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シグマ「18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」レビュー。高倍率ズームレンズは使い勝手バツグン
幅広い場面で活躍する1本。
シグマの高倍率ズームレンズ「18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」のレビュー記事です。
広角から望遠、さらにはズームマクロも可能。めちゃくちゃ幅広い画角が楽しめるレンズです。だから特にカメラ初心者の方は、これ1本でかなり遊べるはず! 撮りたい構図で撮れるし、自分の好きな構図を見つけたりするのにも良いレンズかと思います。
というわけで、カメラ素人がおくるカメラ素人向きのレビューをどうぞ。
シグマ「18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」の見た目
まずざっくり見た目から。真っ黒なレンズに、白文字で数値が記載されたデザイン。
オートフォーカス・マニュアル切替えスイッチ、手ぶれ補正ON/OFFスイッチ、ズームリングのロックレバーがあります。
それぞれ近い位置にあるので操作しやすい印象。
花形フード(LH780-07)が付属!
キヤノンのEOS 70Dに装着するとこんな感じです。黒で統一されて良い見た目かと。
で、ここから最大までズームしてみると……、
ここまで伸びますw
2倍ぐらいの長さになるでしょうか。300mmズームは伊達じゃない!
フィルター経は72mm。
一応、kenkoのレンズフィルターを付けました。傷ついてからでは遅いですから……。スマホに保護フィルムを張るような感覚でレンズフィルターを!
18〜300mmズームってこんな感じ!あとマクロも可能
最大の特徴は、18~300mmという焦点距離を誇る「高倍率ズームレンズ」である点。
というわけで簡単にではありますが、これぐらいズームできるよ!というのを見てみます。
まず18mm側。カメラ本体はキヤノンEOS 70Dで、センサーサイズはAPS-C(レンズ自体がAPS-C専用なので)。35mm換算で28mmぐらいの画角でしょうか。
で、最大となる300mmズームがこちら。
写真の奥にあるタワー(横浜みなとみらいにあるランドマークタワーです)のてっぺんをここまでズームできます。
つまり、これがこう!
18mm→300mmの画角。まさに高倍率。
あと「ズームマクロ」について。
文字通りマクロ撮影っぽいことができる機能なのですが……、当然ながらちゃんとしたマクロレンズには及びません。最大撮影倍率は「1:3」になります。これが単焦点マクロだったら「1:1」です。
まぁあくまで簡易的にマクロっぽい撮影ができる、ぐらいに考えていたほうがいいかなぁと! 本当にマクロを楽しむつもりなら、素直にマクロレンズ買ったほうが良いです。マクロはおまけ、程度のほうがいいかなと。
何にせよ旅行なり子どもの撮影なり、これ1本あれば非常に広範囲を、様々なシチュエーションをカバーできるのは大きなメリットです。ぶっちゃけレンズ交換するの面倒くさいですもんね汗
シグマ「18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」のスペック・機能について簡単に
スペックについてのザックリとしたまとめ。
- 開放F値:F3.5〜6.3
- 焦点距離:18~300mm
- 最短撮影距離:39cm
- レンズ構成枚数:13群17枚
- 重さ:585g
- フィルター経:72mm
- 発売日:2014年10月30日
- 価格:希望小売価格84,000円(税別)。Amazonで約4万9,000円(記事執筆時)
- APS-C専用
というわけで、オーソドックスな高倍率ズームレンズです。ほんとめちゃくちゃ扱いやすいレンズ。
しかしそれでも万能というわけではなくって……⇓
他のレンズを比べて、「写り・画質」について
ただし画質はちょっと落ちる!と思う!
もちろん必要十分な画質なので、取り立ててデメリットというほどではないレベルですが。
でも例えば写りだけで言うと、1万5,000円で買えるキヤノンの撒き餌レンズ「EF50mm F1.8 STM」のほうがいいです。
単焦点と高倍率ズームレンズを比べるのはフェアじゃないし、単焦点のほうが写りがいいのは当たり前なのですが、それでも素人目で見ても分かるぐらい画質の差はありますよ、ということを伝えたく(>_<)
あとシグマ標準ズームレンズ「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」と比較しても、やっぱり画質は落ちます。
そりゃあ18-300mmと17-50mmレンズを比較するのも変な話ではあるのですが、やっぱり素人目でも画質の違いがわかるぐらいには差はあるかなぁ……という感じです。
これはもう仕方ないね。比べてはいけない気もする。
なんてったって18-300mmまでカバーできるということは、利便性・構図の自由度・シャッターチャンスなどを優先しているわけですから。それらと引き換えに、画質は多少落ちますよね……。
繰り返しになりますが「18-300mmレンズ」の写りも文句を言うほどではないですよ。むしろ上記レンズの画質がいいんです!
シグマ「18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」で撮った写真など
このレンズで撮った写真を適当に貼っていきます!注釈がないものはJPEG撮って出し。
自然系。
人工物とかとか。
動物とか。
……いやぁこう見るといろんな場所に持っていきましたねw やっぱりどこに持っていっても使えるレンズです。
最初に買うズームレンズとしても最適では!?
僕はこの「シグマ18-300mmレンズ」が、カメラを持ってから初めて購入したズームレンズでした。
購入理由は「どこにでも持っていけるオールマイティレンズ」だと思ったから。使ってみて実際そうだったと思う。
カメラにハマりだしてすぐの頃は、「18mm〜300mmまで撮影できる = 自分の思い通りの画角を探しながら撮影できる」これが楽しかったですね。画角の自由度があるので、構図を考えるいい練習にもなったと思います。
これ1本でいろんな切り取り方ができる、楽しい!
構図って、カメラ初心者は単焦点レンズを買って自分の足で構図をさぐれ、みたいなこと言われるじゃないですか?
否定するつもりは全く無いのですが……、最初こそ18mmの画角はこれぐらいで50mmはこれぐらい、150mmはこれぐらい、300mmだとこうなる!って自分で色々試せるほうが楽しくないですか? いろんな画角の感覚が身に付くような気もしますし。
そんなふうに楽しみながら画角を試しているうちに、だんだんと自分の好きな写真がわかってきて、僕の場合はその後、シグマ「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」を購入しました。
広角寄りの写真が好きで、望遠も50mmあれば満足できるシチュエーションが多いと感じたからです。写りもいい!
でも最初に購入したズームレンズ「18-300mm」のおかげで、一眼レフ初心者の僕はカメラの楽しさを知ることができたように思います。
最初に選ぶ高倍率ズームレンズとして、またどんなシチュエーションにもコレ1本で対応できるオールマイティレンズとして、良いのではと。
似たようなシグマの高倍率ズームレンズもあるよ!
ちなみに。
シグマからは似たような高倍率ズームレンズとして以下もあります。
・18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
・18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM
・18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM(←この記事のレンズ)
望遠側が300mm、250mm、200mmのラインナップがあるということですね。
それぞれの重さは以下。やっぱり300mmがもっとも重いです。
・200mm……430g
・250mm……470g
・300mm……585g
それぞれのAmazonでの価格(記事執筆時)と発売日は以下。250mmが一番安いのは一番古いからかな?
・200mm……40,338円(Amazonへ)、2014/2/21
・250mm……35,800円(Amazonへ)、2012/6/29
・300mm……48,356円(Amazonへ)、2014/10/30
どれぐらいの望遠が必要なのか、あと予算との相談ですね。
個人的には大は小を兼ねるかな〜と思って300mmを選びました。みなさんも用途にあったものを!
▼18-200mm
▼18-250mm
▼18-300mm