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α7CとSEL24105Gで運用した感想。フロントヘビーだけど良い組み合わせ
「α7C」と「SEL24105G」の組み合わせで約3年ほど使っていますが、けっこう良い組み合わせだと思います。
この組み合わせを検討している人は意外と多いような気がするので、個人的な感想をまとめました。
軽量コンパクトがウリのα7Cに、SEL24105Gのような大きめのズームレンズをつけるのってどうなの? α7Cのコンパクトさが台無しになるようで変な組み合わせじゃない?
って思っている人いませんか? まさにこれ利用前に僕が思っていたことです。
実際に使ってみると確かにフロントヘビーならではの欠点はあるものの、写真も動画も写りが良いレンズのおかげで、総合的には満足度のほうが高いです。良い組み合わせだと思っています。
α7CとSEL24105Gの重量感
おそらく気になる人が多いであろう、重さから。
α7C ※バッテリー・SDカード込み | 約509g |
SEL24105G | 約663g |
合計 | 約1,172g |
実際に重量を計測してみると、確かに約1,172gでした。ほぼカタログスペック通り。
ただレンズフードとレンズフィルターを取り付けると、微増して約1,221gになりました。
レンズフードはSEL24105Gの付属品、レンズフィルターは「ハクバ 77mm レンズフィルター XC-PRO」です。実際はこんな感じの構成で使うことが多いでしょうか。
レンズのほうが約154g重い
α7C本体よりもレンズのほうが約154g重いです。つまりフロントヘビー。
約150gをほかのものに例えると、iPhone SEや炊く前の米1合ぐらいの重さです(例えが難しいけど……)。持った瞬間に「フロントヘビーだな」とわかるぐらいには、レンズのほうが重いですね。
持ったときのサイズ感はこれぐらい。
最大までズームすると、これぐらいのサイズ感です。
α7CとSEL24105Gのデメリット
個人的には、致命的なデメリットはありません。ちょっと気になったレベルのところをまとめます。
- 三脚に載せるときは安定感の確認を
- 片手で持つのはちょっと重め
三脚に載せるときは安定感の確認を
フロントヘビーなので、三脚に載せるときは前に倒れないようにご注意ください。
三脚の脚をしっかり開き、バランスが取れていることを確認すれば大きな問題ではないと思います。
フロントヘビーか否かに関わらず、三脚に載せたときの安定性の確認は必須ですね。
片手で持つのはちょっと重め
男性であれば片手でも何とか構えられるかと思いますが、やはりちょっと重め。
片手でカメラを持ってスナップしていく、みたいな使い方には向いていません。
左手は添えるだけでもいいので、両手で持って撮影したほうがいいですね。
両手で持てば、大きな問題はないです。基本的にはこの構えになるはず。
α7CとSEL24105Gのメリット
この組み合わせで使ってみた、良いなと思ったところ。
- F4通しの24-105mmレンズを軽く運用したいなら、良い組み合わせ
- フロントヘビーとはいえ、たった154g重いだけ
- ストラップで体に掛けるとレンズが暴れるかと思ったけど、そうでもない
- SEL24105Gは写真も動画もいける良いレンズ
F4通しの24-105mmレンズを軽く運用したいなら、良い組み合わせ
いわゆる「F4通しの24-105mm」と言われる標準ズームレンズは、CANONやSIGMAからも販売されています。
そのなかでも、SONYのSEL24105Gはかなり軽いです。
SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM | Art | 約885g |
CANON EF24-105mm F4L IS II USM | 約795g |
CANON RF24-105mm F4 L IS USM | 約700g |
SONY FE 24-105mm F4 G OSS | 約663g |
「F4通しの24-105mm」をできるだけ軽く運用したいなら、α7CとSEL24105Gの組み合わせはアリだと思います。
フロントヘビーとはいえ、たった154g重いだけ
フロントヘビーと言っても、個人的にはレンズ側が「たったの約154g重いだけ」なので、特に大きな問題ではないと思っています。
たったの154g。確かに体感でわかる重量ではありますが、個人的には”たったの”という印象。もしこれが500gのフロントヘビーだったらバランスの悪さが際立つかもしれませんが、154g程度なら、個人的には問題ありません。
ストラップで体に掛けるとレンズが暴れるかと思ったけど、そうでもない
「α7C」と「SEL24105G」を組み合わせると、フロントヘビーなので全体の重心がややレンズ寄りになります。
重心は、おそらく赤い丸をつけたあたり。
このフロントヘビーならではの重心のせいで、使用前はストラップで体に掛けたときにレンズが「バタつく・暴れる」ような感覚があったりするかな……と思っていたのですが。実際はそうでもありませんでした。
これがもしSEL200600Gのように2kg近くあるような重量級の望遠ズームレンズだったとしたら、さすがにフロントヘビー過ぎて、ストラップで体にかけるとレンズがバタつくような気がします。
しかし上記の通り、レンズのほうが154g重いだけなので、そこまでバタつくような感覚はありませんでした。
SEL24105Gは写真も動画もいける良いレンズ
そもそも「SEL24105G」は非常に良いレンズでした。
α7Cの魅力である軽さが少しスポイルされてしまいますが、写りにはすごく満足しています。
写真はもちろん、オートフォーカス音が静かなので動画撮影でもまったく問題なく使えます。写真も動画も撮りたい僕にとっては良いレンズでした。SONYの中では「Gレンズ」と言われる高性能レンズシリーズに該当するので、性能は文句なし。
個人的には、焦点距離も24〜105mmと必要十分。α7Cのスーパー35mmモードを使えば焦点距離が約1.5倍になるので、望遠157mmまで撮影できます。
これ1本持っていれば何とかなる安心感が大きく、非常に重宝しています。
SONY公式も「α7C + SEL24105G」を推している
SONY公式YouTubeチャンネル「SonyStoreJapan」さんの「α7Cユーザーに<最初に選ばれている>レンズ3選」という動画では、まず最初にSEL24105Gが紹介されています。
このほか「α7Cユーザーへ<動画撮影におススメな>レンズ3選」という動画でも、SEL24105Gがピックアップされています。
ただどちらの動画も「SEL24105G」の写りの良さに言及されていて、組み合わせときの使い勝手や重量感については触れられていません。
上述した通り「SEL24105G」の写りがいいのは、個人的にも間違いないと思います。写真も動画も、写りについては心配いらないはず。
またα7Cの購入ページを見ても、「α7Cにおすすめのレンズ」というくくりで、真っ先に「SEL24105G」がピックアップされていました。
というわけで、SONY公式も「α7C + SEL24105G」の組み合わせをおすすめしていました。α7Cには軽いレンズばかり勧めているのかと思いきや、特にそんなこともないのですね。ちょっと意外でした。
自分の撮影スタイルに合いそうなら、ぜひ
フロントヘビーですが、個人的には大きな問題点はありません。
1本で大体の撮影シーンをカバーできる「SEL24105G」を軽く持ち出せるので、良い組み合わせのように思っています。
個人的に旅行が好きで、替えのレンズは持たず、よくこの組み合わせだけ持っていきます。機動力高く観光できるのがお気に入り。