GIROのシューズ「FACTOR TECHLACE」レビュー。フィット感とデザインが素晴らしい

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giroのFACTOR TECHLACE
セール情報:2024/11/20 更新

完全に見た目だけで選びましたけれども!

GIROのSPD-SLシューズ「FACTOR TECHLACE」を半年以上使ったので、感想などを書いてみます

シューレースとBoaダイヤルを組み合わせた斬新なデザインに惹かれました。履き心地・フィット感も良く、軽量で使い勝手も良く、つまり非常に気に入ったので記事にしてみます。

目次
筆者情報(タップで開く)

メイン自転車

カメラを背負って写真や動画を撮りながら、1〜4泊ぐらい宿泊する自転車旅が好み。1日の走行距離は約50〜120kmぐらい。

GIRO「FACTOR TECHLACE」かっこよさ

色はホワイト/ブラックモデルを選択。ほかにはイエロー/ブラックとブラック単色モデルがありました。

まず見た目。

giroのFACTOR TECHLACE

giroのFACTOR TECHLACE

お店っぽい靴の置き方してみた

履くとこんな感じ。

giroのFACTOR TECHLACE

履いたところ!

giroのFACTOR TECHLACE

(見方によってはシマウマ・パンダっぽいような気もしないでもないけど)個人的には非常に気に入っています。

白色は汚れや傷が目立つけど……それでもウェアと合わせやすい白にしました。ソックスだって何色でも大体合う。まぁ白か黒が無難だと思うけど大体合う!

giroのFACTOR TECHLACE

giroのFACTOR TECHLACE

特徴的な締め付けシステム

ご覧の通り、「シューレース&マジックテープ + Boaダイヤル」という変則的な締め付けシステムが用いられています。

締め付けシステム

つま先側はシュース&マジックテープ式を採用

ここのマジックテープをバリっと剥がして引っ張り、再び貼り付けてフィットさせます。シュースレースでありながら、”靴紐を結んだり解いたり”する必要はありません。めちゃラク。

ロードバイク用シューズの締め付けシステム

以前使っていたシューズは、”靴の中の余白が大きくてつま先〜親指の付け根あたりまでが上下に動く”ところが気になっていたのですが、このシューズではそれがなくなりました。フィット感良し。

ロードバイク用シューズの締め付けシステム

足の甲側は馴染みのBoaダイヤルを採用

商品ページによると1mm単位で調整できるとのこと。使ってみると締め付けも緩めるときも調整がラク。

ロードバイク用シューズの締め付けシステム

つま先側は「シューレース&マジックテープ」、足の甲側は「Boaダイヤル」という非常に変則的な組み合わせですが、フィット感と操作性は文句なしでした。

それに着脱もラク。僕はBoaダイヤルの操作だけで脱ぎ履きできています。つま先のマジックテープ側はほとんど触らなくてもフィットしている感じ。もちろんレースなどに出る際はキチンとマジックテープと貼り直してフィットさせたほうがいいと思いますが、ゆるロングライドやポタリングではこれくらい適当でも十分使えました。

ロードバイク用シューズ

重量

41サイズで片足226.8gでした(クリート付けず)。

ロードバイク用シューズの重さ

SPD-SLシューズの重さの相場がイマイチわからないけど、GIROのSPD-SLシューズラインナップの中でもハイエンドモデルという位置付けになりますし、商品ページでも軽さをアピールしているので軽いほうなのだと思います。

実際に履いてみても重さなんて感じることなく、快適そのもの。十分軽いということでいいのではないでしょーか!

「EASTON EC90 SLX2」カーボンソール

ソールは「EASTON EC90 SLX2」のカーボンソール。

商品ページによると、ハイエンドモデルなのでパワー伝達に優れた高剛性アウトソール、ということになるみたい。

ロードバイク用シューズのアウトソール

ソールの剛性については説明が難しいので、これまで使っていたシューズと比較しながら書いてみます。

これまで使っていたfizikのエントリーモデルSPD-SLシューズ「R5B UOMO」は、商品ページによると”ライダーの脚力をサポートする適度な剛性に調節したカーボン強化ナイロン製アウトソール”というものを採用していた模様。
R5B UOMO(メンズ)BOA | RIOGRANDE

fizikのビンディングシューズ

このfizikのエントリーモデルと比較すると、違いは歴然でした

GIRO「FACTOR TECHLACE」のほうが明らかに硬くてパワーが逃げない。ソールが違うだけで全然違うのですね…! かと言って個人的には硬くて疲れるという感覚はほとんどなく、単純にパワーが逃げていない恩恵にだけあずかれている印象です。

