Peak Design「キャプチャー」レビュー! 登山中にカメラを快適に携行できた

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登山の際はカメラを持っていきたい。できればミラーレスや一眼レフなどの大型カメラを。でも……重い!!

そんなときにオススメなのが、ザックのショルダーベルトにカメラを固定できるアイテム「キャプチャープロカメラクリップ」です。

カメラストラップを首から下げるのとは違い、ショルダーベルトに固定することで首の負担が減りますし、登山中の動きやすさもアップします。またカメラをすぐに構えられるので、シャッターチャンスを逃さないのも魅力。

立山や乗鞍岳に行った際に使ってみましたが、非常に便利でした。

▼僕が使っているのは前モデルです。当記事のレビュー内容も、こちらのモデルを前提に記載しております。

▼これから購入するなら、さらに改良された以下の現行モデルになります。記事内容とは細部が少し異なる場合がありますが、ご了承ください。

目次

Peak Design「キャプチャー」を実際に装着してみた

一口にカメラキャプチャークリップと言っても実は各社がいろんな商品を出しています。今回使ってみたのは、Peak Designの「キャプチャープロカメラクリップ」というもの。

ザックのショルダーベルトにカメラをこんな感じで固定できます。正面から見て右のショルダーベルト(本人から見たら左)にカメラを装着したところ。

PeakDesignのカメラキャプチャークリップで一眼レフを装着したところ

こういう感じでカメラがぶら下がっています。(秋の立山で自撮り)

PeakDesignのカメラキャプチャークリップを左から見る

こんな感じ!

PeakDesignのカメラキャプチャークリップを右から見る

シャッターチャンスだと思えばここからスチャッっとカメラを構えることが可能。撮り終わったら再びショルダーベルトの台座にセットすることで、負担少なくカメラを携行できます。

ザックに付けたバックプレートとクイックリリースプレート

これまでは普通のカメラストラップを首から下げて歩いていたのですが、やっぱりストラップが首に擦れて痛くなるんですよね……。それにカメラがブラブラと揺れるので、木や岩に当たりそうなのも気がかりでした。

それを解消したくて購入したのがこの商品。結論から言うとめちゃくちゃ便利で、山に行くときには手放せなくなりました!

Peak Design「キャプチャー」を細かく見てみる

では詳しく見てみましょう。購入時のパッケージはこんなの。

PeakDesignのカメラキャプチャークリップの外箱

ちなみにラインナップは2つあり、今回購入したのは商品名に”プロ”とは入っている上位モデル「キャプチャープロカメラクリップ」⇓

そして下位モデルとして「Peak Design キャプチャーカメラクリップ」という商品も販売されています。コンデジなどをお使いならこっちでもいいかもですね。ちょっと安いですし。

ではさっさと開封。正面がパカーっと開きます。

PeakDesignを開封

中身はザックリ以下の様な感じ。

・クイックリリースプレート
・バックプレート
・説明書、六角レンチ、収納袋、ネジなど細々したもの

PeakDesignキャプチャープロカメラクリップの付属品一覧

では基本的な使い方を説明します。これ、購入前の段階ではどういう仕組みなのか個人的には分かりづらかったので、ちょっと丁寧めに説明しますね……。

まずバックプレートを、ザックのショルダーベルトに取り付けます。

バックプレートとは、この2枚の板(アルミニウム製)のこと。これをネジで……、

PeakDesignのバックプレートとクイックリリースプレート

ネジでショルダーベルトに挟んで固定。グッと締めればびくともしないぐらい頑丈に固定できます。

ザックのショルダーベルトに装着

裏側から見るとこのような形。

PeakDesignのバックプレートの裏側

そしてクイックリリースプレートのほうは、カメラの底面に付属の六角レンチで固定します。(硬貨でも代用できました!)

プレートをカメラ底部に固定

これで準備完了!

