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- 2025/02/20(木)23:59まで
iPhoneで撮った写真をPCのLightroom Classicに取り込む方法。写真を一元管理したい

デジタル一眼カメラとiPhoneの両方で、写真を撮っている人向けの内容です。
iPhoneで撮影した写真を、PCのLightroom Classicに取り込んで管理する方法について説明。
(※Lightroom CCではなく「Lightroom Classic」です)

この方法のメリットは、「すべての写真をLightroom Classicで一元管理」できること。PCのLightroom Classicを見れば、すべての写真がここにある状態をつくれるのが便利。
またiPhoneの写真をPCのLightroom Classic(=PCのHDD)に保存したのち、iPhoneからは削除してストレージを空けたいという狙いもあります。
iPhoneの写真をPCのLightroom Classicに取り込む方法は、主にこの3つ。
- iPhoneとPCをケーブルで接続して、Lightroom Classicに取り込む
- iPhoneの写真を一旦PCに移してから、Lightroom Classicに取り込む
- iPhoneのLightroomアプリで同期して、Lightroom Classicに取り込む
それぞれ微妙な違いやメリット・デメリットがあります。
比較表でまとめると、こんな感じ。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
iPhoneとPCをケーブルで接続 | iPhoneとPCをケーブルで接続するだけでいい。手順がシンプル | データ通信可能なLightningケーブルが必要 iPhoneの写真と動画がごちゃ混ぜになり、選別が面倒 |
iPhoneの写真を一旦PCに移す | AirDropで写真だけ送信すればOK(Macのみ) Lightroom Classicに取り込む際、動画と写真がごちゃごちゃ混ぜにならない | 一旦PCのストレージに移す、ひと手間が必要 |
iPhoneのLightroomアプリで同期 | 同期するだけなので簡単 日付フォルダに入れたいなら、写真をドラッグ&ドロップ | iPhoneのLightroomアプリに写真を取り込む必要がある 契約しているAdobeのプランによっては同期できる容量に限りがある 写真が大量にある場合は同期に時間がかかる ときどき、なぜかうまく同期できないことがある(謎) |
iPhoneとPCをケーブルで接続して、Lightroom Classicに取り込む

PCとLightningケーブルで接続すれば、iPhoneの写真をLightroom Classicに取り込めます。
この方法のメリット・デメリットはこちら。
- iPhoneとPCをケーブルで接続するだけでいい。手順がシンプル。
- データ通信可能なLightningケーブルが必要
- iPhoneの写真と動画がごちゃ混ぜになり、選別が面倒
手順はおおよそ2ステップ。
- iPhoneとPCをケーブルで接続する
- Lightroom Classicで「読み込み」
① iPhoneとPCをケーブルで接続する
iPhoneとPCをケーブルで接続します。
準備はこれだけ。簡単!

いや簡単なのですが、もしかすると人によっては地味にハードル高いかも。
というのも、iPhoneとPCを接続するには「データ通信が可能なLightningケーブル」が必要だから。
しかも最近のPC、特にMacBookなんかはポートがUSB Type-Cしかないため、「データ転送可能なLightning to USB Type-Cケーブル」が必要になります。持ってますか? 僕は充電に対応したケーブルは持っていたのですが、データ転送可能なケーブルは持っていませんでした。
「データ転送可能なLightning to USB Type-Aケーブル」なら、持っている人も多いでしょうか? もしUSBハブ・ドッキングステーション的なデバイスを持っているなら、USB Type-Aでも接続できるはず。
実際、僕はUSBハブを噛ませて、「Lightning to USB Type-Aケーブル」で接続しました。

最近はiPhoneとPCをケーブルで接続する必要がなくなってきましたからね。
意外と多くの人が、データ転送用のケーブル持ってないんじゃないか説。
② Lightroom Classicで「読み込み」
iPhoneとPCをケーブルで接続したら、Lightroom Classic左下の「読み込み」ボタンをクリック。

