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キヤノン24mmパンケーキレンズ「EF-S24mm F2.8 STM」。薄くて軽く、スナップに便利
デジタル一眼レフカメラを初めて購入したとき、一緒に買ったレンズがこの「EF-S24mm F2.8 STM」でした。つまり初めて買った思い出のレンズ。
その薄さと軽さから、通称パンケーキレンズと言われます。あの食べるパンケーキ、女子に人気のパンケーキ、のように薄いことからそう呼ばれているそうな。
今では使用頻度が少し低くなってしまったものの(理由は標準ズームを買ったから)、初心者でも違和感のない画角で扱いやすいと思うのでレビューします。
あと当ブログは自転車(ロードバイク)ネタが多いので、ロードバイク × 24mmレンズってどうよ?ってところにも少し触れてみます。
外観とスペック
通称「パンケーキレンズ」と言われる理由は、まさにこのパンケーキのような薄さ。
重さは約125g。
マウント部分は金属製。しっかりとした作り。
デジタル一眼レフ本体に装着しても、とにかくコンパクト。
一眼レフは重くて持ち運ぶのが億劫になる、という話を聞くと思いますが、このパンケーキレンズならば重さはあまり気にならないと思います。
操作系統は、AF/MFスイッチとフォーカスリングがあるだけ。
AF後にフォーカスリングを回すとそのまますぐMFができる「フルタイムマニュアル」という機能を搭載。最終的なピント調整を自分の手で行えるという機能ですね。
こちらスペックなど。
- 35mm換算で38mm相当
- 重さ…約125g
- フィルター経…52mm
- APS-C専用
- 9cmまで寄れる
- F2.8の単焦点
良くも悪くも気になった点を見てみます。
「EF-S24mm F2.8 STM」の良いところ
とにかく軽くてコンパクト
上記でも触れましたが、やはり圧倒的に軽くてコンパクトなのは魅力的。
「一眼レフを使うかどうか分からないけど、とりあえず持っていこう」みたいなときでも、重さに気後れせずに持ち出せます。
比較対象としてはどうかと思いますが……、例えば24-105mmの標準ズームレンズとの重量差は約670g。
- 「EF24-105mm F4L IS II USM」…795g
- 「EF-S24mm F2.8 STM」…125g
持ったときの差は明らか。
また一眼レフに装着した際の”レンズの出っ張り”が小さいため、カバンの中に収納しやすいのも地味に魅力。
またレンズの出っ張りが小さいので、人に向けたときでも威圧感があまりないと思います。
ゴツい一眼レフって被写体や周りの人に威圧感を与えてしまいますよね…。撮影されるのに慣れていない人を撮りたい(ポートーレートではなく、例えば子どもを気兼ねなく撮っておきたい)みたいな状況だと、パンケーキレンズは便利かも。
24mm、扱いやすい画角
焦点距離24mm(35mm換算で約38mm)は、人の視野に近い画角と言われています。
初心者でも撮影しやすい自然な画角だと思います。ファインダーを覗いて、ナチュラルな日常・風景を切り取りやすい。スナップにもちょうどいいです。
ただし「初心者でも撮影しやすい自然な画角」というのは裏を返せば、平凡で特徴のない画角…と言えるかもしれません。
特に僕のような素人が普通に撮ると、そのへんのスマホで適当に撮ったような写真になってしまうこともある……。
例えばキヤノンの撒き餌レンズと言われる「EF50mm F1.8 STM」単焦点(35mm換算で約80mm)だと、多少の圧縮効果や背景ボケなども相まって、ちょっと作品っぽい雰囲気になるかなと思います。
しかしこの「EF-S24mm F2.8 STM」だと、何を切り取るかちゃんと考えないと微妙な写真になってしまうかも。
確かにスナップには向いている画角だと思うのですが、実際にスナップ撮影してみると、実はスナップって結構難しいんだな……切り取るセンスが必要だ……なんて思わされたレンズでもあります汗
寄れる。スナップから飯テロまで
被写体との距離で「9cm」まで近づいて撮影できます。
寄れることで、花や動物、飯テロ写真が楽しくなりそう。
F2.8で明るい。寄ればボケも
F2.8の単焦点なので明るいです。
暗い室内や夜景でも使えると思います。
ボケは…寄ればそれなりにボケる印象。ただし焦点距離が24mmなので被写界深度は深くなり、背景ボケは小さくなる…と思います。
ボケボケの写真にするのはちょっと難しいでしょうか。やわらかくボケた写真が楽しめるかと。
安い!
