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「Tacx Neo Smart」詳細レビュー。 Zwift連携も簡単なローラー(スマートトレーナー)
「Tacx Neo Smart」を購入して1年以上経ったので、使用感をレビュー記事にまとめました。
いわゆるスマートトレーナーと言われるタイプのローラー台です。パワーメーター/ケイデンスメーターが内蔵されているため、Zwift等のバーチャルライドサービスとの連携が簡単。実際、すぐにZwiftを始められました。
巷の評価も(値段も)高いローラー台。購入を検討している人の参考にでもなれば。
Tacx Neo Smart の前提知識と後継機について
Tacx社は1957年に設立したオランダの会社。
2019年、Garminに買収されて傘下に入りました。
Tacx Neo Smart – 販売終了
この記事でレビューしている「Tacx Neo Smart」は、残念ながらすでに販売終了となっています。もしかしたら中古市場やフリマアプリ等なら手に入るかもしれません。基本的に新品はなかなか手に入らないでしょう。
元祖スマートトレーナーと言っても過言ではない?ような存在。
Tacx NEO 2 Smart – 第2世代 販売終了
「Tacx NEO 2」となっているように、いわゆる第2世代となります。ケイデンスの正確性などに改良が加えられたとのこと。
正直、スペック的にそこまで大きな変化はないため、マイナーアップデートだと言われたりもします。デザインが少し変わりました(青色が加わった)。
Tacx NEO 2T Smart – 第2世代のアプデ版
Tacx NEO 2 Smartの登場から約1年で、アップデート版となる「Tacx NEO 2T Smart」が登場しました。前モデルまでは後輪がスリップするような現象が起きると言われていたのですが、この現象に対応したアップデート。
2022年時点では、こちらの「Tacx NEO 2T Smart」が販売中。新品を購入したい場合は、これになるでしょう。
Tacx FLUX S Smart – ベーシックモデル
また「Tacx Neo Smart」の機能と価格を抑えたベーシックモデルとして、「Tacx FLUX S Smart」というラインナップも展開されています。こちらは現時点でも販売中。
Tacx FLUX 2 Smart – ベーシックモデルの後継機
そしてTacx FLUX S Smartの後継機として、「Tacx FLUX 2 Smart」も販売中。静音性やパワー計測の正確性を高めたモデルという位置付けです。
というわけで、この記事はすでに販売終了した「Tacx Neo Smart」をレビューしています。
ただ第2世代のアップデート版であるところの現行モデル 「Tacx NEO 2T Smart」もそこまで大きく変わってはいないので、参考にしていただける部分は多いと思います。
Tacx Neo Smart の外観を写真で見てみる
海外通販サイトで購入し、はるばる海を超えて届いた「Tacx Neo Smart」。
箱に若干ダメージありましたけど、中身は無事でした。
肝心の中身。
めちゃくちゃ重くて(約21kg)箱から取り出すのが超大変だった……。女性ひとりで取り出すのは難しそうです。
というわけで、こちらが「Tacx Neo Smart」。
足を折りたたんだ状態で真上から見ると、最も厚いところで約23cmでした。収納スペースの参考に。
スプロケットは別途必要です。
付属していないので、お使いの自転車に合うスプロケットを用意します。もちろんホイールに取り付けるのと同じ工具、同じ方法で。
スプロケットの一番上にはめるロックリングだけは、「Tacx Neo Smart」の付属品を使用。
9・10速用と11速用、2種類のロックリングが付属していました。
コードなど付属品
細々した付属品〜。
- 電源コード類
- 取扱説明書
- クイックリリースレバー
海外通販で購入すると、コンセントが海外製になっていると思います。
僕はWiggleで買ったので「BF」というタイプのコンセントでした。変換プラグを利用すれば問題なく利用できます。
「前輪を固定する台」が付属
これなんて言うんですか!
