KEEN「リッジ フレックス ウォータープルーフ」レビュー。”蛇腹構造”で歩きやすい防水ハイキングシューズ #製品提供

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keenのハイキングシューズ「リッジ フレックス」

アウトドア・フットウェアブランド「KEEN」の防水ハイキングシューズ「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を履いた感想をまとめました。

アッパーの一部に「蛇腹構造」という珍しい構造を採用し、とても歩きやすいのが特徴的。

この靴を履いて山梨県の大菩薩峠〜大菩薩嶺(標高2,057m)を登り、尾根を歩いてきました。山を登るだけでなく、トレイルやアスファルトを”歩く”にも最適な、いい靴でした。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の蛇腹
アッパー付近の蛇腹がすごい
※本記事は製品提供で制作しています。
目次

KEENの防水ハイキングシューズ「リッジ フレックス ウォータープルーフ」

まずはリッジ フレックス ウォータープルーフ」の外観から。

カラーは「Bison/Golden Brown」です。革っぽい風合いが気に入りました。

KEENの防水ハイキングシューズ「リッジ フレックス ウォータープルーフ」

履くと、こんな感じ。この色なら、どんなウェアでも合わせやすそうです。

ハイカットとローカット、2つのラインナップがあります。今回はローカットを履いてみました。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を履いたところ
KEEN「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を履く

左右からみると、こんなデザイン。ブラウンがいい色です。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を左側から見たところ
「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を右側から見たところ

靴ひも周りの写真をアップで。つま先側から足首側まで、靴ひもを締めるのも緩めるのもスムーズでした。ストレスなく脱ぎ履きできて好印象。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の靴紐

かかとに大きめのループがあります。指を引っ掛けやすいので、スムーズに履けますね。

中敷きは取り外せる仕様。メッセージの熱量がすごい笑

かかと側がグッとせり上がっているような中敷きで、ホールド感がプラスされているような印象もあります。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の中敷き
「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の中敷き

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の特徴をまとめる

このシューズの特徴と、個人的な感想をまとめました。おおまかに以下4点ほど。

  1. 蛇腹構造の「KEEN.BELLOWS FLEX」で歩きやすい
  2. 登山道でもアスファルトでも滑りづらいソール
  3. 重さ
  4. 完全防水と高い透湿性

順番に記載します。

蛇腹構造の「KEEN.BELLOWS FLEX」で歩きやすい

アッパーのこの部分(指の付け根あたり)が蛇腹構造になっています。かなり珍しいですよね。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の蛇腹
「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の蛇腹

この蛇腹があることで、つま先部分がここまでしっかり曲がります。自然な足取りで無理なく歩けて、疲れづらい靴ですね

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の曲がり具合
これが……↓
「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の曲がり具合
曲がる

まるでスニーカーかと思うほどの柔らかさがありながら(実際のところさすがにスニーカーと比べるとやや硬いかもだけど)、完全防水と透湿性、悪路でも滑りにくいソールも備えています。歩きやすさと機能性を両立し、幅広いシチュエーションで使えるバランスの良いハイキングシューズだと思いました。

キャンプでも使いやすそうです。キャンプって朝露で靴が濡れてしまうことも多いですからね。歩きやすい防水の靴ってけっこう重宝するのではないでしょうか。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の蛇腹構造

手持ちのトレッキングシューズと履き比べてみると、曲がり具合や歩きやすさの違いは一目瞭然。KEENの「リッジ フレックス ウォータープルーフ」はめちゃくちゃ歩きやすい。

もちろん、硬いトレッキングシューズがダメというわけではありません。硬いシューズだと重量のある荷物を背負っても疲れづらくなりますし、岩場や狭い道でも安定して歩けるでしょう。これは良し悪しの話ではなく、シチュエーションに応じて使い分けるのが大事という話です。

日帰り登山やハイキング、それほど標高を稼がない(登らない)トレイル歩きなどであれば、「リッジ フレックス ウォータープルーフ」のような歩きやすいシューズが威力を発揮しそうです。