すると、iPhoneの写真が読み込める状態になっています。デジタル一眼カメラのSDカードをPCに接続したのと同じ状態。
このときiPhoneの場合は、写真と動画がごちゃ混ぜで表示されてしまうのが欠点。写真だけ取り込みたいのに、動画が邪魔。写真だけ抽出する方法は……どうやらないっぽいです。動画を読み込まない人は、チェックを外しましょう。

読み込みたい写真にチェックマークをつけ、Lightroom右下の「読み込み」ボタンをクリックすればOK!
これでデジタル一眼カメラと同じように、iPhoneの写真もLightroomに取り込めました。

読み込まれた写真は、撮影した日付ごとに分類されます。
個人的には、日付ごとに管理できるのがありがたい! 主に旅行先で撮った写真を管理したいので、日付さえわかれば「あの旅先で撮った写真はすべてここにある」状態がつくれます。

日付フォルダの中では、デジタル一眼カメラとiPhoneの写真が混ざって表示されます。
デジタル一眼カメラで撮影した写真だけ、もしくはiPhoneで撮影した写真だけ見返したい場合は、フィルター機能を使えばOK。簡単。
ちなみにiPhoneの標準カメラアプリ以外で撮影した写真は、「Unknown Device」と識別されてしまうようです。できるだけ標準カメラアプリで撮影したほうが、のちのち管理しやすいですね。

以上、iPhoneとPCをケーブルで接続して、写真をLightroom Classicに取り込む方法でした。
ただ上述したとおり、この方法のデメリットは以下。
- データ転送可能なLightningケーブルが必要
- iPhoneの写真と動画がごちゃ混ぜになり、選別が面倒
「ケーブルがない!」または「写真と動画がごちゃ混ぜなのだるい!」という人は、次の方法のほうがいいかもしれません。
iPhoneの写真を一旦PCに移してから、Lightroom Classicに取り込む

iPhoneの写真を一旦PCのストレージに移してから、Lightroom Classicに取り込む方法です。
この方法のメリット・デメリットはこちら。
- AirDropで写真だけ送信すればOK(Macのみ)
- Lightroom Classicに取り込む際、動画と写真がごちゃごちゃ混ぜにならない
- 一旦PCのストレージに移す、というひと手間が必要
手順はおおよそ2ステップ。
- iPhoneからPCに写真を移す(AirDropが便利)
- Lightroom Classicで「読み込み」
僕は写真だけでなく動画も撮影するので、この方法がラクで好み。
① Lightroom Classicに取り込みたい写真をPCに移す
まず、Lightroom Classicに取り込みたい写真を、PCの適当なフォルダに一旦移します。
ケーブルで移してもいいですし、AirDropを使っても良いと思います。僕はAirDrop派。
ここでiPhoneからAirDropで送信する写真を選ぶときのTipsです。カメラロールの中では写真と動画がごちゃ混ぜになっていますが、写真だけ抽出する方法があります。
右上の「…」ボタンから「フィルタ」を選び、「写真」を選択してください。

動画が省かれ、写真だけ表示されているはずです。
次はPCに送信する写真を選びます。写真をなぞるように指を動かすと、一気にまとめて複数選択できます。この便利な小ワザ、もし知らない人はアスキーさんのYouTube動画を見ていただくのがわかりやすいかと。

今回は196枚の写真を、AirDropでMacBookに送信しました。これだけの枚数でも数秒で送信できるのが便利!
標準設定では、AirDropで送信した写真はMacのダウンロードフォルダに保存されているはず。
僕はLightroom Classicで読み込む際に全選択しやすいように、「Lightroom読み込み用」のような適当な名前のフォルダを作成し、そこにAirDropで送信した写真を放り込んでいます。
② Lightroom Classicで「読み込み」
PC(ここではMacBook)に移した写真を、Lightroom Classicに読み込みます。
左下の「読み込み」ボタンをクリック。

