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CHROMEとPanaracerのコラボシューズ「KURSK AW」レビュー。サイクリスト向けの機能的なスニーカー
街乗りで使いやすい、サイクリスト向けスニーカー。
バッグやシューズを展開するCHROMEと、タイヤ&チューブ専門ブランドPanaracerのコラボシューズが登場しています。グリップ力のあるソールや疎水性のあるアッパーを採用し、機能的かつ(個人的には)かっこいい(と思う)シューズに仕上がっている感じ。
今回はCHROME INDUSTRIES JAPANさんからシューズを提供いただきました。全6種類あるコラボシューズのなかでも、おそらく一番オーソドックスなモデル「KURSK AW」について、履いてみた感想などを書きます。
CHROME × Panaracer コラボシューズ「KURSK AW」
CHROMEもPanaracerも知っている人は多いと思うし、好きな人にはなかなか熱いコラボ。
こちらが今回紹介するモデル「KURSK AW」。
これまで数々のシューズを手掛けてきた「CHROME」のテクノロジーやノウハウに、タイヤのプロ「Panaracer」がゼロから開発した新素材のソールラバーを組み合わせることで、“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立。歩行時でもライド時でも、履き心地が良くて耐久性の高いシューズに仕上がった。というのが、今回のコラボのざっくりとした内容。
というわけで、とりあえず「KURSK AW」の見た目から。全体的に細身でスッキリとした形状。
「KURSK AW」はSPDシューズではなく、スニーカーモデルです。
3カラー展開で、こちらはブラック(公式サイトではNIGHTというカラー表記)。
黒基調にドット柄のようなシューレースがちょっとしたアクセント。このドット部分は反射素材になっていて、サイクリスト向けスニーカーならではの実用性も兼ね備えています。
かかとにはCHROMEの赤いタグ。
横向きに取り付けられたグレーの部分は反射素材です。あとパッと見では気づきにくいですが、シューズの黒色に馴染むように塗られた濃いグレーのタテ線は反射塗料。夜でも後方からの視認性が上がるのはありがたい。
シューレースがクランクに絡まないように固定するゴムバンドもあります。ここもサイクリング向けスニーカーならでは。
アッパーは疎水性あり。防水とまではいかないけど、小雨程度なら問題なく弾いてくれそうです。
中敷きは、CHROMEとPanaracerのロゴ入り。外せるタイプです。
かかとには、クッション性のあるジェル?ゴム?っぽい素材が組み込まれていました。
シューズの裏も、CHROMEとPanaracerのロゴ入り。
“グリップ力”と“耐摩耗性”について
Panaracerが開発したソールラバーによる、“グリップ力”と“耐摩耗性”の高さが特徴的な今回のコラボシューズ。
自転車に乗った際のペダルの掴みというか、グリップ感は確かにあるように感じます。ペダルに足を載せてグッと力を込めても、足とペダルがズレない安心感。街乗りはストップ&ゴーが多くなるので、滑らずにしっかりグリップするのは大事なことでしょう。
また信号待ちなどで停まったとき、濡れているアスファルトについた左足がツルッと滑ることもなさそうです。
ソールが分厚いので、フラットペダルの滑り止めの凹凸の感触が足の裏に伝わる、なんてこともありません。
またソールの耐久性が低いスニーカーだと、フラットペダルの凹凸でソールがダメージを受けてしまうこともありますが、このコラボシューズならそんな心配もなさそう。以前、履き心地はめっちゃ良いけど、そのぶんソールが柔らかい靴でフラットペダル漕いで通勤してたら、ソールがボロボロになったことがあります……。
しっかりと足を保護しつつ、カジュアルな格好で街乗りできるスニーカーではないでしょうか。
サイクリスト向けスニーカーという位置付けからして、ペダリング時の力が逃げないようビンディングシューズのようにソールは固めに作られているのかな?と勝手に想像していたのですが、実際に履いてみるとソールはそこまで硬くありませんでした。
普通のスニーカーよりは少しだけ硬いかもしれないけど、歩行時はこんなふうにつま先が曲がるぐらいです。
これだけ曲がるとペダリング時の力は多少逃げると思いますが、カジュアルな格好の街乗りで短距離を走るぐらいならまったく問題ないレベルかと思います。それよりも、これぐらいの柔らかさ & グリップ力のおかげで、歩行時も自転車に乗ったときも履き心地のいい着用感になっている印象。