名称がわからなかったので、「前輪を固定する台」と言いましたが……。これがTacx Neo Smartに付属します。
中央にある”くぼみ”に前輪を置いて固定することで、ローラー中の安定感が増すという代物。
裏には”すべり止め”が4箇所。バッチリ固定される。
無くても困るわけじゃないけど、あったら便利……みたいな。
Tacx Neo Smartのスペック
商品ページに記載がありますが、ここでも一応カンタンに記載。
(Amazonを参照させて頂きます。)
- サイズ……75x65x55(cm)
- 収納サイズ……25x60x43(cm)
- 重さ……21.5kg
- 最大出力……2200W
- 再現斜度……25%
- パワー計測精度……2%未満の誤差
- 電源……家庭用AC100~240V(自家発電可)
- 自動負荷調整機能……あり
- 通信規格……ANT+/Bluetooth
- 対応エンド幅:130mm/135mm(スペーサー使用)
- 対応スプロケット……Shimano 10s/11s SRAM 10s/11s Campagnolo 10s/11s(Chorus・Record・Super Recordグレードのみ)
いわゆるハイスペック。出力や再現斜度など十分すぎます。
一応、お使いのスプロケットやエンド幅が対応か否か事前にご確認を。あとシートステーが内側にぐにゃんって曲がってるデザインのフレームは、本体と干渉する可能性もあるのでご注意を。
そして超重いので、持ち運びや移動を前提に考えるのはやめたほうがいいと思います。折りたたんで収納もできますが、基本的には据え置きですよ据え置き!
以前、夜中にトイレ行こうと思って真っ暗な部屋で「Tacx Neo Smart」を足の小指で蹴ってしまったのですが、コイツはビクともしませんでした。僕はその場にうずくまっていました。Tacx Neo Smartバツグンの安定感。
そのほかスマートローラーに必要なもの!
まだほかに準備すべきものがいくつかあります。中にはほぼ必須と言えるレベルの物も。
Tacx Neo Smartを購入しただけでは、まだ足りないのです。
扇風機
扇風機は間違いなく必須。冬でも必須。
外を走るのとは違い、室内は無風なのですぐに汗だくになります。真冬でも汗だく。
リモコン付きの扇風機を激しくオススメします。ロードバイクに乗りながら手元で風量調整できますからね。非常に便利です。
業務用の扇風機があると、申し分ない風量で快適にZwiftできると思います。しかし業務用扇風機はそれなりの設置スペースが必要です。あと何よりうるさい。家族から苦情が出ないように使いましょう…。
置くスペースが狭いなら「サーキュレーター」なんてアリかも。こちらもリモコン付きを。
自転車を守る汗カバー
ボタボタ落ちる汗から自転車を守るため、タオルなり何らかのカバーを。
例えばTacxは公式でこのような「スウェットカバー」を出していて、トップチューブとハンドル周りを汗から守ることができます。
ただ僕はこれ買ってなくて、今のところトップチューブにはタオルをクリップで挟んで固定し、ハンドル周りには普通にタオルを置いて対応しておりますw
めちゃくちゃかっこ悪い。でも洗濯はラクかなって……。
そ、そろそろTacxのスウェットカバー買おっかな……。
騒音と振動を抑えるための「マット」
ご家庭の状況にもよりますが、
- 振動
- 騒音
- 床へのダメージ
- 滴り落ちる汗
これらを抑えるための「マット」を敷いておくことをオススメします。
僕が購入したのはTacxの公式マット。サイズは75x195cm。
裏側には網状のすべり止め素材が縁取るように配置されています。
これのおかげで、上でローラーをガンガン回してもズレません
家が賃貸であれば、床へのダメージも無視できないと思います。ヨガマットでも大丈夫そうな気もしますが、何かしらしっかりしたマットを敷いておくべきかと!
騒音・振動をもっと抑えるためにマットを二重にしました
これはあくまで僕の場合なんですけど、ローラー台を使いだしてしばらく経つと振動が気になってきました。2階に住んでいるのも一因でしょうか。ケイデンスを上げると心なしか微振動が増すような気が……!
ご近所さんからクレームが来たわけではないのですが、事前に対策しておくに越したことはないと思い、もう1枚マットを増やしました。
- サイズ(約)……幅1500×長さ900×厚さ9mm
- 重さ(約)……3.7kg
エクササイズマシンなどの下に敷く用に作られたしっかりしたマットです。
Tacx製マットの下に敷きました。ちょっと不格好だけど、ローラー台本体も前輪を固定する台もしっかりマットの上に乗ったのでOKでしょう。
夜遅めの時間や早朝に乗りたい人は、環境によっては二重マットぐらいがいいかもしれません。
とはいえ二重マットにしたところで、集合住宅で深夜にローラーはさすがにやめておいたほうがいいとは思いますが……。
以上のモノを揃えて、こういう環境になりました
「Tacx Neo Smart」を使う環境、こんな感じになりました。写真に写っていませんが前方には扇風機(サーキュレーター使ってます)があります。
で、肝心のトレーニングにはZwiftを利用する人がいるかなと思うので、
について、もろもろ記載します。
僕は初ローラー台が「Tacx Neo Smart」で、Zwiftもこれで初体験しました。接続方法とかも書いたので同じくそういう人はご覧ください。
SHIMANOからインドアサイクリング用シューズも
Zwiftを始めとするインドアサイクリングの需要が増えたようで、SHIMANOから室内用サイクリングシューズが販売されました。
型番は「IC100」。通気性・快適性に優れたメッシュアッパーが特徴です。
もちろん、Zwiftは普通のサイクリングシューズでじゅうぶん楽しめます。しかし、室内ということで靴の中がムレるのも確か。
ムレが気になる方は、室内用サイクリングシューズを検討してみてもいいかもしれません。
Amazonや楽天でも販売されていますが、ちょっと高価格に設定されているようですね……。シマノオンラインショップが一番安いかもしれません。
Tacx Neo Smartで「Zwift」を利用する
「Zwift」って何?
