USB充電できるヘッドランプはこれ!ブラックダイヤモンド「スプリンター」購入レビュー
登山には必須の持ち物としてあげられる「ヘッドランプ」。
今度山小屋に泊まる予定だし買っとかないとなぁ……と思っていろいろ見て回ったところ、乾電池式のものが多いことが判明。個人的にはUSB充電式が良いなぁと思って探していると……、良さ気なのを見つけました!ブラックダイヤモンド社の「スプリンター」というモデル。
そこそこ軽量で明るさは130ルーメン、そしてUSB充電により42時間(低照度)使用できます。USB充電式のヘッドランプを探しているなら、候補に入れちゃって良いのではないかと。
乗鞍で星空を見てきた記事で実際に使ってみましたので、使用感と合わせて。
質感もいい感じのヘッドランプ、ブラックダイヤモンド「スプリンター」
というわけでコチラが現物。本体とマイクロUSBケーブルが同梱。
見た目はなかなか良いかなと思っています。個人的には見た目大事(とはいえヘッドランプのようなものはやっぱり機能性も重視ですが……。)
スイッチはこちら。クリック感があります。
スイッチを入れると前ライトが点灯するのと同時に…、
後ろの赤色ライトがチカチカと点滅。一気に前後を照らすことができます。
後部ライトは要らない!前だけ照らせればいい!という場合は、ここのボタンを押すことで後部ライトをオフにすることも可能。
緊急時は別ですが、暗い中で作業したいときは後部ライトはいりませんもんね。僕も乗鞍で星空を見た際は後部ライトをオフにして使いました。
街灯一つない真っ暗闇の乗鞍岳畳平で使ったときがこんな感じ。星空を撮影するために外に出たのですが、足元や周囲を照らすには十分でした。というか両手が空くヘッドランプはやっぱり便利ですね。
また前ライトは光度を無段階で調整できます。スイッチを長押しすることで、じわ〜っと明るくなったり暗くなったりしますよ。丁度いい明るさのところでスイッチから指を離しましょう。
充電について
充電は後部ライト側にマイクロUSBを接続すればオッケー。充電中は緑ランプが点滅し、充電が完了すると点灯。そのまま2時間放置すると消灯する、という仕組み。
フル充電にかかる時間は4〜5時間とのこと。
もちろんモバイルバッテリーでも充電できますよ。ピンク色のダンボーバッテリーで充電中。これぞUSB充電式ヘッドランプのメリットですね。
USB側にブラックダイヤモンドのロゴが入っているのが何気にかっこいい。
ベルトと装着感
ベルトは3本で留めるタイプ。
「スプリンター」という商品名が付いているように、実はトレイルランニング向けです。なので走っても落ちないように3本でしっかり固定できるようになっていますね。
ベルトの長さ調整は左側で。
締め付けが強すぎることもなく、山小屋泊などであれば快適に使えました。
105gと携帯性も高い
重さは105gとそこそこ軽量。
まあ50gを切るようなヘッドランプもあるので超軽量とまではいきませんが、ウルトラライト志向でもなければ持ち運びは苦にはならないと思います。
防水性はIPX-4という保護等級で、”あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない”程度の性能になります。ちなみにもっとも保護等級が高いのはIPX-8で、性能は”継続的に水没しても内部に浸水することがない”。
というわけでこのヘッドランプの場合だと、ちょっと水がかかるぐらいなら大丈夫かな……。水没は避けないといけませんね。
難点を上げるとすれば価格でしょうか。10,584円(税込み)でございます。ちょっと高いですよね……。実際3,000〜5,000円出せば、もっと明るくてもっと軽いヘッドランプが手に入ると思います。
しかしUSB充電式にこだわったうえで、重量、コンパクトさなどの”持ち運びやすさ”を考慮するとこれが良さ気でした。ほかのUSB充電式ヘッドランプだと重かったりしたんですよね。
ブラックダイヤモンド「スプリンター」はUSB充電式?
乾電池式と比べ、USB充電式には以下のメリットがあるかなと思ってます。
- モバイルバッテリーで充電できる(スペアの乾電池は忘れそうな気がするけど、大容量モバイルバッテリーなら必ず持ち歩いている。)
- スペアの乾電池を買いに行く必要がない
- そもそもスペアの乾電池って持っていくの忘れそう
- 万が一の際にバッテリー切れを起こしても、モバイルバッテリーに繋ぎながら使える
個人的には「スペアの乾電池を持っていくの忘れそう」というのが大きいかな。僕の家、乾電池は備蓄していませんし。でもモバイルバッテリーならいくつかある。今どきスマホは絶対持っていくから、モバイルバッテリーを持っていくのも忘れない。
なのでUSB充電式のほうが利便性高いんじゃないかな〜と思った次第です。
それにこれからはUSB充電式が主流になってくるような気も?基本的に携帯型デジタルガジェットはマイクロUSBで充電できるものがほとんどですし、少なくとも増えてくるんじゃないですかね……?
というわけで個人的には満足。緊急時に使うことはないように気をつけよ。