【登山】大菩薩峠〜大菩薩峠リベンジ。日帰りですばらしい眺望の稜線歩きができる百名山

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大菩薩峠
セール情報:2024/11/20 更新

山梨県にある標高2,000mほどの山、「大菩薩峠大菩薩嶺」に登ってきました。

日帰りで、甲府盆地や富士山を一望できる稜線歩きが楽しめる百名山です。日帰りで行けて頂上の景色がいい山はけっこうありますが、稜線歩きができる山は意外と少ないような気もします。アクセスがよく、電車やバス、車で訪れやすいのも特徴。

実は、ちょうど5年前の9月に訪れたことがあったのですが……、9月は仕事が繁忙期でして、自分で思っている以上に寝不足だったらしく、睡魔に負けて大菩薩峠で引き返すという恥ずかしい凡ミスをやらかしました。その凡ミスがずっと尾を引いていましてね……。5年後しとなる2021年、リベンジを果たしてきました。

秋晴れの稜線歩きが最高です。

大菩薩峠の素晴らしい眺め
目次

大菩薩峠と大菩薩嶺の場所はこのあたり

とりあえず大菩薩峠と大菩薩嶺の場所だけ、簡単に載せておきます。山梨県のこのあたり。わりと東京寄りなので、アクセスしやすい印象。

大菩薩峠
大菩薩嶺

電車とバスでのアクセス

電車とバスでのアクセスは、主に2通り。今回は①で訪れました。

①塩山駅からバスで行く(ルートやや長め)

  • JR塩山駅から大菩薩峠登山口行きのバスに乗車
  • 大菩薩峠登山口〜上日川峠(ロッヂ長兵衛)〜福ちゃん荘(唐松尾根分岐点)〜大菩薩峠〜大菩薩嶺

②甲斐大和駅からバスで向かう(ルートやや短め)

  • JR甲斐大和駅からバス(大菩薩上日川峠線)で上日川峠に到着
  • 上日川峠(ロッヂ長兵衛)〜唐松尾根分岐点(福ちゃん荘)〜大菩薩峠〜大菩薩嶺

車でのアクセス

車で訪れる場合は、上日川峠の無料駐車場に停めるのが良さそう。100台以上停められる大きな無料駐車場があります。近くのトイレも結構きれいで、なかなか良い環境。

ルートとしては、上日川峠(「大菩薩の宿 ロッヂ長兵衛」の同じ場所)から登ることになります。上記の電車&バスのアクセス②「②甲斐大和駅からバスで向かう(ルートやや短め)」と同じルートになるでしょう。

  • 上日川峠(ロッヂ長兵衛)〜唐松尾根分岐点(福ちゃん荘)〜大菩薩峠〜大菩薩嶺

塩山駅スタートで大菩薩峠登山口へ

というわけで、今回は塩山駅からスタート。

塩山駅

塩山駅の周辺にはコンビニがないので、食料や水は事前に買っておくほうがいいですね。また塩山駅の構内にKIOSK(キヨスク)があるのですが、開店時間が8時半以降なので、バスの発車時間に間に合いません。塩山駅からスタートする場合、買い物は事前に済ませておくのがいいです。

今回は駅前から「大菩薩峠登山口」行きのバスに乗りました。始発のバスは7時35分。その次は8時30分です。
ちなみに塩山駅はけっこう遠くて、東京駅や横浜駅から始発の電車で向かえば始発バスにギリギリ間に合う、ぐらいの印象。僕は今回、8時30分のバスに乗りました。

大菩薩峠登山口行きのバスの時刻表
大菩薩峠 | 山梨交通株式会社

大菩薩峠登山口行きのバス
塩山駅のバス乗り場
塩山駅から大菩薩峠登山口に向かうバス

どんどん山に入っていく。素晴らしい秋晴れで、車窓から今日の勝利を確信しました。

秋晴れの風景

バスに揺られること約30分、大菩薩峠登山口に到着。

バス停前にあるのは「番屋茶屋」さん。朝は8時ぐらいから開いてるのでしょうか?僕が9時に訪れたときには開いていました。ほうとうや蕎麦があるので、行き帰りの腹ごしらえに良さそうです。

また大菩薩峠登山口のバス停近くには、公衆トイレもありました。ここで準備を整えて、いざ大菩薩峠へ。

大菩薩峠登山口のバス停

ここから大菩薩峠に向かって歩き始めます。

登山中はピークデザイン製の「キャプチャープロ」という製品で、カメラをショルダーベルトに固定しています(写真、わかりづらくてすみません)。使っているカメラはSONYのミラーレス一眼「α7C」。これまで使っていたカメラより軽く、ショルダーベルトに固定しても重さを感じづらいですね。快適に歩けます。

登山用のザック
登山ウェアと登山靴

大菩薩峠に向かって登る

大菩薩峠登山口→上日川峠(ロッヂ長兵衛)

