>> マイプロテイン:特大セール開催中

【GW北海道ライド】美幌峠ヒルクライムと車で知床散策。 知床五湖、天に続く道、メルヘンの丘 〜連載4/6〜

記事内にアフィリエイト広告を掲載している場合があります。
美幌峠からの景色

〜前回のあらすじ〜

旭川〜美幌の176kmを走破!
【GW北海道ライド】旭川〜美幌まで176km。石北峠と北きつね! 〜連載3/6〜

北海道4日目、2019年5月6日の朝を美幌で迎えました。

早朝から美幌峠ヒルクライムに繰り出し、その後は友人の車で知床岬、知床五湖(の一湖まで)、天に続く道、メルヘンの丘に連れて行ってもらいました。知床ってなかなか気軽に行ける場所じゃないので本当に感謝しかありません。

広大な原生林が残る世界遺産「知床」。奥深くに入ったわけではないのですが、知床の息吹を感じてきました。

目次

美幌峠ヒルクライムからの屈斜路湖!

朝5時に起床。

セイコーマートで買っておいた北海道のソウルフード「やきそば弁当」をかっこみ、美幌峠ヒルクライムを開始!

美幌峠へ向かう道

あ、やきそば弁当知ってる? 弁当って言ってますが実際はインスタントのカップやきそばで、北海道では圧倒的な知名度があるそうな。特徴は湯切りの湯を捨てずに、スープとして再利用するところ。アイデアやきそばと言えばナイスアイデアですが、まぁそれだけなので相当暇だったら食べてくださいw

やきそば弁当

美幌峠(びほろとうげ)は標高493mで、屈斜路湖(くっしゃろこ)を見下ろすところにある峠。

美幌町側から登った場合の斜度は5〜8%ぐらいでしょうか。

昨日にならって「また北海道どうせ暑いんやろ?」と考え半袖ジャージ + アームウォーマーで朝5時半に出発したところ、気温はなんと5℃。これは寒すぎる、ウェア選択に失敗したかもしれないと思っていましたが、太陽の位置が高くなるにつれて気温がぐんぐん上昇。一気に15℃近くにまでなりました。GWの北海道の気温の変化大きすぎ!

美幌峠への道

標高はそれほど高くないので正直余裕だろと思ってのぼり始めたのですが、このあと知床に行く予定があることを考えると、なるはやで上り下りする必要があり、ペース的には朝食のやきそば弁当を戻しそうになりながら走っています。

美幌峠をしばらくのぼり続けると高い木々がなくなって開けてましたが、峠と屈斜路湖はまだ見えず。というか本当に湖なんてあるのか?という気持ちになってきた頃……

美幌峠へ向かう道

おお…! どうやらここが峠らしい。そして峠を一歩超えると……

美幌峠
美幌峠

峠を一歩越えた瞬間から急に視界がひらき、屈斜路湖が眼前に広がる光景…!!

美幌峠とロードバイク
美幌峠

朝7時、美幌峠に到着。ピンと張り詰めた澄んだ空気のなか登る美幌峠は格別。

とりあえず記念のやつを。

美幌峠とロードバイク

展望台的なところがあり、屈斜路湖が一望できます。

美幌峠の展望台
屈斜路湖
屈斜路湖

屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖。湖沼としては日本で第6位の面積。

湖の中央にこちらも日本最大であるところの中島が浮かんでいて独特の景観。水が酸性になって魚がいなくなったこともあったようですが、今では放流などで魚が戻ってきているとか。

参考:ANA SKY WEBWikipedia

屈斜路湖の中島

天気はやや曇りでしたが屈斜路湖の全景はしっかり見ることができました。写真の左奥で冠雪している山は知床方面の斜里岳(かな?違ってたらごめん)。知床の山まで見渡せるとは!

屈斜路湖

四季を通して有名な峠ということで、人もたくさん来るみたいです。レストハウスや自販機ありました。

美幌峠レストハウス

美幌峠に登ったあとは、予定があるのでまた同じ道(美幌町側)をダウンヒル。

ですが、そのまま弟子屈町(てしかがちょう)側にダウンヒルするのも良さそう。この道、絶対いいでしょ…!

