ピークデザインのストラップ「SL-BK-3」レビュー。 着脱が簡単でジンバルを使うときに便利
カメラとストラップを着脱できるのが便利。ピークデザインのカメラストラップを購入しました。
着脱できる構造なので、自転車や登山など動きのある活動にはあまり向いていないと思います。
でも普段使いにはとても便利。電車やバス・車で行く、ごく普通の旅行にも便利。すごく有名なアイテムなので今さら感はありますが、役立つ場面はけっこう多いので簡単にレビュー。
ピークデザインのストラップ「SL-BK-3」をα7Cに取り付ける
購入したのは製品の型番は「SL-BK-3」。
一般的な一眼レフ、ミラーレスカメラ向けのストラップです。じゅうぶんな太さがあり、耐荷重も90kgと頑丈。(コンデジ向けの細いストラップのラインナップもあります)
- 長さ…約99cm〜145cm
- 太さ…約4.5cm
正直、僕が使っているα7Cに付けるとちょっとゴツくなるのですが、頑丈なほうがいいかな?と思ってこちらにしました。それに今後、もうちょっと大きめのカメラを買うかもしれないからね!(フラグ)
着脱できる「アンカー」がやっぱり便利
ピークデザイン製ストラップの大きな特徴は、「アンカー(受け皿のほうはアンカーリンクスと呼ぶ)」と呼ばれる着脱システム。
これでストラップとカメラを簡単に着脱できます。
着脱はとても簡単。まず外し方は、指でおさえて引っ張るだけ。ワンタッチ。1秒で外せてストレスがありません。
取り付ける際は、逆の手順。アンカーをストラップにはめ込むと、カチッと固定されます。
アンカーの向きに表裏はありません。リバーシブルなので迷うことなくはめ込めます。
しっかりとした固定力です。
数ヶ月使っていますが、勝手に外れそうになるような場面はありませんでした。肩から下げて普通に使っているだけなら、まず外れることはなさそう。安心感あります。
ストラップを外すと、カメラバッグや防湿庫に入れやすいのがいいですね。三脚にも載せやすい。シチュエーションによってはストラップが邪魔になることがあるので。
別売りのアンカーを増やせば、ストラップ1本で2台以上のカメラ運用も
このアンカーを追加購入すれば、運用方法によっては1本のストラップで2台以上のカメラを扱えます。
つまりこういうこと。
ストラップを付け替えるだけで、必要なカメラをすぐに持ち出せます(もちろん2台同時に使うならストラップも2本必要ですが!)
アンカーをジンバルに付けると運用がラクになる!
アンカーを取り付けられる場所は、カメラ両端の取り付け金具だけに限りません。工夫次第で便利な使い方ができたりします。
例えば、ジンバルにアンカーを取り付けてみました。これ、運用がとてもラクになるのでおすすめです。
これまではカメラをジンバルに載せるとストラップが邪魔になるので一旦外して、カバンに収納しておく必要がありました。
しかしカメラとジンバルに「アンカー」を取り付けておけば、外したストラップをそのままジンバルに取り付けられます。
これで重いジンバルを支えるストラップに早変わり。ストラップを有効活用できます。ピークデザインならストラップの着脱も一瞬でシームレス。
ジンバルを使う人は、カメラとジンバルの両方にアンカーを取り付けておくと便利そうです。
個人的に、このストラップを購入した一番の理由がこのジンバル運用です。カメラのストラップを外し、ジンバルのアンカーに装着して運用。めちゃくちゃ便利!