お値段は17,999円(執筆時のAmazon価格)。
カメラ初心者でも手に取りやすい値段ではないでしょうか。レンズ沼に浸かると金銭感覚が崩壊しがちですが、レンズにしては安いですよね!?
自転車と一緒に持っていくレンズとしては?
当ブログは自転車(ロードバイク)ネタを扱うことが多いので、「サイクリング時に持っていくカメラレンズとしてはどうか?」という視点にも簡単に触れてみます。
自転車で走っているときは身軽なほうがいいですよね。「EF-S24mm F2.8 STM」の軽さとコンパクトさは、そのままライド時の身軽さに繋がり、重量的な側面では自転車と相性が良いと言えそうです。
また24mmという画角は、自転車で訪れた先の風景をそれなりの広角で程よく切り取ることができます。しかし裏を返せば24mmという画角は不自由で、景色の一部を望遠で切り取ったり背景ボカして愛車をぐっと際立たせたり、なんてことは難しい…。
実際にEOS 70Dと「EF-S24mm F2.8 STM」の組合せを持って何度か自転車に乗ったのですが、個人的には少し重くてもズームレンズを持っていきたいという結論になり、今ではシグマの「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」を持っていくことが多いです。
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まぁ人それぞれです。好きな写真の撮り方ができるレンズを持っていきましょう。
どんな写真が撮れるのか(作例的な)
すでに「EF-S24mm F2.8 STM」で撮った写真をいくつか載せていますが、もう少し載せておきます。
僕は素人だから作例というのはおこがましい……というわけで、まぁ素人でもこんな感じに撮れるよ、って感じで見てください。
最後に:初心者でも扱いやすいけど、
というわけで軽くて薄くてコンパクト、スナップにも最適!みたいな単焦点レンズでした。日常や風景を切り取るにはちょうどいいレンズ。
安いので初心者でも購入しやすく、実際に僕も初めて購入したレンズだったのですが…、4年ほど経つと使用頻度が落ちました。冒頭でも触れましたが、理由は24-105mmの標準ズーム「EF24-105mm F4L IS II USM」を買ったからですね…標準ズームの広角側で24mm撮れるので。
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またカメラにハマった結果、荷物が多少重くても標準ズーム&一眼レフを持ち歩くようになりましたw カメラ沼の住人としていい感じに訓練されております。荷物が重いと思うなら筋トレすればいいじゃない!という考え方も獲得し、荷物の重さよりも良い写真が撮れるチャンスの逃したくない、という気持ちのほうが大きくなりました。
とはいえ。
24mmパンケーキレンズが使いやすいことには変わりないので、お手頃価格で軽くてコンパクトなレンズを付けて、一眼レフを気軽に持ち出したい人にはピッタリかと。
レンズ保護フィルターとして、kenkoのレンズフィルターZetaを使っています。フィルター経は52mm。
ほかにも、軽くてお手頃なパンケーキレンズ2つ
ついでに、似たような安くて軽い単焦点レンズもご紹介。
「EF40mm F2.8 STM」
キヤノン単焦点レンズ「EF40mm F2.8 STM」。APS-Cでもフルサイズでも使えます。
焦点距離が40mmなので、風景・人・モノ・料理などいろいろ撮りやすいと思います。しかし裏を返せば中途半端な画角とも言われることも。
これもパンケーキレンズと言われており、重さ約130gと軽量コンパクトなのは魅力。
「EF50mm F1.8 STM」
言わずとしれた撒き餌レンズ「EF50mm F1.8 STM」。APS-Cでもフルサイズでも使えます。
パンケーキ…とまではいきませんが、それなりにコンパクト。重さも160gと軽量です。
50mm(35mm換算で約80mm)という中望遠なので画角が狭く、扱いが難しいかもしれませんが……ちょっとしたモノや人を撮るには向いていると思います。またF1.8と明るいのでかなりボケます。ボケが楽しい。
画質も非常によく、それでいて15,200円(執筆時Amazon価格)という安さ! 人々をレンズ沼に引きずり込む役割を存分に果たしているレンズと言えます。かなりオススメできる一品。
こちらは簡単なレビュー記事があるので、よろしければどうぞ。
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