聖地「ヤビツ峠」ヒルクライムに初挑戦! あとオギノパンまで行ってきた
ヒルクライムの聖地との呼び声高い、神奈川県秦野市は「ヤビツ峠」に初挑戦!
ヤビツ峠に初挑戦どころか、ヒルクライム自体に初挑戦です。はじめてロードバイクで峠というところに行きました!
そんなペーペーが果たしてヤビツ峠を制覇できるのか。
先日、フルクラム「レーシング3」にホイールを初交換してテンション上がったのまま、自分の実力がまったく分からない状態で峠に突っ込んだ結果……!そんなレポ記事(?)です。
ヤビツ峠ってどこ?
サイクリストは知っている方も多いかもしれませんが、改めてヤビツ峠について簡単に説明しますと。
神奈川県秦野市にある761mの峠です。地図で見るとこのへん。
ここをこんなルートで通りました。左下の緑ピンがスタート地点。横浜のほうへ向かって帰宅しました。
ヤビツ峠はヒルクライムの聖地と言わるほど有名です。どうしてこれほどの扱いを受けるようになったのか、調べてみたけど分かりませんでした!アクセスの良さ、タイムが実力の目安になる点、などが理由でしょうか??
たしかに以前、塔ノ岳登山のためにヤビツ峠までバスで訪れた際、たくさんのサイクリストが登っているのを見ました。その日は小雨にも関わらず。聖地と言われるだけはあるなぁとか思ったのを覚えています。
秦野駅からヒルクライム、スタート!
そんな大人気ヤビツ峠、今回は最寄りの小田急小田原線秦野駅まで輪行してスタートしました。
ちなみにヤビツどころか、ロードバイクで峠を登るという行為そのものが初挑戦となる今回に、なぜヤビツ峠を選んだのか。別に聖地だからとかではなく、単純に近いからです。横浜住まいなので。
とりあえずホイールを交換したからにはヒルクライムをしてみたいし、近いし、ヤビツ峠行ってみるか、という覚悟ゼロ状態で突撃してしまいました。
季節は10月下旬。暑くもなく寒くもなく、絶好のヒルクライム日和。
とりあえず地図を見ながらセブンイレブンに到着。おそらくヤビツ峠アタックするサイクリストの多くは、ココに寄るのではないでしょうか。
ヤビツ峠の入口という雰囲気。ここからスタートということにしましょう。
何度も言っていますが初ヒルクライムなので、タイムは全く気にしません。とにかく、脚をつかずに最後まで登りきることだけを考えて走ります。
ちなみにヤビツ峠のタイムについてググってみると超速い人で30分台、初心者なら1時間ほどだそう。ふむふむ……。じゃあ今回はとりあえず1時間ぐらいで登れればいいか!
タイムは気にしないと言いましたが、計測しないとは言っていない!というかアレです、タイムは次回登ったときに今回と比較するために測るのです。自分の走力向上を知るために……というわけで一応測っておきます。
というわけで、ヤビツ峠アタック、スタート!!
脚をつかないように登っているのですが、一度だけ道が合っているか不安になってGoogleマップを見るために止まりました。
まだ山道に入っていないところですが、勾配はこのぐらい。
というか、山道までの住宅地がキツイですよね!? サイコン見てると勾配10%ぐらいありましたし!
しょっぱなから「舐めてかかってしまったかもしれん……。」という若干の後悔が。序盤からこんなので果たして最後まで登りきれるのか。
と思いながら何とかクランクを回していると、住宅地を抜けて山道へ入りました。勾配がややマシの3〜5%ほどに。いけそうな気がするー!毎日家の前にある勾配約13%の坂(距離は短いけど)を登ってチャリ通勤していることに比べれば5%なんて屁でもない気がするー!
前向きに捉え、淡々とクランクを回す作業を続けます。10月という時期的にも本当に登りやすい気温だったので、トラブルもなく快適に進んでいると……、おや、何か駐車場兼広場みたいなところがありますね。
脚つかないように登りきる、とは思いつつも、やっぱり景色の良さそうなところでは止まって写真を撮りたいもの。気になったところはロードバイクを降りてチェックします。
あとで知ったのですが、ココは「菜の花台展望台」という展望台でした。おー景色がいい!
風景を眺めつつ記念撮影に勤しんだので、残りを登り切ることにします。結構登った感があるから、半分ぐらいは消化したかな……?