というわけで、まず「Zwift」について超簡単に説明。一応ね!
「Zwift」とはバーチャルトレーニングサービス。無料トライアル終了後は、月額1,500円かかります。
現実世界のロードバイクを漕ぐことで、画面内の自分のアバターもロードバイクを漕ぎ始める仕組み。早く漕げばゲーム内でも早く進む。しっかりペダルを回さないと進まない。現実世界の自分の力量に比例したトレーニングゲーム、といった感じ。
特にTacx Neo Smartはスマートトレーナーと言われ、Zwiftを利用しやすい設計になっています。
例えば「自動負荷機能」があるおかげで、Zwift内で坂を登るとその斜度を再現した負荷が自動的にかかったり。臨場感のあるバーチャルライドを楽しめるというわけ。
再現斜度はなんと25%。激坂も再現してくれます。楽しい!
Zwiftについて、さらに詳しい情報はこちらをどうぞ。
「Zwift」に必要なもの
Tacx Neo Smartには、Zwiftに必要不可欠な以下の2つがすでに内蔵されています。
- パワーメーター
- ケイデンスメーター
この2つが内蔵されているため、別途必要なものは特にありません。
あとはZwiftをApple端末もしくはPCにダウンロード。残念ながらAndroid端末には対応していません。なぜ……。
・Apple端末(iPhone/iPad/Apple TV/Apple Watch)用
▶App Store
・Android端末用アプリも配信されました(※2019/06/28追記)
▶Zwift – Google Play のアプリ
・Windows/Mac用
▶Zwift
Bluetooth内蔵PCであれば、基本的に必要なのはこれだけ。「Tacx Neo Smart」が届いたらすぐにZwiftを始められます。
あとは当たり前ですがインターネット環境が必要。
「Tacx Neo Smart」と「Zwift」の接続方法
Tacx Neo Smartと、Zwiftをインストールした端末を接続します。
2種類の接続方法があります。
- Bluetooth
- ANT+
ちょっと分けて説明。
1. Bluetooth接続の場合
たぶんBluetooth接続のほうが手軽です。
ZwiftをインストールしたApple端末(iPhone/iPad/Apple TV/Apple Watch)はBluetooth内蔵ですし、最近のPCもBluetooth内蔵がほとんどですよね。
もちろんTacx Neo SmartもBluetooth対応。だからすぐに接続できます。めちゃくちゃ簡単。
この状態で自転車を漕げばケイデンスとパワーがBluetooth経由でZwiftに送信され、トレーニングができる仕組み。
大画面でZwiftしたいなら、PCを外部ディスプレイに接続すればOK。もしくは最近のテレビなら、HDMIケーブルでPCと接続すると外部ディスプレイとして利用できるはず。
ややマイナーかもですがApple TVをお持ちなら、ZwfitアプリをインストールしたApple TV本体とTacx Neo SmartをBluetoothで接続して、テレビの大画面でZwiftが楽しめます。(Apple TV第4世代もしくはApple TV 4Kが対応)
そしてこの環境で心拍数センサーを利用したい場合は、「Bluetooth対応の心拍数センサー」を用意する必要があります。
ANT+の心拍数センサーはこの環境では使えないです。ガーミンはANT+ですよね、だからこの環境では使えません……!
例えばキャットアイの心拍数センサーなどはBluetooth対応です⇓
これを使えば、このようなZwift環境になるはず。実際には試していませんが、上記商品のレビューを見る限りではこれでいけるようです……!