ハイキングシューズとトレッキングシューズ

ちなみにこの蛇腹構造は、「KEEN.BELLOWS FLEX」というそうです。

アッパーの一部に蛇腹構造のソフトTPUを搭載させることにより、最上級の屈曲性を提供します。併せて地面を蹴り出した際に掛かる疲労やストレスも軽減させ、長期の使用にも優れた耐久性も備えています。

KEEN Footwear

蛇腹部分にも、
「KEEN.BELLOWS FLEX」
「PATENT PENDING(特許出願中)」
って書いてありますね。

登山道でもアスファルトでも滑りづらいソール

ソールパターンはこんな感じ。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の蛇腹のソールパターン

一般的な登山道程度なら、何も問題ないでしょう。しっかりとグリップしてくれました。ぬかるんだ土や湿った木の上も、滑る不安なく快適に歩けます。

KEEN「リッジ フレックス ウォータープルーフ」で登山道を歩く
登山道を歩く

つま先付近がよく曲がるので、アスファルトでも歩きやすいですね。グリップもよく、水に濡れたアスファルトでも滑ることはなさそうです。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」で水に濡れた道を歩く

重さ

27cmのサイズで、重さは466.5g(片足)でした。

「リッジ フレックス ウォータープルーフ」の重さ

思ったより全然軽い、というのが履いた印象。重量のせいで疲れることもないように感じます。重量的にも「歩きやすい靴」と言えるかなと思いますね。

完全防水と高い透湿性

「KEEN.DRY」というテクノロジーを採用し、完全防水と高い透湿性を実現しているとのこと。

KEENが独自に開発した靴専用の防水透湿素材です。完全防水でありながら高い透湿性を持たせ、耐久性にも優れています。

KEEN Footwear
「KEEN.BELLOWS FLEX」は完全防水で高い透湿性

防水は本当にありがたい。個人的に、こういうハイキングシューズには防水素材が必須だと思っています。前日までの雨でぬかるんでいるところや、水たまりにも対応できますからね。山や旅先でにわか雨に降られることも普通に起こり得るので、防水は嬉しい。

人によっては気になるかもしれないところ

「人によっては」です。以下2点ほど。

  1. 岩の多い地面は、ソール越しに岩の感触が伝わってくる
  2. 蛇腹にクセがあるかも

岩の多い地面は、ソール越しに岩の感触が伝わってくるかも

ソールはそこまで分厚くないようです。そのため岩の多い地面を歩くと、ゴツゴツとした岩の感触が思ったより伝わってくるかも。「岩場もガシガシ踏み越えてやるぜ〜」みたいに思っている人にとっては、少し気になるでしょうか。

ただソールを分厚くすると、そのぶん靴が重くなり、疲れやすくなってしまいますからね。同時に硬くもなり、今のようにつま先が柔軟に曲がる構造も採用しづらくなってしまうでしょう。

ソールはそこまで分厚くないものの、一般的な登山道やトレイル(土や木くず、葉っぱの地面)を歩くぐらいならまったく問題ありません。むしろ日帰り登山やハイキングぐらいなら、「リッジ フレックス ウォータープルーフ」ぐらいの歩きやすさと軽さがちょうどいい良い選択ではないでしょうか。

KEEN「リッジ フレックス ウォータープルーフ」と岩場
岩が多いところは、ソール越しに感触が伝わってくるかも

岩が多いルートを通るなら、もう少しソールが分厚いトレッキングシューズを履いたほうが良いかもしれません。ルートに応じた靴選び、大事。

蛇腹にクセがあるかも

この蛇腹構造があるおかげで歩きやすいのですが……、人によっては、「内側に曲がった蛇腹が足に当たるような違和感がある」と感じる人もいるかもしれません。

特に靴ひもを思いっきり締めた状態でつま先を曲げたとき、内側に折り曲げられた蛇腹が足の甲に当たるような感覚があるかもしれません。その場合、靴ひもを緩めれば緩和されると思います。靴ひもの締め付け具合を、うまく調整する必要があるかも。

keenのリッジ フレックス ウォータープルーフ

このような違和感が出るかどうかは、個人の足の形にも寄るかもしれません。靴ってどうしても人によって合う・合わないが出てきてしまいますからね……。

サイズ選び・返品交換など。ネットならどこで買う?