追加元のソースのところで、AirDropで送信した写真があるフォルダを選択。

これで写真だけにチェックマークが入っている状態になっているはずです。あとは読み込むだけ!
日付フォルダに読み込まれます。

Lightroom Classicで読み込んだあと、AirDropで送信した写真はMacBookのダウンロードフォルダから削除して問題ありません。読み込んだ写真は、Lightroom Classicのフォルダに入るので。
ちなみにiPhoneのカメラアプリの設定によって、写真の拡張子は「.heic」形式で保存されます。
個人的には特に問題ないと思っていますが、jpegのほうがいい人は、iPhoneで設定を変更しておいたほうがいいかも。
設定アプリから変更できますが、jpegになるのは次に撮影する写真からです。すでに撮影した写真は「.heic」のままなのでご注意を。

どうしてもjpegに変換したい人は、変換サービスやアプリを利用するしかありません。Photoshopとかでも変換できるはずです。少し手間ですが。
「.heic」はjpegよりも効率的に圧縮されていて、iPhoneのストレージを圧迫しないので、悪い形式ではないと思いますよ。
続いて、iPhoneのLightroomアプリと、PCのLightroom Classicを同期する方法についても書いておきます。
個人的には、これもかなり良い方法だと思います。
iPhoneのLightroomアプリで同期して、Lightroom Classicに取り込む

iPhoneのLightroomアプリ(App Store)に読み込んでから、PCのLightroom Classicと同期する方法。
この方法のメリット・デメリットはこちら。
- 同期するだけなので簡単すぎる
- 日付フォルダに入れたいなら、写真をドラッグ&ドロップ
- iPhoneのLightroomアプリに写真を取り込む必要がある
- 契約しているAdobeのプランによっては同期できる容量に限りがある
- 写真が大量にある場合は同期に時間がかかる
- ときどき、なぜかうまく同期できないことがある(謎)
手順はおおよそ2ステップ。
- iPhoneのLightroomアプリに写真を読み込み、PCと同期
- 同期された写真を日付フォルダにドラッグ&ドロップ(必要な人だけ)
基本的に同期だけで済むのですごく便利。ですが、ときどきうまく同期できないことがあるのが少しストレスかも。同期できないときの原因もよくわからないです……。
① iPhoneのLightroomアプリに写真を読み込み、PCと同期
LightroomアプリでiPhoneとPCを同期すればいいだけ。簡単です。
当然ながら、同期できるのはLightroomアプリ内の写真だけ。普段からLightroomアプリ内のカメラで撮影しているならいいのですが、おそらく多くの人は標準カメラアプリで撮影しているかと思います。
なので、カメラロール内の写真を一度Lightroomアプリに取り込む必要があります。

手動で取り込むのが面倒な場合は、カメラロール内の写真をLightroomに自動で読み込む機能が便利。
読み込む内容を「写真・スクショ・ビデオ」と選べるのもいいですね。

あとは同期されるのを待つだけ。写真の容量が多い場合は、Wi-Fi接続時のみ同期するように設定しておくのが良さそうです。
また同期できる容量にご注意を。
プラン名 | 利用可能アプリ (デスクトップ&モバイル) | クラウドの容量 | 月額(税込み) |
---|---|---|---|
フォトプラン | LightroomとPhotoshop | 20GB | 1,078 円 |
フォトプラン(1TB) | LightroomとPhotoshop | 1TB | 2,178 円 |
Lightroom(1TB) | Lightroomのみ | 1TB | 1,078 円 |
Creative Cloudコンプリートプラン | すべてのアプリ | 100GB | 6,480 円 |
クラウドストレージの容量が20GBしかない「フォトプラン」だと、大量の写真を同期するのは厳しいかもしれません。
なぜかうまく同期できないときは、Lightroomアプリを再起動してみるのが良いかも。
② 同期された写真を日付フォルダにドラッグ&ドロップ(必要な人だけ)
同期された写真は、「すべて同期済みの写真」もしくは「写真を読み込みました」と書かれているフォルダに入っています。

このフォルダで問題ない人は、このままでOK。
ただ個人的には、デジタル一眼カメラの写真が入っている「日付フォルダ」にまとめたい。旅先で撮影した写真を、撮影日ごとにまとめて管理したいのです。
なので、ここからドラッグ&ドロップで任意の日付フォルダに移動させます。

