「浩庵キャンプ場」でキャンプしてきた話。秋晴れの本栖湖と富士山を堪能してきた
でかいザックにキャンプ道具を詰め込んで、電車とバスをの乗り継ぎ、2019年10月9〜10日にかけて「浩庵キャンプ場」でソロキャンプしてきました。
山梨県は本栖湖の湖畔にある「浩庵キャンプ場」。
最高の秋晴れのなか、穏やかな湖のほとりで肉を焼いてビールを飲み、満天の星空と美しい朝焼けの富士山を見る。それだけで最高のキャンプなんですよ…。
「浩庵キャンプ場」とは
一応、簡単に説明を。
「浩庵キャンプ場」は本栖湖と富士山が一望できるロケーションの湖畔キャンプ場。ゆるキャン△? 1話で登場したね! 近年のゆるキャン△人気がすごいキャンプ場でもあります。
電車とバスで浩庵キャンプ場へ
意外かもしれませんが、電車とバスで浩庵キャンプ場まで行くことができます。車やバイクがなくても行ける!
超ざっくり説明すると、まず電車かバスで河口湖駅まで向かいます。
そして河口湖駅からバスに1時間半ほど揺られれば、浩庵キャンプ場に到着! 実際にこのルートで浩庵キャンプ場に行きましたが、乗り換えも少なくて悪くないアクセスです。
本栖湖と富士山を堪能しよう
「浩庵荘入口」というバス停で降りると、目の前が本栖湖と富士山。
残念ながら富士山が雲に隠れてる〜! 周りにはほとんど雲はないのに晴天なのに、なぜ富士山だけ隠れるんだ…(よくあること。あとで晴れるよ!)
まずは受付へ。
浩庵キャンプ場は予約ができないシステムなので、なるべく早く行って受付&設営をしなければなりません。とはいっても、この日は平日だし大丈夫でしょ…、と思っていたら「今日は秋晴れで気候も良いので結構混んでいますよ」と受付の人が教えてくれました。やっぱり人気のキャンプ場ですね…!
料金は大人1人とテント設営料で合わせて1,600円。注意事項なども丁寧に教えてくださいました。
売店・食堂も兼ねているセントラルロッジの中を拝見。
ゆるキャン△に染まりきっているな! グッズもたくさん売っていました。
カレーめん1,500円ネタもしっかり使っていて笑う。
テント設営!
浩庵キャンプ場の標高は約900m。10月9日にもなると肌寒いかなと思っていましたが、この日は日差しがあって昼間は半袖でもいけるぐらい良い気候!
さすがにまだ紅葉は始まっておらず、青々とした木々が夏のようで美しい。
ではさっそくテントサイトへ向かいましょう。
木漏れ日を抜けると……
本栖湖がお目見え。
すでにお昼12時頃ということもあり、かなりの数のテントが設営されていました。浩庵キャンプ場には湖畔サイトと林間サイトがあり、やはり本栖湖と富士山が目の前にある湖畔サイトが人気です。平日でこの埋まりっぷり…!
かなり端っこのほうに行けば湖畔サイトに設営できるのですが、そうするとトイレや炊事場がすごく遠くなるので…、湖畔サイトは諦めました。
設営場所を求めて探索していると、湖畔サイトと林間サイトのちょうど中間ぐらいに設営できる場所を発見。
ちょっと狭いので大型テントの設営は難しそうですが、ソロキャプなら余裕で設営できるスペースです。ソロキャンパー大勝利。
モンベルのステラリッジ1型を使っているので、相当狭い場所にも設営可能。登山でのテント泊用に買ったのですが、このような普通のキャンプでも十分使えています。中はかなり狭いけど個人的にはあまり気になりません。お隣との距離もあり、ゆっくりできそうな場所を確保できました。
ヘリノックスのチェアゼロに座ってくつろぐ。眺めもいい…!
富士山が見え隠れしている…。晴れきってくれ頼む…!(このあと晴れるよ!)