心拍数センサーとApple端末/PCをBluetooth接続して使用。
さらにマイナーかもですが「iPhone + Apple Watch」の組み合わせがあれば、Apple Watchを心拍数センサーとして利用することも可能。
あらかじめApple Watch用Zwiftアプリをインストール。この状態でiPhoneのZwiftアプリを起動すると、自動的にApple Watch側でもZwiftアプリが立ち上がります。
そのまま走り出すとApple Watchが心拍数を計測し始めて……⇓
iPhoneのZwift画面上では、その心拍数が表示されるという仕組み。
注意点として、心拍数を計測できるのは「iPhone + Apple Watch」の組み合わせのみであること。
「Apple Watch + iPadもしくはMac」のような組み合わせではのような組み合わせでは、Apple Watchで心拍数を計測できません。なぜならApple WatchとペアリングできるのはiPhoneのみですから。
「iPhone + Apple Watch」を組み合わせたZwift環境について書きました。個人的にはラクに心拍数を計測できて、便利だなと思っています。
というわけで、Tacx Neo Smart と Zwift端末をBluetooth接続するのが手軽だと思います。
心拍数センサーは、Bluetooth対応のものが必要になる点にご注意を。
ANT+の心拍数メーターの数値をTacxNeo Smartに送り、それをBluetoothでApple端末/PCのZwift画面に出力、みたいなこともできません……。
2. ANT+接続の場合
ANT+の心拍数センサーをZwiftで使いたいのであれば、Tacx Neo SmartとZwift端末をANT+で接続する必要があります。
例えば今ガーミンの心拍数センサー(ANT+通信のみ対応)をお持ちのあなた! まさにあなたが対象です。
この場合、Apple端末(iPhone/iPad/Apple TV/Apple Watch)はANT+に対応していないため基本的には接続できません。
……まぁちょっと無理矢理なんですけど、「Lightning – 30ピンアダプタ」 + 「GARMIN ANT+アダプタ」で、iPhone/iPadをANT+対応にすることもできますが、うーんここまですべきか問題……。
Apple Lightning – 30ピンアダプタ MD823AM/A
GARMIN ANT + iPhone用 アダプタ-
しかもLightning端子に直接挿せるガーミンのANT+アダプタはないんですよね。間に「Lightning – 30ピンアダプタ」を噛ませないといけない。
なのでPC(Windows/Mac)にANT+アダプタを取り付けるのが現実的かと思います。PCだったらUSB端子にこのようなANT+アダプタを挿すだけでOK。
ガーミン フィットネス機器用 USB ANTスティック 並行輸入品
つまり、Tacx Neo SmartとPCをANT+で接続して、このような環境でZwiftすることになるかと思います。
GARMINのサイコンとTacx Neo Smartを接続可能
あとこういう使い方も。GARMINのサイコンとTacx Neo SmartをANT+で直接接続できました。
サイコン設定画面内の「トレーナー」という項目から接続をどうぞ。
このまま漕ぐと、Zwiftを利用していない普通のローラー台として使用可能。負荷は”ギアの重さ”になります。
スピードや距離、心拍数、ケイデンス等々のデータをGARMIN経由で記録できます。
Tacx Neo Smartで、実際にZwiftを利用するまで
そんなわけでここからは僕の使用例ですが、接続からZwift利用までをさらっとご紹介。
まず当たり前ですが「Tacx Neo Smart」をコンセントに繋ぎます。本体に電源ボタンはありません。コンセントに繋ぐだけで電源ON。
一応「Tacx Neo Smart」には自家発電機能がありますが、これはペダルを回している間のみ機能します。蓄電機能はありません。ペダリングを止めると電源OFFになるので、素直にコンセントに繋いでおいたほうがいいかなと思います。
次にApple端末(iPhone/iPad/Apple TV/Apple Watch)もしくはPCでZwiftを起動してログイン。ここではiPadを使っています。あと端末のBluetoothはONにしてください。
Zwiftにログインすると、「どのパワーメーターに接続しますか?」と聞かれるので、表示されている「Tacx Neo Smart」をタップ!一瞬でペアリング完了です。
たったこれだけでZwiftに接続できました。あとはワークアウトやコースを選んで走り出すだけ。簡単すぎる。
