手放すロードバイクに花束を。GIANT「DEFY4」

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GIANTのDEFY4

実はGIANTのエントリーモデル「DEFY4」をかれこれ5年ほど街乗り&通勤用として乗っていました。これが人生で初めて買ったロードバイクであり、初めて手放したロードバイクとなりました。納車されるロードバイクあれば手放すロードバイクあり。

今思えばロードバイクという趣味への入り口だった「DEFY4」との出会いと別れ、そして初心者の頃にこの自転車で同僚とサイクリングに行って意識が飛びかけた180kmライドなどについて記録しておこうと思います。

目次

DEFY4を買った理由

GIANTのDEFY4

消費税が5%から8%に上がる2014年4月直前、店で一番安かった「DEFY4」を購入。諸々込みで約8万円でした。

コンポはシマノのクラリス8速。補助ブレーキが付いていて、ロードバイクの前傾姿勢に慣れていない人でも乗りやすい仕様。

シマノのクラリス

ロードバイクの補助ブレーキ

購入理由は以前からスポーツ自転車が気になっていたからなのだけど、じゃあそもそもスポーツ自転車が気になった理由はというと…、これが自転車ロードレースでも弱虫ペダルでも自転車旅でもダイエットでもなく、今思えばMISSION WORKSHOPというバックパックの動画がめちゃくちゃ格好良かったからです。

このあたりの動画。今見たら完全にピストなのですけどね! 当時はピストバイクもロードバイクもごちゃ混ぜになっていて、「速い自転車かっこいい!」という感じでした。

 

 
ちなみに、この動画のおかげでMISSION WORKSHOPのカバンも買った。最大65Lの超大容量バックパック。とても便利で5年以上現役で使い続けています。

当時の僕はバックパックにMacBook突っ込んで原付で会社に行っていたのですが、どうやら「スポーツ自転車+バックパック」のほうがかっこよくない?と思ったらしいです。

ミッションワークショップの大容量バックパック

GIANT「DEFY4」を選んだのはお店で一番安かったから。本当にそれだけ。ロードバイクのメーカーや性能すらろくに調べもせずに購入しました。GIANTってメーカーすら知らずに。ろくに調べなかったのは単に当時の仕事が労基も裸足で逃げ出すくらい真っ黒だったかったからですね。調べたりする時間がなかった。今思えば何も調べずによくそんな大きな買い物ができたなと思うけど、増税前というタイミングが重なって買うなら今しかないと当時は思ったみたいですね。

こんな入口からこんな理由で人生初のロードバイクを手に入れたのに、まさか数年後には一眼レフ担いで輪行で景色のいい場所を求めて自転車旅してるなんて思いもしなかった。

初心者をいきなり180kmも走らせるんじゃない!

GIANTのDEFY4

こんな経緯で購入したわけだけど、ロードバイクを買ったからにはサイクリングぐらいしなきゃ、みたいな意識が芽生えてきて近所を走ったりしました。

暑い夏の日だった。5kmぐらい走ったところでパンクして、修理道具も修理スキルもなかったから今走ってきたばかりの5kmを自転車押しながら歩いて帰ったことがある。自分何やってんだろって気持ちになりましたね…。

帰宅後パンク修理の方法を調べて、うまくチューブ交換できたと思って100mぐらい走ったところでいきなりチューブが破裂。また家まで自転車押して帰りました。今思えばチューブが噛んでいたのかな…?やっぱり最初の頃はこういう失敗あるよね…?

▲ちなみに低身長なのでフレームサイズはXS(男です)

そして季節はめぐり春先のこと。会社の同僚がロードバイクに乗っているということで一緒にサイクリングへ。ルートや距離はおろか目的地さえ聞かず、おまかせでホイホイついて行ったらいきなり180km走るはめになって死にそうになった話する?勝手に語りますね。

桜を見に行こうってことで朝集合して出発。同僚のロードバイクはペダルと靴がくっつき、ウィーンと音を立てて変速する装置が付いてしました。ビンディングと電動コンポですね。当時はよくわからなくて「要するにこれがガチ勢なんだな〜」ぐらいにしか思っていなかったけど、今思い返したらいいロードバイク乗ってたよこの同僚は。