美幌峠から見る道

夏は一面が生命力あふれる緑になるし、冬は湖面が凍ります。日の出の時間帯だとちょうど太陽が湖の向こう側から昇ってくるのも良さそう。夜に来れば星空が凄いことになるし、時期によっては雲海も発生します。つまり、いつ来ても大体良い、と!

美幌観光物産協会 公式ホームページ|美幌峠雲海情報

写真好きの人は「美幌峠」で画像検索すると幸せになれるかもしれません。

美幌峠

距離:54km
獲得標高:557m

知床岬に行くぞ!(車で)

早朝の美幌峠ヒルクライムを終えて、冒頭でも触れたように友人と合流。車で知床方面に連れて行ってもらいます。感謝しかない…!!

しかも北海道ライド4日目にして、美幌峠ヒルクライムだけであとは自転車を1日休める、というのが結構大きかったと思います。正直なところ自転車の疲れが出てきていたのでね…。

さて、ここからは車の中から撮った写真でお届けしてきます。

知床へ向かう道

知床半島も山が連なっているので(知床連山)、知床に向うと目の前はこんな風景。

知床半島の山々

突然ですが北海道の「カントリーサイン」を知っているか…!

北海道には全部で179あるすべての市町村に、特徴を表した道路標識「カントリーサイン」があるそうです。車の中で教えてもらいました。

斜里町のカントリーサイン

水曜どうでしょうの企画で「カントリーサインの旅」というのがあるそうで、内容は「カントリーサインが印刷されたカードをランダムに引き、その場所に向う」というものみたいです。なにそれ絶対おもしろいやつだ…!

北海道のドライブが楽しくなる「カントリーサイン」

とか話していると、オホーツク海が見えてきた!

オホーツク海に向う道

左手にオホーツク海を見ながら国道334号線を北上。と書くと一行だけど、やっぱり北海道はほんと広い…まだまだ序盤ですがすでに100km近く(車で)走っていますからね…。

知床の道路

知床に近付いてきた!

知床方面へ

左右に森が見え始めたあたりから、遠くからでいい(というか遠くからがいい)のでヒグマを一目見たいな、と探しはじめました。知床も暖かくなってくる5月、ヒグマも活発になってくるようで、知床岬に向かうこの国道にのっそり出てきてもまったく不思議じゃないようです。

もちろんエサやりとか車から降りて近づくとか、かわいいからって子グマに近づくのは絶対にダメですけど!

人間がエサをあげると、ヒグマは”人間に近づけばエサが手に入る”と学習するらしく、そうなると人間に危害を加えるようになるとのこと。危害を加えるようになった熊は殺すしかなくなるそうです。車から降りるのは当然危険。あと子グマの近くには母グマがいるので、近づくと子グマを守ろうとする母グマに威嚇・攻撃される場合があるとのこと。知床に行くと、こういった注意書きのポスター等をいくつか見かけました。

知床の国道
ヒグマが出てきてもおかしくない5月の知床

まぁ結局、この日を通してヒグマを見かけることはなかったんですけどね。

車だと難なく知床峠に到着。標高738m。自転車でのぼる場合、距離や補給場所(全然ない)などを考えるとかなり大変そうだな…。

道路にこそ雪はないですが、周りを見渡すと結構雪が残っていました。

知床峠

標高738mですが、なんと森林限界を越えているそうです。森林限界を決めるのは標高だけじゃないにしても、ヤビツ峠より低いのに森林限界越えてるって凄いな…。

どうりで高い木がなく、どことなく渋峠とか乗鞍っぽい雰囲気がある感じ。

知床峠から見える景色
知床の道

知床峠から北方領土(国後島)が見えるそうですが、残念ながらこの日は曇りで見えず。遠いところまで来たことを実感させられます。

北方領土の案内板

正直めちゃくちゃ寒かったので、来た道を折り返して知床五湖へ!

知床五湖(の一湖)!

