キャットアイの「バックミラー」を使った感想。慣れは必要だけど、振り向かずに後方確認できるのはラク

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セール情報:2024/11/20 更新

ロードバイクで街中を走るにあたって、周囲の状況把握は大事。

背後から近づいてくる車を把握できていれば、追い抜かれる際にこわい思いをすることも少なくなるはず。街乗りでは車に追い抜かれることって多いですからね…。そんなわけで背後を素早く確認するため、ハンドルに取り付けるミラーを購入してみました。

バーエンドキャップのところに取り付けるので、「バーエンドミラー」というらしいです。キャットアイ製で、ちょっと味気ないけど商品名は「BM-45」というもの。

目次
筆者情報(タップで開く)

メイン自転車

カメラを背負って写真や動画を撮りながら、1〜4泊ぐらい宿泊する自転車旅が好み。1日の走行距離は約50〜120kmぐらい。

バーエンドミラーの見た目や性能など

VOLTシリーズなどのライトでお馴染み、キャットアイ製の「バーエンドミラー」。価格も約1,100円とお手頃でした。

キャットアイのバーエンドミラー

ドロップハンドル・フラットハンドルどちらにも取付可能。エンドキャップを外してミラーを突っ込み、付属の3mmアーレンキーで固定するだけ。説明書によると締め付けトルクは2Nm。取り付けはもちろん、外すのも簡単です。

内径16〜25.4mmのハンドルバーに装着可能。最近の一般的なドロップハンドルであれば問題ないはず。

ロードバイク用のミラー

バーテープ巻くのが下手なのは見逃してください…

ミラーの直径は45mm。

小型化することで、ヒザに当たらないような設計になっているそうです。

バーエンドミラー

取り付け後でも、手でぐっと動かせば角度を微調整できる仕組み。

車のルームミラーのような感じで、多少動くように設計されています

バーエンドミラーの角度調節

バーエンドミラーを初めて使った感想

バーエンドミラーがあると本当に便利なのか?という話。

2台のロードバイクを持っていまして、バーエンドミラーは街乗り用のロードバイクに取り付けました。車の多い市街地を走るので、頻繁に後方確認できたほうが安全かなと。輪行で車の少ないところに行って走る用ロードバイクには、今後もミラーは取り付けない予定。

CINELLIのロードバイク

このロードバイクの…

ロードバイクのハンドルとミラー

ここに取り付けた!

慣れは必要

まずミラーで後方確認するには、やや慣れが必要だなぁと感じます。

僕はこれまでミラーなしで乗っていたので、パッと振り返って後ろを見るクセがついていました。ミラーを付けた今でも、ミラーを見るより先に無意識のうちに振り返って後方確認してしまいます

思わず振り返って後ろ見てしまう…ミラー付けた意味あんまないじゃん…って気もちょっとしますね…。すでに振り返るクセがついている人は、もしかしたらミラーいらないかもしれません…。

ロードバイク用ミラー

こんな感じで見える(伝えるのが難しい)

信号待ちのときに、ミラーだけで簡単な後方確認ができるのは素直に便利ですね。うん、信号待ちのときは便利。

思ったより目線の移動が大きい

またバーエンドミラーって思っていたより見づらいな、とも思いました。なぜなら、目線の移動が大きいのですよね。

例えば車のルームミラーやサイドミラーを見るときは、目線を横にちょっとズラせばいいだけです。

しかしバーエンドミラーを見ようと思ったら、わりと足元ぐらいまで視線を落とさないといけません。目線の移動が思ったより大きい。

ロードバイクのハンドル部分

ハンドル右側にバーエンドミラー

さらにミラー自体が小さいので、ミラーの中の後方に目の焦点を合わせるのに時間がかかってしまう…ような気がします。

ポジションにもよりますが、僕の場合はサドルにまたがったとき「目からミラーまでの距離」はだいたい70cmぐらい(姿勢によってプラマイ10cmぐらいあるかも)でした。

「約70cm先にある直径4.5cmのミラーに写る後方」に焦点を合わせる…。これ、車のルームミラーやサイドミラーを見るよりも、振り返って後方確認するよりも、ほんのちょっと時間がかかるように感じています。僕だけ?まだまだ目のピント能力が低下する歳じゃないと思っているのですが…w

メーカー(キャットアイ)的には小型化することで、「ドロップハンドルの場合はヒザに当たらない、フラットハンドルの場合は車幅が気にならない」メリットがあるとしています。これも間違いないけど、小さいと見えづらくなる側面もあるとは思います。

ハンドル先端のミラー

キツイ状況ほど、ミラーの存在が活きると思う

斜度がキツすぎて超しんどいヒルクライム、集中力が切れそうなほど長いロングライド。こういった状況では、振り返って後方確認すること自体がしんどいです。

振り返るのがしんどいときほど、ミラーがあると便利だと感じるはず

まぁ僕は街乗り用ロードバイクに取り付けたので、そこまでしんどい走り方をしていないから想像の域を出ません。ですが容易に想像できるシチュエーションだとも思います。しんどすぎて後ろ振り返るのもしんどいライド、あったもん…。

ロードバイクのハンドル周り

結論:ミラーを付けても、目視での後方確認はやっぱり必要

ミラーを付けたから後方確認がラクになるかというと…、慣れるまではやや微妙。

走行中に視線を落としてミラーを見るのと、ぱっと振り返って目視で後方確認する労力はあまり変わらないような…? まぁポジションにもよると思うので一概には言えませんけど。

車のサイドミラーやルームミラーのようにラクに後方確認できるんじゃないかと期待していると、ちょっとガッカリする…かもしれません

ロードバイクのハンドルに取り付けるミラー

結論としては、「ミラーを付けていても、振り返って目視で後方確認はやっぱり必要」だなぁと感じています。ミラーは死角ができることもありますし、最終的には目視による後方確認が大事。

まぁ当然といえば当然ですが、ミラーはあくまで補助的な位置付けですね。

見た目的な話

見た目は好みがわかれますね。

ロードバイクを前方下から撮影

ロードバイクのハンドルと前輪

この商品自体は小さいほうなので、あまり目立たないとは思いますが…、どうでしょう。

ロードバイクの見た目はシンプルに保ちたい、余計なものは出来るだけ取り付けたくない、という人もいますよね?(というか僕がそう) 見た目的な好みもあり、付ける付けないが分かれそうなグッズではありますね。

その他、ちょっと気になったところ

細かいけど、一応書いておきます。

ミラー小型化のおかげでシッティングではヒザに当たらない…のですが、ダンシングしたら当たるかもしれません。特に斜度がキツイのぼりでのダンシング時は、当たりやすいかも。

ロードバイクのハンドルとヒザの距離

シッティングだとヒザには当たらない。ダンシングだと当たるかも…?

あと駐輪のとき壁に当たることが多く、ミラーの角度が変わってしまうことがちょくちょくあります。また角度を調整し直さなければなりません。ちょっと面倒くさい。

ロードバイクのミラーが壁に当たる

まぁでも気になったのはそれくらいです!

慣れれば後方確認が便利になりそうな存在「バーエンドミラー」

バーエンドミラーの角度調節

走り方や走る場所、後方確認のクセなどに応じてバーエンドミラーが必要な人とそうでない人がいるかなと思います。この記事が、そういう判断の手助けになれば幸い。

慣れが必要かもしれませんが、安全のために取り付けておくのも大いにアリだと思いました。約1,100円とお手頃ですし。

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