サーモス「真空断熱ケータイマグ(FJF-580)」レビュー:ボトルケージに入る、ロードバイク用の保冷保温ボトル

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サーモスの自転車用ボトルとロードバイク

THERMOSの保冷保温ボトル「真空断熱ケータイマグ(FJF-580)」を購入しました。

夏は冷たい水で生き返り、冬はお湯でコーヒーやラーメンが作れる保冷保温仕様。ボトルケージに収まる設計なので持ち運びやすく、片手でフタを開けて給水できる機能性の良さ……!

そのうえ会社に持っていって普段使いしても違和感のない、良くも悪くも無難なデザイン。この汎用性の高さが素敵です

シンプルに良い水筒だったのでレビューします。

目次
筆者情報(タップで開く)

メイン自転車

カメラを背負って写真や動画を撮りながら、1〜4泊ぐらい宿泊する自転車旅が好み。1日の走行距離は約50〜120kmぐらい。

ボトルケージに入る、THERMOSの保冷保温ボトル「真空断熱ケータイマグ」

THERMOSの保冷保温ボトル「真空断熱ケータイマグ(FJF-580)」は、シンプルな見た目の魔法びん水筒。

サーモスの自転車用ボトル

「スポーツバイク用ボトル」と銘打たれていて、ボトルケージに収まる設計

クロモリロードバイク

ボトルケージのこの……返し?みたいになっている部分が、「真空断熱ケータイマグ」のゴム部分に当たるようになっています。

このおかげで、「真空断熱ケータイマグ」が衝撃で飛び出すようなことはないはず。

真空断熱ケータイマグとボトルケージ

ボトルケージに収まる設計ではあるのですが、ボトルケージによってはどうしても収まりの悪い場合もあるみたいです。お使いのボトルケージと相性が悪い場合もあるので、ご注意ください……。

実際、このアルミ製ボトルケージは歪んでいるせいもあってか、少しだけカタカタ音がなりました。綺麗な路面では無音なのですが、デコボコの路面を走ると少しカタカタと鳴る程度。大した問題ではなかったので、とりあえずこのまま使えそうです。

気になる方は、100均などで売っている500mlペットボトル用ボトルカバーを被せれば、ガタつきを軽減できます。詳しくは後述しています。

サーモス自転車用ボトルをロードバイクに収納

夏でも冷たい水が飲める幸せ

いわゆる魔法びん構造で、「保冷・保温どちらにも対応」。夏でも冬でも使える汎用性の高さ。

夏の冷水は命の水。水が冷たいだけでありがたい…! 灼熱の日に飲む冷たい水は世界樹のしずくでありラストエリクサーなのだ…!

サーモス自転車ボトルの飲み口

またスポーツ飲料を入れても大丈夫、と公式が案内しています。

ミネラルやナトリウムは水から補給できないので、熱中症対策としてポカリスエットやアクエリアスを入れておくのは大いにアリ。

冬はお湯でコーヒーやラーメンを

冬は熱湯を入れておけばコーヒーが飲めるし、カップラーメンも作れます

熱湯を入れて4時間ほど経過したところでコーヒーを入れてみました。火傷するほどアツアツではないものの、ぬるくもありません。どちらかといえば「まだ熱い」と言っていい温度。寒い冬、外で飲むコーヒーはいいぞ…!

サーモス自転車用ボトルとスノーピークのカップ
インスタントコーヒーにお湯を注ぐ
スノーピークのカップ

言わずもがな、外で食べる冬のカップラーメンも最高です。

冬はコーヒーライド、ラーメンライドが楽しい季節になりそう。

サーモス自転車用ボトルとカップラーメン
カレーカップヌードル
外で食べるカレーめん、うますぎる

ボトルの容量が580mlなので、お湯を少なめにすればカップラーメンがぎりぎり2杯作れるかな、といったところ

カップラーメンとコーヒー1杯ずつだと丁度いいくらいでした。

開閉方法:片手でもワンタッチで開けやすい

走行中にボトルケージから取り出して片手で飲む、というスポーツバイクならではの動作を想定しているのでしょう。片手でも開けやすい構造

二重ロックになっていて、まず一番外側の「ロックリング」を外します。

ボトルのロックリングを外す

あとはボタンを押せば、パカッと開く仕組み

一応このボタンだけでも閉じる構造なので、上記の「ロックリング」は引っ掛けなくても大丈夫といえば大丈夫。まぁ何かの拍子にボタンを押してしまうと開いてしまいますが…。

ボトルのフタを開けるボタン

飲み口はこのように”すぼめられている”ので、飲みやすいです。コーヒーやラーメンを作るときもお湯を注ぎやすい。

サーモス自転車用ボトルの飲み口

保温・保冷効力、容量、重さ

本体重量は公称値で280g。実際に測ってみると約276gでした。

自転車用ボトルということで、一応重さが気になる人がいます…よね…!?

