自転車旅に持っていく「充電器・モバイルバッテリー」はこんなの。なるべく軽くコンパクトにまとめたい

記事内にアフィリエイト広告を掲載している場合があります。
自転車旅に持っていく充電器セット
セール情報:2024/11/20 更新

まだ試行錯誤の余地はあるのですが、いつも自転車旅に持っていく「充電器・モバイルバッテリー・ケーブル」を備忘録がてらまとめました。

コンセントがある宿に泊まることを想定した充電セットです。

充電器やモバイルバッテリーってけっこう進化し続けています。GaN(窒化ガリウム)というものが使われることで、高出力かつコンパクトになってきました。

軽量コンパクトな充電器は、荷物を軽くしたい自転車旅と相性がいい。個人的にこういったガジェットと呼ばれるものも好きなので、最近の充電器とかモバイルバッテリーよくわからん!という方はご覧ください。

目次
筆者情報(タップで開く)

メイン自転車

カメラを背負って写真や動画を撮りながら、1〜4泊ぐらい宿泊する自転車旅が好み。1日の走行距離は約50〜120kmぐらい。

充電したいデバイス

まず充電したいデバイスについて。カメラがあるのでちょっと多いですが、いつも旅先に持っていくデバイスは約6〜7個です。

一応、ロードバイク旅を念頭に置いた持ち物ですが、BROMPTON旅でもリアライトが少し変わる程度でほぼ同じです。

スクロールできます
デバイス機種名充電端子レビュー記事
①スマホiPhone 13 ProLightning
②サイコンGARMIN Edge520MicroUSB
③フロントライトキャットアイVOLT800MicroUSBキャットアイ「VOLT800」と「VOLT400」の比較
④リアライト
(BROMPTON用)
キーレイLM-017USB Type-C美しいリアライト、KiLEY(キーレイ)「LM-017」購入
④リアライト1
(ロードバイク用)
キャットアイRAPID XMicroUSBシートステーにも装着できるライト「キャットアイ: RAPID X 」レビュー
⑤リアライト2
(ロードバイク用)
キャットアイWEARABLE XMicroUSBサドルバッグに装着可能なキャットアイのクリップ式ライト「WEARABLE X」レビュー
⑥ミラーレスカメラ
(予備バッテリー含む)
SONY α7CUSB Type-C
⑦アクションカメラGoProMAXUSB Type-C「GoPro MAX」レビュー
自転車旅に持っていくデバイス類

この合計7つのデバイスを宿で充電したい。

厳密にいうと、夜はあまり走らないのでリアライトを2つ同時に使うことはほぼなく、リアライト2を除いた6つのデバイスを充電することが多いです。リアライト1はデイライトとして日中も点灯させているので、充電が必要。

「ミラーレスカメラ」と「アクションカメラ」は、持っていかない人も多いと思います。自転車旅では荷物を軽くしたい……と書いておきながらカメラを2つも持っていくのは矛盾しているようにも見えますが、もうこればっかりは趣味なので許してください。写真と動画は絶対撮りたい!

カメラとライトを充電したい

さて、肝心の充電セットについて。

場面に応じて、2パターン用意しています。

  • 宿に到着してから使う充電セット
    • サドルバッグの奥にしまってある
  • スマホのバッテリー残量が気になったらすぐに使うモバイルバッテリーセット
    • 取り出しやすいように、フレームバッグやトップチューブバッグに入れてある
2つの充電セット

順番に書きます。

宿に到着してから使う充電セット

サドルバッグの奥に入れておいて、宿に着いたら使う充電セット。

ひとつの充電器に4本のケーブルを挿しています。

宿に到着してから使う充電器セット

充電器とケーブルを合わせて、重量は約215.8gでした。

重量

充電器とケーブルについて、ひとつずつ説明します。

充電器

充電器は、CIOの「CIO-G65W3C1A」を使っています。以下の4ポートを備えた充電器。

  • USB Type-C × 3ポート
  • USB Type-A × 1ポート
4ポート充電器「CIO-G65W3C1A」

重さは約108.5g。軽い!

