ボトルケージの位置を上下に微調整できるアダプター「シマノ SM-BA01」 これを探してたんだ
いいモノを見つけた……!
ボトルケージの位置を32〜50mmの範囲で上下に調整できるシマノ製アダプター「SM-BA01」」を発見。
ボトルケージの位置を下げたかった僕、大歓喜。ちょっとニッチなアイテムだけど、これだ、これを探してたんだ!
ボトルケージの位置調整をビフォー・アフターでご覧ください
こちらがシマノ製アダプター「SM-BA01」。
中身! このパーツを取り付けることで、ボトルゲージの位置を32〜50mmの範囲で上下に調整できます。
実際にビフォー・アフターの写真で、どのくらい位置調整できるのかご覧ください。
まずビフォー。
シートチューブ側のツールボトルの位置を調整しますね。今この位置にあります。赤い補助線を引いてちょっと見やすくしました。
そしてアフター。
最大の50mm(5cm)まで下げました。
ビフォーアフターを左右で比較。
どうでしょうか……! 5cm下がると印象が大きく変わります。
で、「ボトルケージの位置を下げると、どんなメリットがあるの?」という疑問についての回答。
5cmも下がるとですね、小さいフレームに乗っている人や、フレームバッグとボトルが干渉しちゃう人にとっては、ちょっとした革命です。
例えば身長の低い男性もしくは女性用の小さいフレームだと、ボトルを入れるスペースが狭いと思います。でもこのパーツでボトルケージを下げれば、大容量のボトルなんかも装備できるようになるかも。
またフレームバッグとボトルが干渉する場合でも、このパーツで回避できる可能性があります。
僕の場合は身長が低いからフレームが小さいし、フレームバッグとボトルも干渉するという両者を満たしたパターン。
以前はアピデュラのフレームバッグと、ツールボトルが干渉していたのですが……
このパーツで5cm下げると、しっかりクリアランスが取れました!
相変わらずドリンクボトルはちょっと干渉しているのですが、十分うれしいです。
取り付けも簡単
アーレンキーだけですぐ取り付け可能。
付属品はプラスチック製パーツ2つ、ネジ4本、スペーサー2つです。
真横から見るとこう。
厚みが約1.5cmほどあるため、装着後はそのぶんだけボトルケージの位置が浮きます。ほかの部品との干渉にご注意を。
ボトルケージを付けて、こんな感じに。
下げすぎ注意
下げすぎると、今度は違う場所で干渉がおきる可能性があります。
例えばボトルケージ同士が干渉する可能性。⇓の写真ではシーチューブ側ボトルケージのみ位置を下げました。本当はダウンチューブ側も下げようと思っていたのですが……、無理ですね、ボトルケージ同士が干渉しちゃう。
また僕はツールボトルの位置を下げるために使いましたが、ドリンクボトルの位置を下げるとライド中に取り出しづらくなることも予想されます。
手の長さなども考えてボトルケージの位置を調整したほうが良さそうですね。
なぜこんなニッチ製品がシマノから出ているのか
察しの良い方は、冒頭のパッケージ画像で気付いたかもしれません。
赤文字で「Di2」と書かれているように、本来は電動コンポ用パーツです。
電動コンポのフロントディレイラーはちょっとゴツいので、ボトルケージと干渉してしまう場合がある模様。それを回避するのがこのパーツというわけ。
取説にはこのような絵が。ボトルケージの位置を”上”にズラすことで、電動フロントディレイラーとの干渉を回避するのですね。
というわけで本来の使い方ではないのですが、ボトルケージを下げることもできるという話でした。
お値段は1,609円(記事執筆時Amazon価格)。
ボトルケージの位置を調整したい人にとっては、非常に便利なアイテムではないでしょうか。
※追記
似たような製品が、TNIやミスターコントロールからも出ていることをTwitterで教えて頂いたので追記します。情報ありがとうございましたm(__)m
TNIは、1,209円 + 関東への配送料860円(記事執筆時Amazon価格)
【関連】ボトルについてはこちらも。