左カーブの内側など、ところどころで勾配が10%ほどになることもありますが、区間は短いので何とかやり過ごせるレベルでした。
とはいえ慣れないヒルクライムで疲れてきているのも確かです。ここは……「休憩のダンシング」だ!うまいサイクリストはダンシングしながら休憩する、というのを聞いたことがあるぞ!
そんなことを思い出して見よう見まねの雰囲気ダンシングを開始したところ、自分のHPゲージがもの凄いスピードでごりごり減っていくのを感じました。これアカンやつや。すぐ座った。
まあ考えたら分かることなのですが、「休憩のダンシング」とは立つことで今まで使っていた筋肉を伸ばしたりして休めながら、別の筋肉や自重を使ってペダルを踏む、みたいなことですよね。そりゃあ立ち漕ぎしただけで休めると思ったら大間違いでした。
そんな感じで「休憩のダンシング」の方法を考えながら登っていると、たぶん着いたっぽい……。おおおぉぉ!?着いた!!!
ヤビツ峠、無事に登りきれた…!
前述したように塔ノ岳登山でこの付近のバス停まで来たことがあったため、ココがゴールだとひと目で分かりました。の、登れたー!!
ロードバイクを立てかけて、お馴染みの記念撮影。
タイムはほぼピッタリ1時間でした。サイコンのラップ機能で、セブンイレブンから頂上までを計測。まぁ生まれて初めてのヤビツ峠、生まれて初めてのヒルクライムだしこんなもんでいいでしょう!
ほほー、売店もあるんですねー。
初めてのダウンヒル!
ヒルクライムが初めてなら、ダウンヒルも初めてです。登ってきた分を下らなければ!
どう考えても下りは寒いと思ったので、サイクルジャージのポケットに超コンパクトなジャケットを入れて持ってきました。パタゴニアの「フーディニ」というもの。
サイクリングウェアではありません。位置づけとしては簡単なアクティビティ全般に使えるように作られたものです。今回のダウンヒルにも丁度いいかなと。薄いし軽いし、着るとそこそこ暖かいです。
広げるとこのような感じ。
さっそく着込んで下る!
初めてのダウンヒル、楽しイィィィ!!
楽しかったので写真を撮るのを忘れてました。
かなり下ったところに喫茶店を発見!「きまぐれ喫茶」。湧水で淹れるコーヒーが有名なようです。閉まっていましたけどね……。
そのまま道なりに進むと、裏ヤビツと呼ばれるルートを通ることになります。車は少なく、めちゃくちゃ走りやすい道でした。
まだまだ進んでいくと、宮ヶ瀬湖に出ます。このあたりまで来ると、もはや神奈川県とは思えない景色!
宮ヶ瀬湖を過ぎると、もうすぐオギノパン。
休日だから人が多いのはわかりますけど、それにしても多いな。大盛況ですね。駐車場も広いのですが、満車のようで誘導員の方がめちゃくちゃ忙しそうでした。
サイクルラックも3台ぐらいが当たり前のように置かれていて、さすがという感じw
で、さっそくパン!
結構お腹が空いていたので名物である「あげパン」を筆頭に……、
カレードーナツ、あんドーナツ、テリヤキが挟んであるパン、
卵を1個入れてマヨネーズとコショウで味付けされた絶対旨そうなラピュタ風パン、
牧場のジャージークリームパン、
合計6個のパンを1人食い散らかす暴挙。
どれも旨い。ヤビツ峠ヒルクライムで消費したカロリーを一瞬で凌駕した気がします。でもそういうロードバイクの乗り方をしているのでいいんです!カロリーとか気にせずに行き先の飯を食うスタイルでいきたい。
ヤビツ峠まとめ
このあとは自走まで帰宅。距離は約83kmでした。
初めてのヒルクライムで登ったヤビツ峠は、今後のいい目安になりそうですね。どれぐらいの勾配でどれぐらいの距離の峠なら超えられそうか、という予想が立てられるようになった気がします。
それにしてもロードバイクでヒィヒィ言いながら坂を登るとかちょっと何考えてんのかわかんない、なんて思っていた時期が僕にもありました。だけど……あれ、坂登るのって、超楽しいんですけど……!一人のサイクリストがヒルクライムに目覚めた瞬間であった……。