「CIO-G65W3C1A」の重量

サイズは約51mmの正方形で、厚さは30mm。4ポートもある充電器のなかでは、非常に軽量 & コンパクトです。

もちろん電源プラグは折りたたみ式なので、バッグの中でなにかに引っかかることはありません。

「CIO-G65W3C1A」の大きさ

4つのポートで充電するデバイスは、だいたいこんな感じ。

  1. USB Type-C…ミラーレスカメラを充電
  2. USB Type-C…アクションカメラを充電
  3. USB Type-C…フロントライトを充電
  4. USB Type-A…サイコンを充電

宿についたら、まずカメラを最優先で充電。写真と動画は絶対撮りたいのでカメラを優先しています……。あとはライト、サイコンという順番で充電。

4ポートで同時に充電すると、各ポートの出力はかなり抑えられてしまうのですが、MicroUSBのライトやサイコンは急速充電には対応していないと思うし、少しずつでも充電できればいいか、という気持ちで充電しています。

それと個人的には、USB Type-Aが1つあるのが良いです。なぜなら「Ankerの 3 in 1 ケーブル」を持って行きたいから。後述します!

宿で充電しているところ
カオスだけどこんな感じ

購入履歴を見ると2021年3月に買っていて、今のところ問題なく使えています。ちょっと古いモデルですがいい感じ。

ただ、これから購入するなら、以下の新型4ポート充電器「NovaPort QUAD」がいいかもしれません。

大きな違いは「電力自動振り分け機能」が搭載された点。従来は各ポートごとに電力が固定されていたのですが、新型はどのポートを使ってもデバイスに適した電力を自動で振り分けてくれるようになりました。ただこれはノートPCなど大きな電力を必要とするデバイスを充電する際に便利な機能で、自転車旅に持っていくデバイスではあまり恩恵を受けられないかもしれませんね……。

僕はカメラなどたくさんのデバイスを充電したいので、4ポート充電器を選びました。しかしカメラを持っていかない人は、2〜3ポートぐらいでじゅうぶんな気がします

基本的に充電器はポート数が少ないほど安くてコンパクトなので、充電したいデバイス数に合うポート数の充電器を選ぶのがいいですね。

こちらのように3ポートぐらいあれば、じゅうぶんな人が多そうですね。

充電器といえば、Ankerというイメージがあるでしょうか。

もちろんAnkerでもまったく問題ないのですが、意外にも「USB Type-C×3、USB Type-A×1」ポートで、軽量コンパクトな充電器がないため、現状はCIOの充電器を選んでいます。

3 in 1ケーブル

上記でチラッと触れた、Ankerの「3 in 1ケーブル」。3種類(Micro USB・Lightning・USB Type-C)の端子を備えています。

大本はMicroUSBで、LightningとUSB Type-Cへの変換アダプタを備えている、といった形状。

Ankerの3 in 1 ケーブル

これ1本あれば、とりあえずなんとかなる。スマホもサイコンもライトもカメラも、何でも充電できる最後の防波堤的なケーブルです。頼りになる。

充電器に挿す側はUSB Type-Aです。USB Type-Cバージョンを熱望していますが、まだ発売されていません。このケーブルを持って行きたいがために、USB Type-Aポートを1つ備えた充電器を使っています。

充電器に挿す側はUSB Type-A

この充電器のUSB Type-AポートはQC3.0(QuickCharge3.0)対応で、このケーブルのLightning & Micro-USB端子は最大2.4A、USB Type-C端子は最大3Aの出力に対応しています。Androidスマホならそれなりのスピードで充電できるはず。iPhoneはQC3.0に対応していないので恩恵を受けられませんが。

まぁ要するに充電スピードはすっごく早いわけじゃないのですが、とにかく何でも充電できるメリットが大きいので、「3 in 1ケーブル」を1本持っていくようにしています。

MicroUSBケーブルやLightningケーブルを忘れてしまってサイコンやiPhoneを充電できない、みたいな事態は避けたい。

USB Type-Cケーブル

AnkerのUSB-C to Cケーブル「PowerLine III Flow」。

ミラーレスカメラとアクションカメラの充電に使います。

Ankerの絡まないケーブル

通称、絡まないケーブル。シリコン素材を使用し、しなやかで絡みづらいのが特徴。言葉では説明しづらいのですが、手触りはトゥルトゥルです。

しなやかで絡みづらい

長さは90cm。購入当初はもっと短くてもいいかな?と思ったのですが、宿のコンセントって少し奥まったところにあったりするので、案外90cmぐらいあるほうが便利かもしれません。