まだまだ時間があるので、浩庵キャンプ場の散策へ。
意味もなくキャンプ場の端から端まで歩いてしまいます。のどかで良いところですね。せっかくなので林間サイトのほうも見に行ったり。まるでRPGのマップを埋めるように散策してしまいました。
施設情報についてはコチラの記事にまとめました。トイレやシャワー、風呂、薪の販売などについて知りたい人はぜひどうぞ。
▶「浩庵キャンプ場」の施設情報まとめ。風呂やシャワー、薪、混雑具合などを見てきた
そうこうしていると、うっすらと月が出てきました。
肉、焼いていきます
肉のお時間です。
午後5時にもなると日も傾き、気温が下がってきました。これはどんどん寒くなるぞ…少し早い気もするけど、火を起こさねばなりますまい。
肉とビールの用意は完璧です。箸を忘れたけど、フォークがあって助かった…。
使っているのは、「笑’s コンパクト焚き火グリル B6君」。
ゆるキャン△で「買っちった」のあれ。1人で肉を焼くには最高のグリルだと思います。たためば文字通りB6サイズのコンパクトさで、重さも約500gと軽い。ちょっと小さめだけど、1人ならお腹いっぱいになるぐらいの肉は焼けます。
ウインナーは転がるから注意してほしい!(1本落とした)
肉のあとは焚き火。
「笑’s B6君」の気になる点があるとすれば、どうしても小さい焚き火しかできず、ちょっと寒いところかな…。もう少し大きな焚き火台で、暖かく豪快な焚き火を楽しみたい。
なんといっても焚き火をするためにキャンプしているといっても過言ではないほど焚き火したいので! 焚き火はいいよね…。もはや男子が木の棒を持つと剣士になってしまうのと同じぐらい、
男子にとって火をおこすというのは遺伝子に刻み込まれた本能ではないだろうか。焚き火は本能(精神年齢10歳)
富士山と満天の星空
雲が流れ、月が出る。
ピントが合ってないけど、満天の星空です…!
一眼レフ使ってるくせに星空写真ヘタ選手権、優勝〜!
手持ち撮影ではありません。三脚とレリーズがあってこれである。ピントが合っていなくてすみません…。星空の撮影方法、勉強してきます…。
ふ、雰囲気だけ感じとってください…。実際は素晴らしい星空でした。
浩庵キャンプ場の朝焼けが美しい
そして日が昇る…。
浩庵キャンプ場の日の出、美しくないわけがない。
雲海の片鱗みたいなものが本栖湖から立ち上っている…!?
太陽が昇るにつれて、肌を刺す冷たさが和らいでいく。昼と夜の寒暖差がすごいです。
朝ごはんには、ふじさんとカレーめんを。
コーヒーを飲んだら、そろそろ撤収準備をしないといけません。浩庵キャンプ場のチェックアウトは10時と早いのです。
そうそう、10月9~10日にかけての睡眠事情について。
夜はダウンジャケットが必要なぐらい寒くなりましたが、以下の3点があれば快適でした。底冷えを感じることもなく熟睡。
・インフレータブルマット…THERMAREST 「プロライト S」
・シュラフ…モンベル「ダウンハガー800#2」
・枕…SEA TO SUMMIT「エアロウルトラライトピロー」
それにしても昨日とは打って変わって、富士山がよく見えます。
チェックアウトぎりぎりの9時50分ごろ、テント撤収!
グレゴリーのザック「パラゴン68」にすべての荷物をまとめます。68Lのザック、めちゃくちゃデカイ。
これ1つで来ましたが、次からはキャリカート的なものを導入して重さを分散させようかな…と思うところですね。
中ノ倉峠の展望台に登ろう
チェックアウトしてもまだ10時。
帰りのバスは14時なので、時間が余りまくりです。ここからはノープランなので、どうしようかなと考えていると、ゆるキャン△の某シーンで有名なトイレの横に…
中ノ倉峠への入口を発見。
どうやら展望台になっているようです。所要時間30分と程よい感じなので、68Lのザックを背負って登山開始。
そしてここが中ノ倉峠の展望台。
素晴らしい快晴になって本当に良かった…!
浩庵キャンプ場、最高でした
というわけで、無事に浩庵キャンプ場でのソロキャンプを終えました。
来たときと同じようにバスに揺られて、河口湖駅経由で帰宅。言うまでもないですが最高でした。天気の良いタイミングを見計らって、ぜひ一度訪れてみてください。