〜前回のあらすじ〜
身延駅の周辺を散策して、下部温泉で一泊!
▶BROMPTONで行く「富士川〜身延」の折りたたみ自転車旅。下部温泉で一泊
山梨県は下部温泉で迎えた朝。
BROMPTONで行く身延の旅2日目は、身延山久遠寺とゆるキャン△聖地巡りへ。
今回、身延山久遠寺は時間的にすべてまわることができませんでしたが、良いお寺すぎました。また再訪したい……!ゆるキャンもアニメ・ドラマの放送終了からそれなりに時間が経っていますが、聖地らしいグッズがまだまだ残っており、見どころ満載でした。
YouTubeもあります。
今回のルート
下部温泉〜身延山〜身延周辺でゆるキャン△の舞台を見てまわりました。
いきなりレンズを落として壊す
凄まじい量の水が流れる音で目を覚ます。寝ぼけながら一瞬「大雨か?」と思ったけど、部屋の窓から見える下部川の音でした。眠りが浅い人は川の音で夜中に起こされるかも。
宿の朝食、日本のやさしい朝食。
各デバイスもしっかり充電済み!
意気揚々と宿をチェックアウトして5分後。
嘘……だろ……!!
朝の下部温泉でソニーのズームレンズ「SEL24105G」をコンクリートの地面に落とし、壊してしまいました。一応カメラ側はレンズを認識しているものの、フォーカスとf値がまったく動きません。マニュアルでもフォーカスできないので、もうどうしようもない状態。
落としたときの状況については別の記事にまとめる予定。α7Cというコンパクトなカメラ特有の現象、のような気がします。
レンズを落としたときの状況についてまとめました
とりあえずソニーストアの長期保証3年ワイドに入っていたことを確認し、たぶん無料で修理してもらえるはず……と心を落ち着かせました。
というわけで、これ以降はすべてiPhone 13 Proで撮った写真です(ちょっと編集してるけど)。YouTube動画もiPhoneで撮りました。
iPhoneのカメラの良さに改めて驚きながらも、やっぱり一眼カメラがないと楽しさが半減するなと再確認した出来事でしたね。スマホでは得られないものがカメラにはある……。
身延山久遠寺に行く
レンズを落とした下部温泉を後にします。
昨日とはうってかわって天気がいい! レンズを壊してめちゃくちゃショックなんですけど天気がいいことだけがせめてもの救い。
今日は身延山久遠寺に行ってから、ゆるキャン△の聖地巡りをする予定。
まずは身延山へ。
下部温泉駅から3駅、乗車時間12分の輪行で、昨日訪れた身延駅に戻ってきました。身延まで10kmぐらいなので走ってもすぐなのですが、昨日走った場所をもう一度走るのもなぁ……というわけで気軽に輪行してショートカット。
目的地の身延山も近いですし、何より昨日間に合わなかった「みのぶまんじゅう」を栄昇堂に買いに来ました。午前中なら確実に買えるはず!
こちらが、みのぶまんじゅう。
1個70円。安い。3個買いました。一口サイズで控えめな甘さ、しかも軽い食感で食べやすいため、気づいたら10個ぐらい一瞬でなくなってるやつ。
昨日食べられなかった”みのぶまんじゅう”のリベンジに成功したので、次は身延山に向かいます。
身延駅前から自転車ですぐ。
日蓮宗の総本山、身延山久遠寺の総門。一番外側にあって、車も通行できる門です。もう明らかにこの寺はでかいぞ、ということが伝わってくる門構え。
この総門からゆるやかな登りとなっている約1.2kmほどの区間の終盤には、昔ながらのお土産屋や食堂が並んでいました。このあたりが門前町っぽいです。昔からの参拝者の多さが伺える店の並び。
商店の区画を抜けると見えてくるのが、「三門」と呼ばれる場所。
山門じゃなくて「三門」でした。かなりの大きさです。立派。
門の向こう側が見える。
写真の右側に、大きな「しゃもじ」が置いてあります。
文字が書いてあるのですが小さくで読めないと思うので、ざっくり要約すると「このしゃもじは仁王様が邪心を召し上がる”力しゃもじ”です」みたいなことが書かれています。
三門をくぐると「菩提梯(ぼだいてい)」と呼ばれる石段が見えてきます。
「菩提梯」の段数は287段ということで、神社仏閣の石段としてはそこまですごい数というわけではないと思いますが、高さと迫力があるように見えます。見通しが良くて角度が急だから? 伝わりづらいと思いますが、角度がかなり急です。あと一段一段の段差もわりと大きめ。ともかく見応えありました。