USB Type-CをMicroUSBに変換するアダプタ

自転車グッズの充電にはまだまだ欠かせない、MicroUSBという、いにしえの端子。

USB Type-CをMicroUSBに変換するアダプタを使っています。すごくコンパクトで、ストラップまで付いているアダプタ。

USB Type-CをMicroUSBに変換するアダプタ

あまり詳しくないのですが、USB Type-Cの規格上、MicroUSBに変換するアダプタは使ってはいけないことになっているらしいです。つまりこのアダプタは規約違反のブツ、のようです。

なので、正直おすすめはしません。今のところライトやサイコンを問題なく充電できていますが、素直にMicroUSBケーブルを持っていったほうがいいことはちゃんと書いておきます。もし使う場合は、自己責任でお願いします……。

規約的に微妙なので使わないほうがいい変換アダプタ

ただなぁ、僕の身の回りでまだMicroUSBが必要なデバイスって、本当に自転車のライトぐらいなもので。日常的に使うデバイスなどは、ほぼすべてUSB Type-Cに置き換わっています。もうMicroUSBケーブルは使いたくないいいぃぃ!

むしろ、自転車旅グッズのUSB Type-C化が進むことを熱く期待しています(そして後述しますがライトやサイコンはその傾向があって嬉しい)。規約的に良くないと思うけど、それまではなんとかこの変換アダプタでしのぎたい……。

モバイルバッテリーセット

フレームバッグやトップチューブバッグ、フロントバッグなど、取り出しやすいバッグに入れておくもの。

主にスマホのバッテリーが減ってきたら使います。

モバイルバッテリー 兼 充電器

モバイルバッテリーにも充電器にもなる、1台2役の便利デバイス「Anker 521 Power Bank」。

Anker 521 Power Bank

簡単に説明すると、コンセント付きのモバイルバッテリーです。一般的にモバイルバッテリー本体を充電するには、充電器が必要ですよね? しかし、これは「モバイルバッテリーにコンセントを搭載しました」という製品なので、充電器は不要。

コンセントに挿せば充電器になり、この「Anker 521 Power Bank」本体と、接続しているスマホ等を同時に充電(パススルー充電対応)。コンセントから外せば、5000mAhのモバイルバッテリーになります。超便利。

折りたたみ式プラグ

モバイルバッテリーとしての容量は5000mAhなので、iPhoneを1回満充電にできるかどうかといった程度。ただ自転車旅では、道中に1回充電できればじゅうぶんな場合が多いです。

コンセントに挿していないときの最大出力は20Wなので、ほとんどのスマホを急速充電できます。休憩中にちょっと充電するだけでも、急速にバッテリーが回復するのがいいところ。(ちなみにコンセントに挿すと最大45Wの高出力)

USB Type-Cが2ポート
USB Type-Cが2ポートある

コンビニのイートインスペースや新幹線の席など、コンセントがある場所では充電器として、モバイルバッテリーの残量を気にせず使えるのもいいですね。

宿についたらコンセントに挿してスマホ等を充電。朝になればモバイルバッテリーの残量も満タンになっています。モバイルバッテリーを充電するというひと手間を省けます。

本体も軽量コンパクト。

約71mm
高さ約60mm
厚さ約31mm
重さ約204.8g
Anker 521 Power Bankの重量

ケーブルは、「Anker PowerLine II USB-C & Lightningケーブル」を使っています。

耐久性があってUSB PD対応ケーブルを探し、これにしました。

ただ最新スマホは、バッテリー持ちがかなり良くなっています。最新スマホに変えたばかりなら、モバイルバッテリーは要らないかもしれません。

スマホをナビとして常時表示させている、あるいは2年ぐらい使ってバッテリーが劣化してきたスマホなら、モバイルバッテリーを持っていくほうが安心でしょう。

自転車旅だけではなく、普段から使えるデバイスばかり

さまざまなデバイスを紹介しましたが、自転車旅だけで使うのはもったいない。例えば「Anker 521 Power Bank」は、普段からカバンに入れて持ち運んでいます。

