤通学やちょっとしたお出かけ、あるいは休日のサイクリングでパンクしてしまったら、ぶっちゃけテンション下がります。パンク修理できるサイクリストは多いと思いますが、いくらチューブを交換しても、パンクの原因であるリムテープを交換しないと何度でもパンクします。
要するに、リムテープは劣化すると厄介な存在になります。
パンクの原因となる要素をひとつでも潰したいなら、リムテープが不要なホイールを使うのが良さそうです。
ただし……、リムテープ不要なホイールにも1つ欠点があります。それは値段が高いこと。
リムテープが不要なテクノロジーを採用したホイールは、いわゆる「中堅ホイール」以上のランクになることが多いです。例えばフルクラムの「レーシング3」や、カンパニョーロの「ゾンダ」あたりが有名。
これらのホイールは、お値段が約4万円〜といったところ。気軽に購入できないかもしれませんが……、サイクリングにハマっていく人の多くが興味を持つホイールでもあります笑
もしサイクリングにハマりだしたら、「リムテープが原因のパンク」という余計なリスクから解放される「中堅ホイール」も検討する価値があると思います。
リムテープが不要なホイール「レーシング3」について書きました
実際、僕はサイクリングにハマって「レーシング3」を購入しました。
感想はこちら。
ホイールの交換方法もこちらでまとめています。