一方こちらはオール初期装備の超エントリーロードのGIANT「DEFY4」。ひのきの棒とメタルキングの剣ぐらい機材差がものすごい。でも当時は機材差すらわからないまま、頑張ってついて行ったわけです。僕が遅れたら(常に遅れっぱなしなのですが)ちょっと先で待っていてくれる優しい同僚でした(初心者をいきなり180kmサイクリングに連れて行く時点で優しくない)

ロードバイクのギア

▲各パーツも180kmライド当時のまま

一応、学生時代はサッカー部だったので足腰やスタミナにはわりと自信があるつもりだったけど、普段運動していない人がロードバイクでいきなり180km走るという経験はサッカー部の練習なんかよりもずっとつらかった。ケツが割れそうだし、脚も腕も肩もすべてが痛い。ルートや距離を全部任せっきりにして勝手にゆるポタだと思っていた僕も悪いけどね、初心者をいきなり180kmも走らせるなんて絶対にダメだぞ〜!絶対にダメです。フリじゃなくて本当にダメなやつです。初心者の人は距離や目的地を事前にしっかり確認してください。

のぼり坂はすべて自転車を押して歩きながら、満身創痍でなんとか約180km地点に到達。でもここがゴールではないです。本当は200kmぐらい走るはずだったけど(えっ)、幸か不幸か日もどっぷり暮れたこの180km地点で同僚が突然「リアライトの電池切れてる!夜中にリアライトなしで走るのは危ないから輪行で帰るわ」とか言い出して、最寄りの新横浜駅で輪行袋を広げ始めやがったのです(ちゃっかり輪行袋持ってきてやがった)。息も絶え絶えな初心者を置いて輪行で帰るんかおのれ〜。

まぁ僕も瀕死だったので、もう自転車を漕がなくていいなら何でもいいやと思って一緒に輪行で帰ってやると決意。当時は輪行袋なんて持っていなかったけど、運がいいことに新横浜駅のビックカメラにスポーツ自転車コーナーがあり、そこで朦朧とした意識のなか輪行袋とエンド金具を5,000円ぐらいで購入。ちなみにこの輪行袋、今も手元にあるのでよくよく見てみるとオーストリッチの「ロード320」でした。頑丈だけど重さ500gという重量級なので、使ったのはこのときが最初で最後になってしまった…

オーストリッチのロード320

輪行のやり方がまったくわからないながらも、説明書を読みつつ同僚に手伝ってもらいながら何とか前後のホイールを外してエンド金具を取り付け、袋を被せて電車に乗せることができた。で、家の最寄り駅は別々だから同僚は先に降りちゃってね。僕は自宅の最寄り駅で衆目にさらされながら長時間の悪戦苦闘のすえに前後のホイールをよくわからないままねじ込み、何とかロードバイクを組み立てて帰宅したのだった…

今でこそ笑い話として話せるけど、当時はその後しばらくサイクリングしたくないどころか自転車を見ることすら嫌だった記憶があります。まぁ喉元過ぎればというやつで、結果的に時間が経ったことでまた今のように乗っているのですけどね。もしもこの同僚がこの記事を見ていたら、またサイクリング行こうな。今度は僕がルートを引くからね(満面の笑み)

手放すロードバイクあれば納車されるロードバイクあり

GIANTのDEFY4

自転車を1台手放したということは、言い換えれば新しい自転車を1台置くスペースができたということだよね? 考え方がロードバイク乗りの鏡かよ。

まぁ超エントリーロードバイクであるGIANT「DEFY4」と同じく基本的に街乗りメインで使うバイクになるので、それほどこだわったパーツ等を使っているわけではありませんが、また後日に納車報告ができるかもしれません。それでは今日はこの辺で。

パープルのロードバイク

▲My New Bike…!

パープルのフレーム

▲COLOR:Purple Heart

GIANTのDEFY4

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この記事を書いた人

ネイビーのANCHOR RNC7に乗ってます。自転車、キャンプ好き。旅好き。カメラかついで自転車に乗ってます。カメラはα7C。

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