上には本殿があります。今回は時間的に厳しそうだったので見送りましたが、次は上まで登りたい。
「菩提梯」を迂回するような道路があったのでとりあえず進んでみたら……ものすごい斜度。常に15%ぐらいあった気がする。
身延山ロープウェイの看板が見えてきました。ここからロープウェイの乗り場までは結構な階段を登らないといけないみたいですが。階段がきつい人のために、ロープウェイ乗り場に直行する斜行エレベーターもあるみたい。
身延山の山頂まで通じている道路もありますが、タクシーと徒歩のみ通行可みたいです。というわけで本日の身延山はここまで。
ゆるキャン△聖地めぐり
ここからはゆるキャン△聖地巡礼・舞台訪問。
まずは身延山久遠寺に向かう途中、偶然に見つけた「身延郵便局」。ここはノーマークでした。作中で見た場所を偶然見つけるとテンション上がりますね。とはいえ偶然に頼りすぎると、見たいものが見られないので難しいところですけど。
そして身延山からダウンヒルして国道52号線沿いに北上していくと、バイト先の本屋「川窪書店」。少しずつ見かけなくなってきた個人経営の本屋。
そのまま国道52号線を走っていくと、見えてくるのが「セルバみのぶ店」。セルバは山梨県を中心に展開している地域密着型スーパー、ということでいいんでしょうか。
そしてこれは帰宅してからググって知ったのですが、この右側のシャトレーゼになっている場所に「酒の川本 身延店」が再現されていた時期があったんですね笑。実際に酒屋の営業はしていなくて、ただ作中の建物を再現する演出だったとか。
作中ではセルバではなく「ゼブラ」として登場してましたね確か。パッと見のロゴがすごい似てる。
店内にも入ってみました。食料品コーナーの写真はないけど、地域密着スーパー楽しい。
セルバみのぶ店から少し移動して志摩家へ。どうやら空き家っぽいですね。
この家は国道300号線沿いにあり、このまま道なりに約16km走り、700mほど登って甲州いろは坂をクリアすれば、本栖湖の例のトイレや浩庵キャンプ場にたどり着きます。これを冬のキャンプ道具を積んだミニベロで?
ミニベロで本栖湖にたどり着けるかどうかは一旦置いておいても、現実世界の位置関係をちゃんとトレースしているのすごい。
この家から本栖高校まですぐ。
最寄り駅は甲斐常葉駅(かいときわえき)で、ここから本栖高校まで750mという案内板にそって進んでみます。
本栖高校まで670m。
アニメの一場面を切り取った案内板、結構たくさんある。本栖高校まで650m。
本栖高校まで640m。
一応、案内板を見つけるたびに撮ってみたけど……
案内板、多すぎでは!?
だいたい数十メートルごとに本栖高校と甲斐常葉駅の方角と距離を教えてくれますし、作中で使わている場所がここだということもわかる。
本栖高校までほとんど一本道ですけど絶対迷わない。道中も楽しまてくれる聖地のサービス精神すごい。
本栖高校が見えてきました。
本栖高校前の坂。
本栖高校前に到着です。
本栖高校は架空の学校で、実際にあるのは「身延町立 下部小学校・中学校跡」。2017年に廃校になった学校跡。
校舎の中には入れませんが、なにか見える。
敷地内は自由に散策して良し、写真もOK。ありがたいことです。
この日は月曜だったこともあって、誰もいませんでした。1時間ぐらいいたけど、誰も来なかった。観光的には人が来ないのは良くないかもだけど、個人的には誰もいないほうがいいですね。ゆるキャンのアニメ・ドラマのブームがちょっと過ぎた頃で逆に良かった。
校庭側から見える教室の中にも、いろいろ仕込まれています。
こちらは「交流ノート・周辺情報&地図・松ぼっくり」の引き出しがあるキャビネット。
松ぼっくりの引き出しだけ空だった笑
というわけで、本栖高校はここまで。穏やかな学校で、ベンチでゆっくりできました。
本栖高校の最寄り駅である「甲斐常葉駅」から輪行で帰ろうかと思っていたのですが、次の電車が数時間後だったので、身延線沿いをBROMPTONで走り、電車がちょうどいいタイミングで来た駅から帰ることにしました。
最終的に鰍沢口駅(かじかざわぐちえき)まで走り、輪行で帰宅。おつかされまです。
前日の記事はこちら。
走ったログ
距離 | 45.28km |
獲得標高 | 789m |
BROMPTON P Line