ちなみに使っているジンバルは「WEEBILL S」です。
ストラップの長さ調整もかんたん
ピークデザインのストラップは長さ調整もラクでした。
長さ調整できるバックルが2箇所あります。
このバックルを……、
クイッと上にあげる。これで長さ調整できます。
ちょうどいい長さのところでバックルを戻して固定。
スムーズに長さ調整できました。調整幅は約99cm〜145cm。
アンカーの交換時期がわかりやすい
アンカーの耐荷重は90kg。かなりの重さまで耐えられますが、いつか必ず摩耗します。消耗品なのでこればかりは仕方ない。
表面の黒い素材が擦り切れて、黄色の素材が見えてきたら交換時期とのこと。
ピークデザインのストラップの気になるところ
滑り止めが微妙
このストラップには滑り止めがついています。これがちょっとクセモノ。
まず滑り止めがついている箇所はやや弾力があるので、ちょっとバッグに収納しづらいです。
まぁ思いっきり折り曲げちゃっても問題ないと思いますが、このようにうまく曲がってくれません。
そして滑り止めが表裏、逆なんですよね……。
この写真を見てもらいたいのですが、滑り止め側にバックルがあります。
つまり滑り止めが体に接するようすると、バックルも体に当たるのでちょっと鬱陶しいです。それにバックルが体側にあると長さ調整もしづらいです。
この滑り止めが表裏、逆についているのは仕様みたいなんですよね。
普段は滑り止めを表に向ける(滑り止めの無い側が体に接する)ことで、斜め掛けにしたカメラを前後にするする動かせるようになり、長さ調整もしやすいわけです。
そして移動時など撮影しないタイミングでは、ストラップを裏向き(滑り止めが体に接する)にして不意の事故を防ぐ。
そんな運用を想定しているみたいですね。
というわけけで、僕も普段は滑り止めが無い側で運用しています。服に引っかからず、するする動いてくれるので、個人的には滑り止めは無くても問題ないです。
でも滑り止めが体側にほしい人もいますよね。ここは好みが分かれると思うので、購入前によくご確認を。
カメラを背負って自転車で走るとき、ピークデザインのストラップは使えるのか
当ブログはカメラを背負いながら自転車(ロードバイク)で走っている記事が多めなので、ピークデザインのストラップでカメラを背負いながら自転車で走ったときの印象も書いておきます。
まぁ正直、ちょっとしたポタリングぐらいだったら問題ないようにも思います。
上述したようにアンカーの摩耗具合もわかりやすく、自転車に乗る前にきちんとチェックすれば、走行中にストラップが切れるような事故も防げそうです。
ただいずれにせよ着脱できる構造上、不意に外れてしまう可能性はゼロではないので、自転車に乗るときのこのストラップを使うのはおすすめしません。マーフィーの法則っぽく言うと「外れる構造があるならいつか外れる」。
カメラが落下するリスクを少しでも減らしたいなら、自転車に乗るときにこのストラップを使うのはおすすめしませんね……。
あとストラップの長さも気になりました。
このストラップは最短で約99cmです。僕にとっては長すぎで、斜め掛けしたときカメラが体に密着せずにブラブラしてしまって走りづらかったです。
ちなみに僕は身長165cmで、普段使っているストラップの長さは約90cmです。これくらいの長さだとカメラが体に密着して走りやすい。
というわけで自転車に乗るときに使うのはあまりおすすめしません。
が、自転車に乗るとき以外だったら便利なので、カメラを持ち出すシチュエーションに応じてストラップを付け替えています。ちょっと面倒くさいですが5分もあれば交換できるので。
▶速写ストラップ「スピードストラップ38」レビュー! 普段使いにちょうど良く、自転車に乗るときも斜めがけしやすいストラップ
使うシチュエーションによってはとても便利なピークデザインのストラップ
ピークデザインのストラップってけっこう有名だと思いますが、僕はこれが初購入でした。アンカーの着脱システムはやっぱり便利ですね。
やっぱり個人的にはジンバルを使うときの運用がラクになって嬉しい。カメラのストラップを外し、ジンバルのアンカーに装着して運用。めちゃくちゃ便利。
バッグや防湿庫に入れやすく、三脚にも載せやすいのもいい感じでした。
シチュエーションによってうまく使い分けようと思います。
▼大きめ一眼レフ向き幅45mmストラップとアンカー2個入のセット。
▼小型ミラーレス向き幅32mmストラップとアンカー2個入のセット。
▼こちらは別売りアンカー4個入セット。