3穴タイプのSPD-SLシューズ

いわゆる普通のSPD-SLシューズ。僕はスピードプレイを取り付けました。

スピードプレイを取り付けたシューズ

そのほかシマノでもルックでも問題なく取り付けられると思います。

付属品など

付属品についても書いておきます。

インソールの土踏まずのところにマジックテープで取り付けるサポーターが3種類付属。それぞれ暑さが異なっており、黄緑は薄く、橙色が標準、赤色が分厚い仕様になっています。足の形に合わせて好みの感触のサポーターを選べると。

3種類のインソール

シューケース付き。持ち運びに便利…かもしれないけど、正直あまり使う機会は見当たりませんw

ロードバイク用のシューズケース

あとヒールパッドは交換可能なタイプです。消耗品なので。

「シューレース&Boaダイヤル」についてちょっとだけ深掘入り

非常に珍しいですよね、この締め付けシステム。

ちょっと珍しすぎると思うので、もう少しだけ深掘り

ロードバイク用シューズの締め付けシステム

普通の靴は、片足にシューレースが1本通っていますよね(当たり前ですけど)。

しかしこのシューズ、実は片足にシューレースが2本通っています

写真だと分かりづらいと思いますが、フォトショップで赤と青に塗ったこの2本は独立しており、それぞれ前後のマジックテープに繋がっています

ロードバイク用シューズの紐

この2本のシューレースは繋がっていない!

シューレース2本が独立しているので、前マジックテープだけ締める、あるいは後マジックテープだけ締める、といった微調整が可能

このように微調整できるのがなかなか便利。前マジックテープをしっかり締めておけば、つま先側はフィットしてるけど足の甲側はゆるいから脱ぎ履きしやすい、みたいな感じになります。

ロードバイク用シューズの締め付けシステム

それとフィット感について。

実は僕、シューレースタイプのGIROシューズ「Empire VR90(SPDシューズ)」も持っております。レビュー記事はコチラ

ロードバイク用シューズ2足

履き比べてみると……あくまで個人的な感覚になりますが、どちらも満足できるフィット感です。甲乙つけがたい。

昔から様々なスポーツシューズに採用されている紐靴のフィット感はもちろん素晴らしいものです。しかし「FACTOR TECHLACE」も変則的な締め付け方を採用しながら、シューレースとBoaダイヤルの良いとこ取りで満足できるフィット感を生み出していると感じます。

強いて惜しい点をあげるとすれば……、シューレースタイプは脱ぎ履きがちょっと面倒くさいです。とはいえ、ライド中に脱ぎ履きするような機会ってよく考えたらそんなにないですよね。思いっきりスプリントでもしない限り、靴紐をちょっと緩めに結んでおいて脱ぎ履きしやいようにしておけばいい気がします。というか僕はそうしています。

「FACTOR TECHLACE」はシューレース部分をわりとしっかり締めていたとしても、Boaダイヤル部分の操作だけで脱ぎ履きできてしまいます。それに例えばコンビニやカフェで休憩するとき、Boaダイヤルを緩めるだけで足がちょっとラクになりますよね。このあたりは特に便利だなと思います。

giroのFACTOR TECHLACE

デザインに惚れたシューズ

冒頭にも書いた通りデザインで選びましたが、性能やフィット感も十分満足できるものでした。

やっぱり靴なので実店舗で試し履きするのが一番だと思いますが、GIROを取り扱っているダイアテックのサイトでは「シューズガイド」が用意されており、足のサイズの測り方と、それに対応するGIROシューズのサイズがわかるようになっています。あくまで目安にはなりますが、通販でもちょうどいいサイズを選びやすいのではないかと思います。

giroのFACTOR TECHLACE

完全に余談なので小文字で書きますが、この記事の写真はすべて自撮りです(笑)

そんなわけで大満足のシューズになりました。すごく良い感じ。

※Amazonや楽天では価格が高騰しているようです(記事執筆時点)。WiggleやTOKYO WHEELSで検討したほうがいいかもしれません。

▶Giro – Factor Techlace ロードシューズ | Wiggle 日本

▶ビンディングシューズ【GIRO FACTOR TECHLACE】|TOKYO WHELLS

giroのFACTOR TECHLACE

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