日付フォルダに移動させると、写真データもLightroom Classicの日付ごとのフォルダに移動します。
なので、iPhoneのLightroomアプリ内・カメラロール内から写真を削除して問題ありません。
これでiPhoneの内部ストレージとAdobeのクラウドストレージ、両方の容量を空けられます。

以上、Lightroomアプリの同期機能を利用して、iPhoneの写真をPCのLightroom Classicに写真を取り込む方法でした。
ときどきうまく同期されない点だけ何とかなれば、非常に便利な方法です。
というわけで、iPhoneの写真をPCのLightroom Classicに取り込む3つの方法でした。
冒頭で書いた比較表をもう一度貼っておきます。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
iPhoneとPCをケーブルで接続 | iPhoneとPCをケーブルで接続するだけでいい。手順がシンプル | データ通信可能なLightningケーブルが必要 iPhoneの写真と動画がごちゃ混ぜになり、選別が面倒 |
iPhoneの写真を一旦PCに移す | AirDropで写真だけ送信すればOK(Macのみ) Lightroom Classicに取り込む際、動画と写真がごちゃごちゃ混ぜにならない | 一旦PCのストレージに移す、ひと手間が必要 |
iPhoneのLightroomアプリで同期 | 同期するだけなので簡単 日付フォルダに入れたいなら、写真をドラッグ&ドロップ | iPhoneのLightroomアプリに写真を取り込む必要がある 契約しているAdobeのプランによっては同期できる容量に限りがある 写真が大量にある場合は同期に時間がかかる ときどき、なぜかうまく同期できないことがある(謎) |
余談1:Lightroom Classicの写真はNASに保存しています

ちょっと余談。
今回、iPhoneの写真をLightroom Classicに取り込んだわけですが、そのLightroom Classicの写真の保存先は、NASに設定しています。
こちらの記事で詳しく書きました。

NAS自体についてはこちら。
Synologyの「DS220+」に10TBのHDDを2本入れて、RAID1でストレージを作りました。

余談2:iPhoneの写真をLightroom Classicで一元管理したい理由
余談その2。
ミラーレス一眼(SONY α7C)とiPhoneを持ち出し、旅先で写真と動画を撮るのが趣味です。
ミラーレス一眼の写真は、帰宅してからPCのLightroom Classicに取り込めば管理しやすい。一方で、iPhoneで撮った写真はどうやって管理すればいいか悩んでいました。
「ミラーレス一眼の写真もiPhoneの写真も、撮影日ごとに分けて、1つのアプリで管理したい。iPhoneの写真をPCに移したら削除してストレージを空けたい。何かうまい方法はないのかー!?」と思いながらいろいろ試した結果、この方法が一番ラクでした。

すべての写真を撮影日ごとにまとめられたおかげで、写真を探すのも簡単になりました。
旅行日はカレンダーアプリやStravaのアクティビティ、あるいは今ご覧になっている当ブログのサイクリング記事などを見ればすぐに分かるので、その日付を手がかりにLightroomを見ればいいだけ。あのときあの場所で撮った写真が全部ある。この便利さと安心感がいい。
さらに気に入った写真は、Lightroomのレーティングやコレクション機能を使ってすぐに見返せるようにしています。
まとめ:これで写真が管理しやすくなった

自分の備忘録としてサクッと書いておこう、ぐらいのテンションだったのに、気づいたら思ったより長い記事になってしまった……。
僕と同じようなことを考えている人がどれだけいるかわからないけど、何からの参考になれば嬉しいです。
ちなみに、GoProで撮影した写真もLightroom Classicに取り込めます。最近はiPhoneに広角レンズがついたので、個人的にはGoProであまり写真撮らなくなったけど。

Lightroom Classicの写真データが膨大になってきた人は、外付けHDDやNASに移すことを検討しても良いかもしれません。
▼こちらは外付けHDDにLightroom Classicの写真を保存したときの記事。


▼その後、大容量化とバックアップを兼ねてNASを導入しました!



使っているNAS