自転車メンテナンス用の「Sk11デジタルトルクレンチ」をレビュー! 誰にでも正確にトルクが測れる便利工具だこれ
ロードバイクの整備に使うため、トルクレンチなるものを購入したのでレビューします。
ぶっちゃけロードバイクでもやっていないと一生知らなかったんじゃないかと思える工具「トルクレンチ」!
様々なトルクレンチが売られていますが、僕が購入したものは1万1,000円もするもの。た、高いっすよ……!でも高いにはわけがあるんです……。
どんな工具なんだよってところから、使い方までザックリご紹介しますね。
SK11デジタルトルクレンチ、開封の儀!
1万1,000円もする工具を買ったので、ムダに開封の儀でもしないと落ち着かない気分になっております。ご了承ください。
というわけでこちらがSK11というブランドのデジタルトルクレンチです。ドン!
どっしりと重い箱。ただ者ではない工具が入っていることが伺えます。あと結構デカイ。
外箱を包む薄いフィルムをべろーんとめくり、箱を開けると中身は工具ケース!
ヒューーー!!!なんか高い工具買った感ある。
パカッ。
中身はデジタルトルクレンチ本体、単4電池2本、プラスドライバー、取扱説明書、検査成績表、そして乾燥剤まで入っています。
なぜこんなちっさいプラスドライバーが入っているのかというと、それは電池のフタを開けるため!
裏側のネジを外して電池をセットします。そのためだけに同梱されているプラスドライバー!
ムダに電池が入ったところも撮りたくなります。
電池がセットできたら電源ON!
デジタル表示なので非常に見やすいです。アナログのトルクレンチもあるみたいなのですが、やはり誤差が結構大きかったりするみたいで……、正確さが重視される工具ですし、高くてもデジタル表示のものにしました。どうせなら安物買いの銭失いは避けたいなぁと。
また締付けトルクの幅が広いのもこの製品を購入した理由。
3Nm〜60Nm(ニュートンメートル)まで対応しています。これだけ幅広く対応していたら、この先困らないだろうなと。お値段は高いですが、一生モノの工具だと思って買いました。
……でもこの本体だけじゃあ使えないんですよね。先端に装着するソケットが必要だ!
先端に装着するソケットもゲット
そう、このデジタルトルクレンチはこれだけでは使用できません。先端に取り付けるソケットが別途必要なのです!
同時にこちらも調達。約2,000円也。
出してみると、なかなかどうして美しい。シュタインズゲートのダイバージェンスメーターを思い出した。
ほーう。
このソケットを本体に取り付けるわけです。
本体の先端に……、
ガチャン、と。
これでやっと使用できる状態になりました!!(ここまで長い)
ではデジタルトルクレンチを使ってみよう
以前、ロードバイクの105ボトムブラケットの外し方を紹介しました。外したあとは組み立てないといけませんよね。
特にクランクの組み立てには12〜14Nm必要だとパーツに記載されていました。さっそくここでデジタルトルクレンチ、使ってみます!
まずは目標トルク値を本体に設定します。初期値として25Nmが設定されているので、上下ボタンで目標トルク値に変更。今回は13Nmを目標トルク値にしてみました。
この状態でボルトを締めていきます。目標トルク値に達すると……、
ピー!
という音とともにランプが点滅します!これが目標トルク値で締まったという合図。
使い方はたったこれだけです。トルクレンチという工具の存在すらちょっと前に知った程度の僕でも、めちゃくちゃ簡単に使えました。これなら誰でも使えるんじゃないかな、という印象です!
確かに少し、いやかなりお高い工具ですが、僕は以下の理由を自分に言い聞かせて購入に踏み切りました。
- メンテナンス全般は自分でできるようになりたいからトルクレンチはとにかく必要。
- 正確にトルク管理したいからデジタル表示を。特にカーボンフレームはトルク管理が大事。(今僕はカーボンフレーム持っていないけどたぶんいつか手に入れるだろうし!)
- ロードバイクは走れば走るほどメンテナンスが不可欠 = 走れば走るほどトルクレンチの出番ある。
- 中途半端な価格のトルクレンチ(¥3,000前後とか)を買って微妙な思いをするぐらいなら、長く使うつもりで性能良いトルクレンチにしよう。
正直この値段の工具を買うのはマジ小一時間悩みましたけど、結論としては買ってよかったです。前述しましたが、一生モノの工具にしようっと……!
▼セット商品もありました。
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