サーモス自転車用ボトルの重量

容量は580ml

色はブラックとホワイト。ロードバイクの色に合うかどうか、難しいところかもしれませんね。

サーモス公式サイトによると、スペックはこんな感じ。

容量580ml
保温効力(6時間)70℃以上
保冷効力(6時間)10℃以下
サイズ幅7.5 × 奥行き8 × 高さ23(約cm)
重さ280g

THERMOS「真空断熱ケータイマグ」のメリット

改めてメリットをまとめます。

メリット
  • 自転車のボトルケージに入る
  • 保冷・保温のどちらにも対応
  • 会社や学校にも馴染むデザイン

自転車のボトルケージに入る

偶然ちょうどよく収まっているわけではなく、ボトルケージに入る自転車専用設計です。

サイクリングでも安心して使えるのがいいですね。

FJF-580をボトルケージに入れる
ボトルケージに入る自転車専用設計

保冷・保温のどちらにも対応

保温保温のどちらにも対応している水筒って、意外と少なかったりします。

多いのは「保冷のみ」というパターン。保温が必要な人にもおすすめできます。

インスタントコーヒーにお湯を注ぐ
冬のコーヒー最高です

会社や学校にも馴染むデザイン

シンプルなデザインなので、ロードバイクに乗るときに限らず、普段使いできるところが良いですね。

会社や学校に持っていったり、仕事用のカバンに入れても違和感がありません。僕も夏は普通の水筒としてサイクリング以外のときも使っています。

机の上の魔法びん水筒

THERMOS「真空断熱ケータイマグ」のデメリット

デメリット
  • ボトルケージに出し入れすると、本体に小キズがつく
  • 500mlペットボトル用ボトルカバーでガタつきを軽減できるかも
  • 手を入れて中を洗うことはできない

ボトルケージに出し入れすると、本体に小キズがつく

ボトルケージに入る自転車専用設計とはいえ、ボトルケージによって絶妙にガタつきが出る場合があります。

そのガタつきによって、細かな傷がつくことがあります。

どうしても金属同士がこすれるので、これは仕方ないかな……。傷はつくものだと思ったほうが良さそうです

サーモス自転車用ボトルの傷

500mlペットボトル用ボトルカバーでガタつきを軽減できるかも

100均などで販売しているボトルカバーを装着するのもありです。

500mlペットボトル用ボトルカバーを思いっきり伸ばせば、ギリギリ入るかな……といった印象。結構ギリギリなので、なるべく伸縮性が高いカバーを選んでください。

こちらはセリアで購入したボトルカバーです。

FJF-580と100均のボトルカバー

なんとか入りました! 本当にギリギリ。

ボトルカバーを付けたFJF-580

この状態でボトルケージに入れると、ガタつきはほぼゼロ

ガタつきが気になった方はぜひ試してみてください。

ガタつきがなくなる

手を入れて中を洗うことはできない

フタの部分はまるごと取れるのですが…、本体の直径は小さめ。左に男の手を写しましたが、中に手を入れてガシガシ洗うことはできません。

測ってみると直径4.6cmでした。さすがに女性の手でも入らないと思います。

サーモス自転車用ボトルの直径

飲み口部分は、本体パッキンとフタ用パッキンが分離します。こちらは洗いやすいですね。

サーモス自転車用ボトルの飲み口を分解

使い所が多くて便利な「サーモスの自転車用ボトル」

ロードバイクのボトルケージとボトル

カラーは黒と白のラインナップしかなく、見た目もちょっと遊び心のない無骨なデザインだけど、言い換えれば無難で合わせやすい保冷保温ボトル。

機能性はさすがのサーモス。魔法びんのパイオニアであり、アウトドア分野では登山で使われる山専ボトルはあまりに有名。こと自転車用ボトルにおいても、保冷保温のスペックは信頼できるのではないか思います。

FJF-580」の特徴
  • スポーツ自転車のボトルケージに収まる
  • 保冷・保温に対応

保冷専用、真空断熱スポーツボトル「FJP-600」

同じくサーモスから、真空断熱スポーツボトル「FJP-600」も販売されています。

こちらもスポーツ自転車のボトルケージに収まる設計。

FJP-600」の特徴
  • スポーツ自転車のボトルケージに収まる
  • 保冷のみ
  • 飲み口がすぼんでいる

保冷のみ。そのぶんゴクゴク飲めるように、飲み口が少しすぼんでいます。夏の水分補給に特化した飲み口といった印象。

保温が要らない人は、「FJP-600」のほうがいいかもしれません。

ストロー版もあるけど、個人的には今回紹介したストローなしverがおすすめ

同じくTHERMOSから「真空断熱ストローボトル(FFQ-600)」という製品も販売されています。見た目も性能も似ているのですが、明らかな違いがあるので簡単に紹介しておきます。

こちらもスポーツ自転車用で、ボトルケージに収まる設計。

FFQ-600」の特徴
  • スポーツ自転車のボトルケージに収まる
  • 保冷のみ
  • 飲み口がストロー

こちらも「保冷のみ」。保温には対応していません。夏メインで使うことになりますね。

また、飲み口が「ストロー」なのも大きな特徴。走りながら給水するならば、ストローのほうが飲みやすそうではありますね。ただ衛生面はちょっと気になる。ストロー内部は洗いようがないもんね……。

個人的には、この記事で紹介した保冷保温ボトル「FJF-580」か、保冷のみだけどゴクゴク飲める「FJP-600」のほうが便利そうに見えます。


サーモスの自転車専用設計ボトルは、以上3種類。特設ページもありました。

サーモス製品@自転車 | サーモス 魔法びんのパイオニア

関連:ボトルについての記事はこちらもどうぞ

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