モバイルバッテリーとして活躍するのはもちろん、コンセントに刺すと最大出力45Wなので、MacBook AirぐらいのノートPCなら充電可能。個人的にMacBook Airユーザーなので重宝しています。

MacBook Airも充電できるAnker 521 Power Bank

4ポート充電器「CIO-G65W3C1A」も家で使っています。

ポートを1つだけ使ったときは最大65W出力なので、13〜14インチのMacBook ProぐらいのノートPCなら充電可能。

そのほかスマホや、タブレット、カメラ、マウス、ワイヤレスヘッドホン、PS5のコントローラーなど、さまざまなデバイスを充電しています。4ポートあるとなにかと便利ですね。

USB Type-Cで充電するデバイス類
いろいろ充電できて便利

普通の旅行でも使える充電器セット

自転車旅に限らず、普通の旅行でもこの充電器セットで間に合うことが多いです。

2つの充電器セット

普通の旅行ではサイコンやライトは持っていかない代わりに、iPad miniやジンバル(カメラ用スタビライザーのこと)を持っていくことがあります。何を持っていくしても、この充電器セットで事足りますね。

自転車旅の充電セットで気になっているところ

記事の冒頭で「まだ試行錯誤の余地がある」と書いた主な理由。

この自転車旅に持っていく充電セットで気になっているのは、まだ端子を統一できないところです。

理想は、すべての端子をUSB Type-Cに統一したい! 統一できていないのは、この子たちが原因です。

  • iPhoneのLightning端子
  • ライトなど自転車グッズのMicroUSB

iPhoneだけだよ……。次期iPhone 15(仮称)ではLightningが廃止され、USB Type-Cになるとの噂も出ていますが、果たしてどうなるのでしょうか。もうAndroidに乗り換えようかな。Lightningは本当にやめてほしい。

Lightning端子

自転車グッズはMicroUSBだらけという印象がありましたが、ここ最近は様子が変わってきました。

例えば、今使っているサイコン「GARMIN Edge520」はMicroUSBですが、最新モデルの「Edge 540」はUSB Type-Cになりました。同じように今使っているライト「VOLT800」はMicroUSBですが、最新モデルの「VOLT800 NEO」はUSB Type-Cを採用。

BROMPTONで使っているキーレイのリアライト「LM-017」も、最近MicroUSBからUSB Type-Cモデルにアップデートされました。

最新モデルはUSB Type-Cを採用しつつあり、個人的には嬉しい傾向です。この流れに乗って、キャットアイはリアライトもUSB Type-Cにアップデートしてくれれば最高。そしても僕も最新モデルを購入したい……のですが、サイコンとライトを新型に買い替えたら7万円ちょっとかかるんだよなぁ……

USB Type-Cになりつつある自転車旅グッズ
このあたりの最新モデルはUSB Type-Cが採用された
まだMicroUSBケーブルが必要なリアライト
このリアライトをUSB Type-C化してほしい……!

いずれすべてのデバイスをUSB Type-Cに統一するその日まで、充電セットは進化し続けるのだ――

自転車旅の充電セットまとめ

自転車旅のデジタルデバイスまとめ

僕はミラーレスカメラとアクションカメラを持っていくので充電セットが多めですが、カメラを持っていかないなら、もっと軽量コンパクトな充電器で済むはずです。

1泊以上の自転車旅では、なんらかの充電器が欠かせないでしょう。ライトのバッテリーが切れていたら夜は困りますし、サイコンのバッテリーが切れてログが取れなかったらテンション下がります。ミラーレスカメラとアクションカメラのバッテリーは、絶対にフル充電にしたい!

そんなわけで、ストレスなくスムーズに充電できる、軽量コンパクトな充電器を見つける参考にでもなれば幸い。

この充電セットを持っていった自転車旅

紹介した充電器一覧
(タップして開く)

僕が使っている4ポート充電器

新型の4ポート充電器

3ポートでじゅうぶんならこちら

頼りになりすぎる3 in 1ケーブル

しなやかで絡みづらいUSB Type-Cケーブル

おすすめしないけど、USB Type-CをMicroUSBに変換するアダプタ

充電器とモバイルバッテリー、1台2役の便利なやつ

耐久性があってUSB PD対応のケーブル

自転車旅に持っていく充電器セット

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアはこちら!
  • URLをコピーしました!
目次