ローラーはいいぞ。
この記事では、自分の実体験をもとにローラーのある生活についてのメリット・デメリットを書いてみました。
レース勢でも筋トレ勢でもないサラリーマン兼週末ホビーサイクリストが財布の紐を引きちぎって高性能ローラーを買うと一体どうなってしまうのか? そんな話です。
ローラー購入後の生活の一例として参考にでもなれば幸い。
前提:レース勢でも筋トレ勢でもないけど高性能ローラー買った
まず前提として、この記事を書いている人間は意識の低いただの週末ホビーサイクリストです。
属性はこんな感じ。
- レース勢でも筋トレ勢でもない
- でも体は鍛えておきたい。ダイエットもしたい(太りたくない)
- 定期的に運動したい
- でもジムに行くのは面倒くさい
- 2〜3週間ロードバイクに乗れない期間があっても、次のロングライドやヒルクライムを気持ちよく走りきりたい
こんな人間が17万円(当時の購入価格)もする高性能ローラー「Tacx Neo Smart」を買ってしまった。
猫に小判、豚に真珠、週末サイクリスト勢に高性能ローラーなんての無駄じゃない?という気持ちもわかるのですが、ここでは週末サイクリスト勢だからこそローラーはいいぞということを主張しておきます。
なぜなら休日のサイクリングをフルパワーで楽しむため、平日にローラーを漕いでいるのだから。
サラリーマンだと雨や他の予定で2〜3週間ロードバイクに乗れないことがあるじゃないですか。3週間ぶりにロードバイクに乗ると自分の衰えを実感しますよね。計画的に時間を作って乗るに越したことはないけど、そうは言っても現実的には、ねぇ……。
渋峠が絶好のライド日和なのに、3週間ぶりだと登りきれる自信がないから諦める……そんなの勿体無いじゃないですか。でも平日にローラーを漕いでおけば、実走が3週間ぶりでもたぶん登りきれますよたぶん(人によるけども)
つまり平日のローラーは、休日にロングライドやヒルクライムを楽しむためにある。
もう休日のことしか考えてない。週末ホビーサイクリストが休日を全力で楽しむためのローラー。
そう考えると導入する価値があるような気がしてきたので高性能ローラーを購入していまいました。以上、自分の納得させた理屈です/(^o^)\
ローラーのいいところ
ローラーはいいぞ〜。以下メリット。
ロードバイクの筋肉がつく。
ロードバイクに乗り始めるとロードバイクの筋肉がつきますよね? ランニングや筋トレではなかなかつかないこの筋肉、ローラーを漕いでいれば鍛えることができるはず。
もう少し突っ込んだことを書くと、ローラーに乗れば乗るほどやっぱりちゃんと外で乗るほうが強くなれるんだなぁ……ということに逆説的に気付いてしまうのですが、まぁそうはいっても平日は仕事があるのに外を走るってなかなか難しいじゃないですか。平日に朝練や夜練もしくは自転車通勤何十キロなんてできないですよね(え?できないよね?)
そこでローラーですよ(通販番組的展開)
ローラーは適当な格好で跨がればいい
特にサイクルウェアを着る必要ない。なんか適当なTシャツかスポーツウェアに、あとパッド入りレーパン(ビブショーツじゃないパンツ型のレーパン)ぐらい履くとちょうどいいぐらいでしょうか。
なんなら上半身は裸でもいいけど、汗が飛び散るから何か着たほうがいいと思います。
基本的には仕事から帰ってきてレーパン履いて跨がればいいだけ。ウェアのコーディネートとか考えなくていい!
ジムに行くのがめんどくさい人におすすめ
家の中でできるのが個人的には結構なメリット。
昔ジムに通ったことがあったのですが、続きませんでした。帰宅してからジムの荷物を持ってまた家を出るのがもう面倒くさい。じゃあ朝出るときに荷物持っていって会社帰りにジム寄ればいいじゃんって思ったんだけど、朝の荷物が増えるのも面倒くさい。すごいダメ人間です。
とにかく「ジムに行く」のが面倒くさかったんですよね。その点ローラーは帰宅後すぐに始められるし、終わったらすぐ風呂入れるし。個人的には自宅ローラースタイルが合っていました。
家の中だからテレビや録画を見ながらできる。
「基本的に録画を見ながら、時々Zwiftの画面も見る」というスタイルでローラーに乗っています。このスタイル一石二鳥で良くない?
自分の家なので音楽流すもよし、読書もよし、録画消化もよし、Amazonプライムビデオ見るもよし。ローラーと”+アルファ”が捗ります。
50分というのはアニメ2話分ということです pic.twitter.com/3tEObHkJOF
— ゆう@ロードバイク (@escapetrip_jp) 2019年2月14日
というか何もせずに淡々とローラーに乗れる人はすごいと思う。やっぱり単調だから飽きるので、”ローラー乗りながらやること”を考えておいたほうが良さそうです。
Zwiftはいいぞ
なんだかんだで1年間、Zwiftを継続中。
そこそこのサブスクリプション費(月額1,500円)にもかかわらず、ジムに行くよりも安いという理屈で継続中。
個人的には自動負荷がイイと思っています。勝手に負荷がかかるので、それに合わせてこちらも頑張らないといけないわけですね。
もしも負荷がかからず、自分の力加減ひとつで負荷が決まってしまうのだとしたら、僕なんてもう運動にすらならないレベルの低負荷でローラーに乗っていることでしょう。自分を律するのは難しい。
自動負荷のおかげで頑張ってやろうと思える気がします。
ローラーを導入する前に気をつけたほうがいいこと
ローラーの種類によりますが! 3本ローラーはお手頃価格だけど騒音がすごいですし、静音性と機能性を兼ね備えたスマートトレーナーと呼ばれるタイプのローラーは価格がべらぼうに高いです。
どのローラーも一長一短。自分に合ったものを。
あと部屋のスペースを取ります。購入前に置くスペースを確保しておきましょう。僕はまだ買ってもいないのに、はやる気持ちを抑えられず先に部屋の模様替えしちゃったレベル。
部屋ものすごい模様替えして大掃除してローラー置けそうなスペース確保しました(買うとは言ってない)
— ゆう@ロードバイク (@escapetrip_jp) 2018年1月21日
ローラーってほんとに効果ある?
完全に個人の感想に過ぎませんが、ローラーは効果ありますね。当たり前だけど。やっぱり効果ありますわコレ。
個人的な頻度は週2〜3回ほど乗ります。1回あたり30分〜1時間程度。
これぐらいの頻度で個人的にはちょっと痩せるか、もしくは体型維持ぐらいになるかなという印象。もちろん走力の向上もある程度は見込めそう。
バッキバキに強くなりたいならこれ以上の頻度と負荷、あとはラーメン餃子ビールといった普段の食生活を改善するしかないようです。つらい。
めちゃくちゃ腹減ったし何というかiPhone綺麗に撮れるな… pic.twitter.com/HoY4WmXcnQ
— ゆう@ロードバイク (@escapetrip_jp) 2019年2月10日
バッキバキになりたいなら唐揚げ丼食ってる場合じゃねぇ!
冒頭でも触れましたが、普段ローラーに乗っていたおかげで久しぶりのライドでもあまり衰えを感じず、気持ちよく走れるのは実感するところ。
まとめ:限られた休日に遠出したいサイクリストもローラーあり
すごく個人的なローラーの話でした。
レース勢でも筋トレ勢でもない意識の低い週末ロングライド勢でも、普段からローラーに乗っていればいつでも絶景ライドに飛び出せるはず。そのためのローラーなのだ……!
高い買い物だったけどローラーを買ってよかったです。