ちなみに…Tacx公式トレーニングサービスもあるぞ
Zwiftではなく「Tacxが展開しているトレーニングサービス」が、3つあります。
- Tacx Cycling app
- Tacx Training app
- Tacx Trainer software 4
それぞれ簡単に記載します。
Windowsかタブレット端末で使える「Tacx Cycling app」
Tacxが自社製ローラー台で使用できるトレーニングアプリ「Tacx Cycling app」を配信しています。
- iOS(なぜかiPadのみ)
- Android
iOSはiPadのみ対応。Androidもどうやらタブレット端末での使用を想定した作りになっているようです(Android持っていないので試せていません><)
PCは現在Windows版のみ。Mac版は2018年7〜9月頃に配信予定だと、Tacx公式サイトに記載がありました。
とりあえずiPadで試してみました。
Zwiftと違って実写なのが特徴。応援してくれる人とか出てきます。iPadだと画質はSDぐらいでしょうか……。
漕ぐと風景が前進。サイクリスト視点のみで、自分の背後とかに視点カメラを移動させることはできませんでした。
Tacx Neo Smartの自動負荷機能、路面再現機能(機能の詳しい内容については後述)はちゃんと動作します。つまり⇑石畳の登り坂の走りづらさよ。
料金は「コースごとに1,300円で買い切り」。月額制ではありません。
無料で走れる短いコースが3つありますが、違う道を走りたければ1,300円でコースを1つずつ購入です。
Zwiftが月額1,500円であることを考えると……、1300円/1コース買い切りの「Tacx Cycling app」、どうなんでしょう。
ただしZwiftみたいに他人と競争はできないみたいですね。あくまで自分ひとりでトレーニングするアプリのようです。でも実写は結構おもしろいですw
淡々と数字を追う「Tacx Training app」
上記と名前が似てるんですけど、こちらは「Tacx Training app」です。
対応端末はiOSとAndroid。 PC版はありません。
Tacx Neo Smartと対応端末をBluetooth接続して、ひたすら数字を追うトレーニングができます。バーチャルライドとかじゃないです。
料金は無料。淡々とトレーニングしたい人には向いてるかもしれません。
Windows専用のバーチャルライド「Tacx Trainer software 4」
コレは試せていないのですが、「Tacx Trainer software 4」はWindowsPC専用のバーチャルライドサービス。
見た目はZwiftっぽい感じ。
料金プランが「Basic」と「Advanced」の2つあるようで以下。買い切りソフトのようですね。
- Basic……75.63ドル(約8,000円)
- Advanced……145.43ドル(約1万5,000円)
あとそこそこの推奨PCスペックが求められております。英語サイトですが詳しくはこちらでどうぞ。
Tacx Neo Smartを使った感想
個人的な感想〜! 主にZwiftしています。
負荷のかかり方
Tacx Neo Smartには自動負荷調整機能がついていて、登り坂になると斜度に応じた負荷がかかります。
個人的にすごく面白いと思います。獲得標高の多いコースを走れば、有無を言わせず負荷をかけてくれる!やったね!
下り坂ではホイールが空転し、ペダルを回してもなかなかトルクがかかりません。リアルで面白い。
ただ巷でちょっと言われているのですが、「負荷の高い状態でグッとトルクをかけるとローラーが空転するような感触(不具合?)」があるとのこと。これは僕も感じました。キツイ登り坂でグッとペダルを踏み込むと、後輪がグレーチングや落ち葉で少し滑ったような感触に近いものを感じます。
厳密な数値を意識したトレーニングするなら気になるかも。僕は適当にやっているので全然気になりませんw
ちなみにこのトレーニングの世界では、本人のパワーをW(ワット)という単位で表すんですよね。ローラー練を始めてから知った。
パワーを出せば出すほどZwift画面に表示されるワット数が上がり、それに応じてTacx Neo Smart本体下部のライトの色が変わります。まぁ色が変わるだけなんですけどw
しかも乗ってる本人にはこんな場所のランプの色なんて見えません。なんか光ってカッコイイだけですわこれ。
路面再現機能
石畳などの上を走ると、その路面の感触を再現してくれる機能がTacx Neo Smartにはあります。他のローラー台ではあまり見ない珍しい機能。
本体が振動するというより、ペダルに感触が伝わってくる感じですかね。サドルでもなく、ペダルに感触が来るイメージ。