実際、歩きやすさは普通のスニーカーと遜色ありません。通勤通学などで自転車を漕いだ、そのあとも履きっぱなしで過ごせる着用感。ただし歩きやすい着用感ではあるものの、シューズとしてはけっこう重いので、歩きまわる仕事で使えるかどうかは微妙なところかも(重さについては後述します)。
ソールの耐摩耗性については、まだ2週間弱しか履いていないのではっきり言えない部分が大きいですが、耐久性が高くて長く使えそうなのは嬉しいですね。靴って大体ソールが摩耗するか、アッパーがヘタってくるか、汚れすぎたか……といったあたりが主な買い換え理由でしょうか。ソールの耐摩耗性が高いということで、しばらく履き続けて様子をみたいと思います。
街乗りに合うカジュアルなデザイン
デザインについては好みがあるので一概には言えませんが、個人的にはカッコいいデザインだと思います。
デザインが良いというのは大事なことです。特にこの「KURSK AW」はカジュアルな格好で履くことが多いでしょう。機能面のほか、普段の服に合うかどうか、ファッション的な自己満足度が高いと思えるかどうかも、選ぶ際のポイントになりそうです。
自転車に乗らない日でも普段履きにすれば、自転車乗りっぽい感じが出せるのはCHROME × Panaracerコラボシューズならではの良いポイントかもしれません(笑)
完全に余談すぎますが、CHROMEとCinelliがコラボしたときのバックパックと、Cinelliのロードバイクにも合う(自己満足)。街乗りが充実する。
「KURSK AW」の重さ・サイズ感など
「KURSK AW」の重さ
「KURSK AW」の重さは、約443g。
と言われても靴の重さってピンとこない気がしたので、参考程度ですが、ほかの靴の重さも記載しておきます。というのも、「KURSK AW」はやや重めなので。
例えば、GIROのSPD-SLシューズ「FACTOR TECHLACE(クリート付けず)」の重さは約227g。
GIROのSPDシューズ「GIRO EMPIRE VR90(クランクブラザーズのSPDクリート込み)」の重さは約318g。
例えば、adidasのランニングシューズは約305g(ランニングシューズはもっと軽いかと思ったけど、エントリーモデルなのでこんなものでした)。
adidasのスタンスミスは約385gでした。
あくまで僕が持っている靴の比較でしかありませんが、重さをまとめてみると……
- GIROのSPD-SLシューズ…約227g
- GIROのSPDシューズ…約318g
- adidasランニングシューズ…約305g
- adidasスタンスミス…約385g
- コラボシューズ「KURSK AW」…約443g
実際に履いてみた感想としても、確かに「KURSK AW」はほかの靴よりちょっと重い感じはします。靴で重さ約443gというと、ちょっとしたローカットの初心者向けトレッキングシューズぐらいはあるかも。歩き仕事だったら疲れそうなので、もっと軽い靴のほうがいいかもしれません。
ただ細身でスマートなデザインなので、視覚的な重さはあまり感じない?ような気もします(でも黒色は重めの色だから、どうだろう。見る人の感覚による笑)
またグリップ力や耐摩耗性、疎水性、反射素材など、機能的になるほど重くなってしまう傾向にはあると思いますし、履く人のライフスタイルにもよるので、重いからダメとは言えないでしょう。
例えば僕はこの靴を履いて自転車に乗り、カフェやコワーキングスペースに行ってPC仕事して、ちょっと買い物して帰ってくるような日を過ごしました。座っている時間が長いので、重さはほとんど気になりません。靴の重さよりも、急な雨でも滑らず、疎水性もあり、反射素材を備えた安心感・機能面のメリットのほうが大きく感じます。
このあたりは自分のライフスタイルと照らし合わせて、どんなスペックが重要なのかで判断するのが良さそうです。
「KURSK AW」のサイズ感
この記事で紹介している「KURSK AW」は、公式サイトによると「ハーフサイズ小さめがおすすめ」と記載されています。
今回こちらからサイズを指定して26.5cmを提供いただいたのですが、実際に履いてみるとちょっと大きい気がしていて、26cmでも良かったかなぁ〜という感覚がありますね。26cmを試し履きしたわけじゃないからハッキリとは言えませんけど。普段履くスニーカーは26〜27cmぐらいです。
つま先がちょっと余っている感じ。足幅や甲の高さは、わりとちょうどいいくらいで特に気になりません。ちょっと大きくても、靴ひもを締めれば問題なく履けるので特に困ってはいません。サイズ選びで迷ったら、スリッポンよりもシューレースタイプを選んだほうがいいかも?
