日本海沿いを走る列車「五能線」に乗ってきた。東北旅3日目【連載3/3】

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セール情報:2024/11/07 更新

十和田湖と奥入瀬渓流を散策した翌日の話。

東北旅の初日は弘前さくらまつりの散策、翌日は十和田湖と奥入瀬渓流を歩いたので、そろそろゆったりしようかな?

ということで今日は「五能線」に乗って車窓から景色を眺めるだけ。

五能線の車窓から

五能線の車窓から

正直、僕は鉄道ファンというわけではないのですが、それでも海沿いを走る絶景列車として知られる五能線には前から乗ってみたかったんですよね。

目次

五能線に乗ってきた動画

五能線の車窓は、動画を見ていただいたほうがいいかもしれません。

青森から「五能線」に乗る

五能線の各駅停車の車内

「五能線」は、青森県の川部駅〜秋田県の東能代駅までの43駅を結ぶローカル線。

全長147.2km、日本海と白神山地に挟まれた荒々しくも美しい風景が見える列車として有名。

だいたいこのあたりを走る列車です。

▼青森県の川部駅〜深浦駅(各駅停車ならここで一度乗り換え)

▼深浦駅〜東能代駅

五能線に乗る手段のひとつとして、列車「リゾートしらかみ」が有名。

リゾート列車らしくイベントや車内販売、ご飯も充実している印象。全車指定席なので確実に座れる安心感もあります。

五能線の旅:JR東日本

のってたのしい列車 ポータル>リゾートしらかみ(橅/青池/くまげら):JR東日本

しかし。

今回はあえて各駅停車でゆっくりと青森から秋田に向かいます。

正直、青森県の川部駅〜秋田県の東能代駅に移動するなら奥羽本線を使ったほうが明らかに早くて安いのですが……、そうじゃあないんだ。海辺を走る五能線に乗りたいんだ。

港町の風景

五能線といえば「五能線を走る列車と、周辺の海と緑」みたいな構図の写真が多く、”五能線を中から撮る” よりも “五能線を外から撮る” ほうが映えるのかもしれません。

だけど今回は僕視点の写真と車窓からの景色のみになります(当たり前だけど)。

青森県の「川部駅」から各駅停車で五能線

昨夜宿泊した浅虫温泉を離れ、青森県側にある五能線の最端「川部駅」に向かいます。

旅館の朝食

旅館の朝食

浅虫温泉の椿館

よき宿でした

浅虫温泉から見える湯の島

浅虫温泉から見える湯の島

浅虫温泉の海辺

海岸沿いの温泉地「浅虫温泉」

浅虫温泉の「温泉卵を茹でる用の温泉」に寄りました。

ちょうど地元のおばあさんが出来たての温泉卵を回収していたところ。「ひとつ食べる?」と言ってくださったので、ありがたくいただきました(さっき旅館で朝食を食べたばかりだったけど笑)

卵を茹でる温泉

ここで卵を茹でる

そんなわけで、青森県側の五能線の最端「川部駅」に到着。

青森県の川部駅

各駅停車で五能線に乗る場合、まずは「深浦行き」に乗って、終点の深浦駅で一度乗り換えることになるはず。

……なんか、いつも乗換検索は「Yahoo!乗換」を使うのですが、どうしても五能線ではなくて奥羽本線に乗せようとしてくるんですよね。五能線の途中にある駅を中継駅に指定しても、引き返して奥羽本線に乗るルートを提案してくる笑 奥羽本線のほうが便利なのはわかるけども!

だから乗換結果が合っているのかいまいち信用できないまま(合ってると思うけど)、発車時刻なのでとりあえず乗り込んでいくスタイル。

五能線の車掌室

海辺の奇岩

「深浦駅」で乗り換え。恵比須神社と海に浮かぶ大岩

終点の「深浦駅」に到着。やっぱりここで一度乗り換え。

その乗換の電車が、なんと約2時間後です。いきなり2時間も空き時間ができてしまった笑。ローカル線らしい。

深浦駅

深浦の町、田舎の小さな港町って感じですごくいいな。

深浦の港町

深浦の海の景色

2時間もあるので適当に歩いてみると、道の駅ならぬ海の駅を発見。

ちょうどお昼時なので、深浦の海鮮を食べます。

海鮮丼

ここでGoogleマップを見てみると、今歩いてきた道の反対方向に、海に飛び出した地形と神社があるのを発見。

気になるので行ってみます。

海辺にある神社

なにやら海の上に柵のついた大岩があるな……!

深浦の大岩

その大岩に向かう道が伸びているな……!こういうのRPGみたいでいいですね。とりあえず行っています。

深浦の大岩に向かう道

ここから海の上の大岩にいける様子。

深浦の大岩に向かう道

まず海辺に恵比須神社があって……

深浦の恵比須神社

海の上の大岩につづく道が伸びている。

深浦の大岩につづく道

深浦の大岩につづく道

海の上の道を歩いていく。

海の上の道

大岩の中に、上にのぼる通路があって……

深浦の大岩

大岩の上に登れるようになっている。

深浦の大岩の通路

深浦の大岩の通路

こんな階段を登ってきた。

深浦の大岩の階段

大岩の上に到着。

手すりがなかなか頼りない!笑

深浦の大岩の上

深浦の大岩の上

反対側には手すりがない岩場。

ふつうに落ちるやつですね。うみねこが頭上を飛んでいる。

深浦の大岩の岩場

さっき通って来た海の上の道。

深浦の大岩への道

深浦駅から東能代駅までの五能線

深浦駅の周辺を2時間ほど散策し(あっという間だった)、再び五能線に乗って東能代駅に向かいます。

見どころスポットでは、列車が徐行してくれます。

五能線の車窓

電車のこと詳しくないので間違っていたら申し訳ないのですが、五能線には電線がないので代わりに軽油?で動いているのでしょうか。

電車とは違う独特の駆動音と、揺られながら見る海岸線の景色。旅情感があふれてすごくいい。

五能線の景色

日本海のイメージっぽい奇岩も多くて見応えがあります。

五能線の景色

この海岸線に沿って線路が緩やかにカーブするところよくないですか……!?

五能線の景色

海と並走する直線もいい。

五能線の景色

動画のほうが伝わりやすいかもしれません。見どころを約6分にまとめたので、よかったらどうぞ。

ローカル線の雰囲気が好きなので、五能線はとても楽しめました。今度は秋田から青森方面に向けて乗ってみたい。

快速の「リゾートしらかみ」ではなく、各駅停車に乗ったのも正解だったなと。急ぐ旅でないなら各駅停車にゆったりと乗り、なんならどこかの駅で途中下車して宿泊して、2日ぐらいかけて五能線とその周辺を見て回るのもいいのではないでしょうか。

春の東北旅、終わり

東北の春

五能線を満喫したあとは、秋田駅から新幹線で帰宅。

というわけで前泊 + 2泊3日の東北旅でした。天気に恵まれすぎて最高。次は自転車で訪れたいですね。

それにしても”春”に来たのはすごく良かったです。満開の桜と冠雪した岩木山を見ることができ、奥入瀬渓流は静かで、五能線も落ち着いた時間が流れていて、春の東北はいいものでした。

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