あとはレンズを下向きにした状態で、バックプレートに滑り込ませれば……、

装着時の操作

カチッっという音とともに固定されるという仕組みです。

装着完了

カメラを外す時は、親指のところに見える「赤いボタン」を押しながらカメラを引き上げます。

カメラの外し方

この赤いボタンを押すことで、爪が移動してカメラを引き抜ける、という仕組みですね。

赤いのボタンを押すと爪が移動する

右側の黒いネジは、ここを締め付けることでカメラをロックするもの。

ふとした拍子に赤いボタンを押してしまってロックが解除されても、こちらの黒ネジを締めておけばカメラが固定されているため、落下事故などを防ぐことができそうです。

カメラを固定できる黒ネジ

公式プロモーションムービーが分かりやすいかもしれませんね。いまいちイメージが沸かない方はどうぞ。

で、実際にザックに取り付けてみたんだけど……(注意点)

大容量ザックには、うまく取り付けられないかもしれません。

というのも大容量ザックだとショルダーベルトに厚みがありすぎて短い付属ネジでは長さが足りず、固定できない場合があります。僕が使っているミレーの32Lモデルでも付属ネジではちょっとキツく、不意に外れそうな心もとない印象を受けます。

ネジの長さが足りない

公式では、「幅7.6cm・厚さ1.3cm」までのショルダーベルトに装着可能と記載されていました。要するに1.3mmより厚いショルダーベルトに取り付けるのは難しい……と。

しかし解決方法はあります。Peak Designがオプションとして販売している長ネジを使えばOK。これで大抵のザックに取り付けられると思います。速攻でポチりました。

左が付属ネジ(短)、右がオプションの長ネジです。

オプションの長ネジ

付属ネジと比べると、その長さがよくわかります。

これだけの長さがあれば、肉厚なショルダーベルトにもしっかり固定できます。

長いネジでしっかり固定

ただこれ以上大きなザックは持っておらず……、テント泊とかに使うような50~60リットルのショルダーベルトにも装着できるかどうかは不明です。欲しいんだけどまだ買っていない……。

Peak Design「キャプチャープロカメラクリップ」の使用感まとめ

32リットルぐらいのザックでの使用感はと言うと。

結論としては、登山中の撮影が格段にラクになりました!これまで書いたことと重複するところもありますが、良かった点を具体的にまとめてみますね。

速写性がある

気になる風景や生き物に出会ったらすぐ撮れる!速写性はそこそこあると思います。

カチャっと取り出して撮影し、カチャっと収納する。何というかこう…銃を扱っているような雰囲気で男のロマンを感じるw

カメラが体に固定されるから歩きやすい

これ重要だなと感じました。

カメラストラップを首から下げた状態だとカメラがブラブラしてしまいますが、体に沿ってカチッと固定されます。歩きやすい。カメラが岩や木にぶつかってしまうような事故も防げるかなと。

カメラの重さが片方の肩にかかり続ける、ってことは無い

左右どちらかのショルダーベルトに荷重がかかり続けることになりますが、負担はあまり感じませんでした。

ちなみに僕が使用したカメラは、

  • CANON EOS 70D
  • SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

で、重さが合計1.3kgぐらい。重さの感じ方については個人差があると思いますが、僕の場合は「重くて左肩がいてええぇ」とはなりませんでした。特に問題なく&ストレスなく歩き続けることができました。

カメラの着脱は慣れ

やはり最初はバックプレートの位置を目で見て着脱することになると思いますが、慣れれば感覚で着脱できるようになります。もう完全に慣れ。

モノ自体の耐久性

まだ使い始めたばかりなので評価するのは難しいのですが……、一応参考までに。

大菩薩峠、立山、乗鞍岳、上高地の計4箇所で使用したところ、これだけ傷が着きました。やっぱり慣れないうちは着脱(主に着のほう)がちょっと難しくて、ガチャガチャしながら装着する、みたいな感じになっちゃいます。

キズは付く

けっこう傷だらけになったものの、致命的な傷はありません。ブレートの素材はアルミニウムで手に持った印象では非常に頑丈そうなので、これぐらい傷がついた程度では全然問題なさそうですね。

それに使えばどうせ傷つくものですから、これは山行を共にした勲章ということにでもしていますw

Peak Design「キャプチャー」まとめ

価格が高いので(約1万円)なかなか手を出しづらいと思いますが、今のところは買って大正解だったなと感じています。山で写真を撮るのがめちゃくちゃラクになりました。

PeakDesign装着時の様子

まあ強いて言えば、バックプレートの着脱がもう少し簡単だったらいいなとは思うのですが……、要求しすぎですかね?w ザック間の付け替えが少し面倒かなとは思います。

ただ一度ザックに装着してしまえばこっちのもの。写真を撮るために山に行っている僕のような人間にとっては大助かりのアイテムです。登山時のカメラ携行のストレスは1つ減りましたよ。

▼僕が使っているのは前モデルです。当記事のレビュー内容も、こちらのモデルを前提に記載しております。

▼これから購入するなら、さらに改良された以下の現行モデルになります。記事内容とは細部が少し異なる場合がありますが、ご了承ください。

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