知床五湖はしっかり観光地という感じで休憩所・売店あり。

知床五湖フィールドハウスに自転車置場まで設置してあったのはちょっと驚きました。

知床五湖フィールドハウス

5つある湖のうち、一湖は無料で通れる高架木道(往復1.6km)で安全&ラクに行くことができます。

高架木道の脚元には電気柵があって、ヒグマが近づけないようになっていました。

知床五湖

湿原の上にかけられた高架木道はなかなか壮観。

知床五湖の高架木道
知床五湖の高架木道

山と海に挟まれている光景を見応えある。

知床五湖の高架木道
知床五湖の高架木道
知床五湖の高架木道
知床五湖の高架木道

そして知床五湖の一湖。湿原と山と湖に囲まれ、近くには森もあり、なんとも原生的な風景というか、これが知床か…!それにしても北海道の端まで来たんだな…。

知床五湖の一湖
知床五湖の一湖

一湖には簡単に行けるのですが、二湖・三湖・四湖・五湖に行くには地上遊歩道というトレッキングルート(有料)を通る必要があります。

全周3kmの大ループと、全周1.6kmの小ループの2ルートがあり、どちらも原生林に囲まれた大自然の中を通ります。当然ヒグマと遭遇する可能性もあるので、時期によっては地上遊歩道に入る前にレクチャー受講が必要。ヒグマ活動期の5/10〜7/31の間はガイドツアーのみで、自由に散策することはできないとのこと。

知床五湖 二つの歩き方|環境省

この地上遊歩道めちゃくちゃ入りたかったのですが、ちゃんとしたトレッキングの服装でないとダメみたいなんですよね…。事前にちゃんと調べずに来てしまったうえ、今回いちおう自転車旅ということで荷物を極力減らした結果、今の足元はサンダルです。サンダルで地上遊歩道は厳しい…。

ネットで画像や動画を調べると色々出てきますが、地上遊歩道めちゃくちゃ行きたいな…!! 真の知床を体験できるのはこっちだと思う。知床五湖まで行くなら、地上遊歩道を散策できる靴(スニーカーで良いみたい)を絶対に持っていくんだぞ…!!いつかまた行くわ!

天に続く道!

全長28.1km、北海道屈指の直線道路「天に続く道」にも行ってきました!

たかがインスタ映えスポットでしょって思うかもしれませんが、実際に行ってみると結構凄い。天に続く道とはうまいこと言ったな。

天に続く道

この写真は24-105mmレンズのテレ端で撮影。カメラ本体がAPS-Cなので35mm換算すると169mm相当ぐらいですかね。で、この写真ぐらいの感じです。もうちょっと望遠があっても良かったかもしれないですね。写真の良し悪しは置いてといて、どんなレンズを持っていくべきか悩む人も多いと思うので、レンズ情報だけ書いておきます。

天に続く道

「天に続く道」って聞いたことあっても場所は知らない人が多いのでは?

実は知床方面で、地図で見るとこのあたりです。

メルヘンの丘!

メルヘンの丘」は知らない人も多いのでは…?

僕も連れて行ってもらうまで知りませんでした。Wikipediaによると7本のカラマツが立つ大規模畑作の丘陵地とのこと。

メルヘンの丘
メルヘンの丘

うん、北海道らしくて好き。あと広角で撮るべきだったね…!

メルヘンの丘
メルヘンの丘

というわけで道東を満喫!

北海道4日目となる5月6日は美幌峠ヒルクライムと、車での知床散策でした。車を300km近く運転をしてもらい、感謝しかありません…!特に知床はアクセスが簡単ではないので、今回訪れることができて本当に良かった。

知床峠、知床五湖、天に続く道、メルヘンの丘……車のおかげで道東の観光地の多くを巡ることができました。自転車ではないのですが過去に阿寒湖、摩周湖は行ったことがあったので、主要な観光地は結構巡ったのでは。と思ったけど地図を見てみると道東ってえげつない広さだね!まだまだ行ってないところばっかりでしたわ。

というわけで明日は2019年5月7日、世間的には10連休だったゴールデンウィークが明ける日。しかし僕の北海道ライドはもうちょっとだけ続くんじゃよ。

美幌峠からの景色

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアはこちら!
  • URLをコピーしました!
目次