大菩薩峠登山口からは、しばらくアスファルトの道が続きます。のんびり歩けますが、さっさと登山道に入りたい人にとってはちょっと物足りないかも。

大菩薩峠に向かう道
大菩薩峠に向かうアスファルトの道
秋晴れの登山道

途中からすこし登山道っぽくなりますが、道なりに進んでいけば上日川峠まですぐ。秋晴れの木漏れ日が心地いい。

上日川峠に向かう登山道
KEENの防水ハイキングシューズ「リッジ フレックス ウォータープルーフ」

ここが上日川峠にあるロッヂ長兵衛。赤い屋根が素敵な山小屋。飲み物や軽食もあるので一休みできそうです。宿泊もできるとのこと。

上日川峠のロッヂ長兵衛
ロッヂ長兵衛

上日川峠(ロッヂ長兵衛)→唐松尾根分岐点(福ちゃん荘)

この上日川峠から、唐松尾根分岐点(福ちゃん荘)を経由して大菩薩峠や大菩薩嶺に向かいます。

車で訪れる際は、このロッヂ長兵衛のすぐ横にある無料駐車場に停めることになるでしょう。

大菩薩嶺登山道の案内板

ここからはよくある登山道。道もわかりやすいはずですし、そこまでキツくもないと思います。サクサク登っていけば、唐松尾根分岐点(福ちゃん荘)まですぐ。

大菩薩嶺の登山道
大菩薩嶺の登山道

わりとすぐ「福ちゃん荘」に到着。ミネラルウォーターやパンなどの軽食のほか、”ほうとう”や”おでん”などありました。大菩薩峠・大菩薩嶺は、ロッヂ長兵衛と福ちゃん荘という補給ポイントがあって登りやすいです。

福ちゃん荘
福ちゃん荘

この福ちゃん荘が「唐松尾根分岐点」。ここから左右のどちらに向かうかで、ルートが変わります。まぁどちらに進んでも、大菩薩峠〜大菩薩嶺を経由して、再び福ちゃん荘までぐるっと一周して戻ってこれますけどね。

唐松尾根分岐点

福ちゃん荘(唐松尾根分岐点)→大菩薩峠

福ちゃん荘から大菩薩峠までは約50分ほど。登り切ると一気に視界が開けて、素晴らしい稜線が目の前に現れます。

秋晴れの大菩薩峠。標高は1,897m。最高すぎる。

秋晴れの大菩薩峠

この先にもまだまだ稜線がある。

大菩薩峠の稜線

この迫力に、関東方面から日帰りでアクセスできるのはなかなかでは。

大菩薩峠の稜線

とりあえず、このあたりの岩場を椅子にして、昼食を食べる人が多いですね。今回は久しぶりの登山メシということで、缶詰料理とかメスティン料理とか、いろいろ考えたんですが……結局これですわ。

登山でカレー麺

しかし、普通のカレー麺ではない……! 簡易的なクーラーバッグに、ゆで卵とチャーシューを入れてきました。これだけでいつもと違ったちょっと豪華な登山メシになるはず。タンパク質も補給できますし。ただし、クーラーバッグから出したゆで卵とチャーシューは冷たいわけで、それらを入れるとカレー麺も冷えてしまうのが惜しいところ笑

カレー麺にトッピング

また大菩薩峠には「介山荘」という山小屋があり、ごはん系メニューも豊富でした。

大菩薩峠の山小屋のメシ
大菩薩峠の山小屋「介山荘」

ごはんを食べている目の前の景色がこれです。甲府盆地が一望できる……!

大菩薩峠の景色

ちょっと余談ですが、アウトドア・フットウェアブランド「KEEN」さんからご提供いただいた防水ハイキングシューズを履いていきました。レビュー記事もあるので、気になる人はご覧ください。

KEEN「リッジ フレックス ウォータープルーフ」レビュー。”蛇腹構造”で歩きやすい防水ハイキングシューズ #製品提供

KEENの防水ハイキングシューズ「リッジ フレックス ウォータープルーフ」

さて、ごはんを食べたところで、この先に進みます。

大菩薩峠

登って振り返る。先ほどまでいた介山荘を上から眺める。

大菩薩峠の介山荘

この先の稜線を歩いていく。

稜線

稜線は大菩薩嶺のほうまで、まだまだ続く。

大菩薩峠の賽の河原
大菩薩峠と大菩薩嶺の尾根

大菩薩嶺のほうに近づくにつれ、富士山もお目見え。

大菩薩峠から見る富士山
大菩薩峠から見る富士山

雷岩から大菩薩嶺まではすぐだけど、あまり写真撮っていなかったので……、記事はここまでにしておきます。

秋晴れの大菩薩峠〜大菩薩嶺リベンジ成功

5年前、仕事の繁忙期による寝不足(という自覚がないまま登ったせい)で体調がわるくなり、途中で引き換えした大菩薩峠のリベンジに成功。秋晴れに恵まれた1日で、まさにリベンジ日和でしたね。同じ山を2回登ることって個人的には正直あまりないのですが、これほどいい稜線歩きができたなら満足度も高い。大菩薩峠〜大菩薩嶺、おすすめです。

5年前に寝不足で登ったときの話
【大菩薩峠〜大菩薩嶺】すばらしい景色が望める百名山の1つ! 2000m超えの風景が手軽に体験できるところ

大菩薩峠

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