サイズ感について、これまた参考程度というかほぼ余談ですが、僕はGIROのビンディングシューズだと「EU42 / US MEN9 / UK8(約26.5〜27cm)」がピッタリ。ちなみにGIROは、足のサイズの測り方(いわゆるヌード寸)と適正シューズサイズの一覧表を公開しています。これありがたい。
またZOZOTOWNの足のサイズ計測マット「ZOZOMAT」で計測してみると、僕の足のサイズは裸足で約25cmぐらい。このサイズと相性の良いシューズという項目を見てみると、ナイキやニューバランスで大体26.5〜27cmのサイズがおすすめとして出てきます。
ここから「ハーフサイズ小さめがおすすめ」となると、「CHROME × Panaracer コラボシューズ」は26〜26.5cmぐらいがちょうどいい感じでしょうかね。
ちなみにZOZOTOWNでも「CHROME × Panaracer コラボシューズ」は販売されています。しかしZOZOMAT対応シューズではないので、計測結果は活かせませんでした。
いやあ今回に限らず、靴のサイズ選びってなかなか難しいですよね……。
返品・交換について
靴はサイズ選びが難しいということで、返品・交換についても簡単に触れておきます。
CHROME公式ストア
CHROME公式ストアでは「一度返品して再度購入」という流れで、実質的に交換ができるみたいですね。
詳しくは「よくある質問」をご覧ください。
Amazon
AmazonでもCHROME × Panaracerコラボシューズは販売中で、「プライム・ワードローブ」の対象になっています。
「プライム・ワードローブ」とは、Amazonの試着サービス。サイズ違いや色違いなどをまとめて取り寄せ、家で試着後、気に入った商品だけ購入し、あとは返品できます。26と26.5と27cmのサイズをまとめて取り寄せ、合うサイズ以外は返品できるわけです。送料や返送料など、サービス利用料は無料。返送用のダンボールや伝票も同封されていてラク。
ただし利用できるのはプライム会員だけ。あと期限内にちゃんと返送しないと、取り寄せた全商品の代金が請求されてしまうので、不要な商品は忘れずに返送しましょう。
ZOZOTOWN
ZOZOTOWNでは、交換条件と交換の手続きについての記載がありました。シューズは交換できるみたいですね。詳しくは以下からどうぞ。
「CHROME × Panaracer コラボシューズ」のラインナップ
今回紹介した「KURSK AW」含め、「CHROME × Panaracer」コラボシューズのラインナップは全6種類。
- KURSK AW……この記事で紹介
- KURSK AW PRO……SPDシューズ
- DIMA 3.0……スリッポン
- SOUTHSIDE 3.0……ミッドカット
- SOUTHSIDE 3.0 PRO……SPDシューズ
- SOUTHSIDE 3.0 LOW……復刻版
それぞれの特徴を簡単に記載しておきます。
また公式サイトによると、製品によってサイズ感が「ハーフサイズ小さめがおすすめ」と「ジャストサイズがおすすめ」という2パターンの記載があるんですよね。購入前にしっかりチェックしておくのが良さそうです。
「KURSK AW」
当記事で紹介した「KURSK AW」。
サイズ感は「ハーフサイズ小さめがおすすめ」。3カラー展開。
「KURSK AW PRO」
上記のSPDシューズ版が「KURSK AW PRO」。
サイズ感は「ハーフサイズ小さめがおすすめ」。1カラー展開。
- CHROME公式サイト
- Amazon
- ZOZOTOWN(SPDシューズなので流石に取り扱いなさそう)
「DIMA 3.0」
着脱しやすいスリッポンモデル。
サイズ感は「ハーフサイズ小さめがおすすめ」。3カラー展開。
「SOUTHSIDE 3.0」
ミッドカットモデル。
サイズ感は「ジャストサイズがおすすめ」。2カラー展開。
「SOUTHSIDE 3.0 PRO」
上記ミッドカットのSPDシューズ版。
サイズ感は「ジャストサイズがおすすめ」。1カラー展開。
- CHROME公式サイト
- Amazon
- ZOZOTOWN(SPDシューズなので流石に取り扱いなさそう)
「SOUTHSIDE 3.0 LOW」
廃盤となっていたモデルの復刻。
サイズ感は「ジャストサイズがおすすめ」。1カラー展開。
まとめ:自転車も徒歩もいけるCHROMEとPanaracerのコラボシューズ「KURSK AW」
CHROMEとPanaracerのコラボシューズ「KURSK AW」でした。
カジュアルな服装に合うから街乗りで使いやすいし、フラットペダルで乗りたいときにも重宝します。自転車でも徒歩でも履き心地が良く、耐久性も高そう。使える場面が多くて、これからも履き続けると思います。
検討する際は、サイズ感だけしっかりチェックしてください。
【追記:記事公開後、クーポンコードを頂いたので追記します。】
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利用条件:
・お一人様1回限り有効
・セール品は対象外
・ご利用の際はメルマガ会員登録必須
有効期限:9/31
▼この記事で紹介したモデル
▼SPDシューズ版
▼スリッポンモデル
▼ミッドカットモデル
▼ミッドカットのSPDシューズ版
▼復刻版
▼どんな靴下を合わせればいいかわからなくて困ってるファッションに疎いオタクの図