またサイズ選びも悩みどころです。登山で使うシューズは、つま先に余裕が出るようにちょっと大きめのサイズを購入するのが鉄則。それに長時間歩いて登るための靴なので、できればお店で試着して買うのがいいかな、と思います。

KEEN公式サイト

KEEN公式サイトは、注文より30日以内であれば返品可能とのこと。

返品手続き KEEN Footwear

Amazon

Amazonだと「プライム・ワードローブ」の対象になっていました。

プライム・ワードローブで注文できる

プライム・ワードローブ」とは、Amazonの試着サービス。サイズ違いや色違いなどをまとめて取り寄せ、家で試着後、気に入った商品だけ購入し、あとは返品できます。26と26.5と27cmのサイズをまとめて取り寄せ、合うサイズ以外は返品できるわけです。送料や返送料など、サービス利用料は無料。返送用のダンボールや伝票も同封されていてラク。

トレイルを歩きたくなるシューズ

やや余談気味かもしれませんが……、
こちら当記事でレビューしている「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を履いて、熊野古道を歩く動画。KEENさんとYAMAPさんが制作したものです。

熊野古道、良すぎない……?

そしてこちらは、YAMAP MAGAZINEによる熊野古道トレイル歩きの記事。Sponsored記事ではありますが、いいですねえぇ〜。こういう「トレイル歩きの旅」、かなりそそられます。

KEEN「TRAVEL TRAIL in 熊野古道」〜世界遺産の道を歩く〜 | YAMAP MAGAZINE

標高の高い山に登るのも好きですが、こういうトレイル歩きにもすごく興味があります。熊野古道のような道は、つま先が硬いトレッキングシューズよりも、「リッジ フレックス ウォータープルーフ」のような歩きやすい靴が活きる場面ですね。数泊しながら熊野古道を歩く旅に出たい……。時期とタイミングを見ながら、ぜひ一度訪れて存分に歩きたいです。

今回は大菩薩峠〜大菩薩嶺に行ってみた

秋晴れが最高……! 「リッジ フレックス ウォータープルーフ」を履いて、山梨県にある大菩薩峠〜大菩薩嶺(標高2,057m)に行ってきました。

大菩薩峠
大菩薩峠の道
大菩薩峠を上から見る
大菩薩峠から見る富士山

アスファルトあり、登山道あり、ちょっとした岩・砂利ゾーンあり。日帰ハイキング & 登山りでよく見る地面を歩いてきました。上述したように岩の感触がソール越しに伝わることこそあったものの、登りも下りも安定してしっかり歩けました。思ったより疲れなかったのは、靴のおかげか日頃の体力づくりのおかげか笑

また登山中だけでなく、行き帰りの電車やバスでの移動中、電車の乗り換え、あるいは家から最寄り駅までなど、アスファルトの地面も歩きやすかったですね。

まとめ:旅に出たくなる、歩きやすい防水ハイキングシューズ

KEENのリッジ フレックス ウォータープルーフ

突然ですが、当ブログは「旅」をテーマにしています(だからエスケープ”紀行”というブログ名)。

自転車の小回りと機動力を活かした「自転車旅」があり、山を訪ねる旅として「登山」があり、テントに宿泊する旅として「キャンプ」があり、知らない場所を歩いて散策する「散策旅?(ちょっといい言葉が見当たらない……)」があると思っています。

今回の「リッジ フレックス ウォータープルーフ」は散策から山登り、ハイキング、トレイル歩きまで使えて、旅の幅が広がる靴でした。旅の道具が良いと、旅のモチベーションも上がり、新たな旅に挑戦できるというもの。「軽やかに歩けるハイキングシューズ」という道具を、自分のシューズラインナップに加えてみてもいいかもしれません。


色は4色のラインナップ。

  • BISON/GOLDEN BROWN
  • BLACK/MAGNET
  • STEEL GREY/EVENING PRIMROSE
  • TIMBERWOLF/KETCHUP
keenのハイキングシューズ「リッジ フレックス」

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