しかも路面によって感触が違うのです。例えば木の橋だと「ゴトゴトゴト……」という感触ですし、
土の路面だと、土っぽいちょっともっさりした感触です。言葉ではめちゃくちゃ伝えづらいですねコレ。
最初はかなり楽しいです。
非常によくできた機能ですが、まぁ要るか要らないかと言われると……、う〜ん要らないかもなぁw 特にしっかりトレーニングして自分を追い込みたい人ほど邪魔に感じてしまう可能性があります。
もし路面の再現機能が不要だったら、Zwiftアプリ内の設定からOFFにできます。
あとこれは僕のレアケースかもしれませんが、購入直後はこの路面再現機能がきちんと動作しませんでした。
しかしファームウェアをアップデートすると動作するようになりました。やり方は「Tacx utility」というアプリをスマホにダウンロード。
「ファームウェアアップデート」の項目から、アップデートを実行すればOK。
路面再現機能がうまく動作しなくて困っている人は試してみてください。
ダンシングできる
本体が程よく”しなる”のでダンシングできます。公式ムービーでも結構ダンシングしてますね。
もちろん巻島さんみたいな左右に思いっきり振るようなダンシングはできませんが、まぁそこそこダンシング可。
フレームへの負担も少なめのように思えます。
騒音について
巷の評判どおり非常に静かだと思います。このTacx Neo Smartを選んだ最大の理由が静音性だったので満足しています。
静音性について、動画を撮ってみました。
⇑ギアの音がうるさいですね……w あとはテレビや洗濯機の音のほうが明らかにうるさいです。
とはいえ生活家電とは違う独特で聞きなれない音(モーターやチェーンの音)ではあるので、音が小さくても人によっては耳につくかもしれません。状況によっては家族からクレームが来ないとも言い切れないかも。
振動について
購入前は騒音ばっかり気にしていて、振動はノーマークでした。
上記の「Zwiftに必要なもの」の項で触れましたが、使用状況によってはちょっと振動が気になるかもしれません。
特にケイデンス高めで回すと、ビリビリというような感じの細かい振動が目立つようになる気がします(床の材質とかにも寄りますけど)。
ちなみに僕の家は賃貸の2階で、そのうえ夜遅めの時間や早朝に乗りたかったので、先述したような振動対策マットを追加導入。ちょっとマシになったかな、という印象。
Tacx Neo Smart、どこで買う?
あまりにも高額だったので、注文したってだけで思わずどうでもいい雑記を投稿しましたコチラです。主に注文ボタンをクリックするまでの心の葛藤を記載しています。今見返しても中身がなさすぎるので基本読まないでください。
▶スマートトレーナー「Tacx Neo Smart」を注文したという雑記【商品未到着】
言いたいことは、どうしても値段が高いね……/(^o^)\ということ。
高額だからこそ国内のほうがサポートが安心とも言えるし、でも海外通販サイトのほうが安い場合が多いし……。色々な要素を天秤にかけてお悩みくださいませ。悩んでいる最中も何だかんだで楽しいと思います。ちなみに僕は海外通販にしました。
しかし2019年5月12日以降、「Wiggle・Chain Reaction Cycles」ではTacxの取り扱いが終了しました。
まとめ:ローラー楽しくなってきてしまった
他のローラー台に乗ったことがないので比較できないのですが、とりあえず「Tacx Neo Smart」は素晴らしいと思いました。特に不満はないです。超満足!
音も振動もほとんど気にせず、思う存分乗れています。トレーニングにしろ運動不足解消にしろダイエットにしろ、家の中で思い立ったときにすぐ乗れるってすごくいいですよ。ローラー台のある生活めちゃくちゃ捗る。
雨なり他の予定なりでロードバイクに2〜3週間乗れなかったとしても、ローラー練をしていれば体がなまらずに済むと思います。次の休日に自転車乗るのが楽しみになる。
実はコレを買った当初はテレビでも見ながらペダルをくるくる回して汗かけたらいいな〜いいダイエットなるな〜、ぐらいの思惑だったんですよ。
でも実際コレに乗ってるうちに、FTP!もっとパワーを!もっとWを!身体は闘争を求める→プロテインを買い出す→BCAAを買い出す→良い体重計を買い出す→イマココ
みたいになっております\(^o^)/
ローラーに乗るのが楽しくなってきてやがる……!
そんなわけで値段で購入を迷っている人は多いかもしれませんが、非常に満足度の高いローラー台ですよ、ということはお伝えしておきます。
Tacx Neo Smart – 販売終了
Tacx NEO 2 Smart – 第2世代
Tacx NEO 2T Smart – 第2世代のアプデ版
Tacx FLUX S Smart – ベーシックモデル
Tacx FLUX 2 Smart – ベーシックモデルの後継機