【1人旅】箱根湯元の散策。 「おこもり湯治プラン」露天風呂付きの部屋、1泊4,900円で湯治してきた
箱根で露天風呂付きの宿に一泊してきました。最高だ……!
(※ロードバイクではなく、電車とバスを乗り継いで箱根の露天風呂付きの宿に入ってきた話です!)
横浜在住の僕にとって箱根は近いようでやっぱり普通に近く、それゆえに「いつでも行けるか」的な存在になっていた箱根。
電車代も鈍行で片道1,100円ぐらいですからね。まぁ鈍行だと2時間ぐらいかかりますが、それでもたった2時間で行けるのはやっぱり近い。
そんな箱根に行くきっかけになったのが、一の湯旅館が実施した「おこもり湯治プラン」。露天風呂付きの部屋に1泊4,900円〜宿泊できるということで、プラン発表時はちょっとした話題になりました。露天風呂付きの宿に、ちょっとしたビジネスホテルくらいの価格で泊まれるとは。
「おこもり湯治プラン」が発表された翌日の1月14日、僕は箱根に飛んだ―――
箱根の露天風呂付き旅館、一の湯の「おこもり湯治プラン」
小田原駅から箱根登山鉄道で、箱根湯本駅へ。
観光客もすっかり少なくなり、やや寂しくなってしまった箱根湯本に到着。
この箱根湯本の周辺は、翌日に散策予定。この日はとりあえず宿に向かいます。
箱根湯本の駅前からバスに乗り込み、ロードバイクで登ったことのほうが多いかもしれない国道1号線のつづら折りの登り坂に揺られること数十分。
本日の宿「仙石原 品の木 一の湯」の到着。
さっそく部屋に入ります。畳が良い……。
掘りごたつ。みかん置いた人、わかっているとしか言いようがない。
掘りごたつの電源を入れて足を突っ込み、とりあえずテレビをつけてみたりする。
そして窓を開けると……、露天風呂!
とりあえず宿についてすぐに入り、晩飯前に入り、晩飯後に入り、寝る前に入り、起床直後と朝食後にも入った。湯治だからね仕方ないね!
そう、これは湯治(とうじ)なんですよ。現代人には湯治が必要。
箱根には昔から、長期で滞在し持病や疾病を療養を目的とした「湯治」を行いに多くの旅人が訪れていました。今回、おひとりさま向けに最大5泊まで滞在可能な「令和版おこもり湯治プラン」をご用意。「ワーケーションしながら部屋にこもりたい」「ひとりで旅するのが気楽で好き」という方におすすめのプランです。
引用:露天風呂付客室で密を避けて滞在 おひとりさま向け「令和版おこもり湯治プラン」の販売開始|株式会社一の湯のプレスリリース
この「令和版おこもり湯治プラン」、ワーケーションやひとり旅が好きという方におすすめのプランだそうです。
まさに今回はひとり旅で、しかも2020年の末に購入したM1チップMacBook Airを持っていき、半分ワーケーションみたいな名目で来てみました。この「おこもり湯治プラン」のターゲットどストライクこと僕です。最大5泊まで可能なので、今度は数泊してワーケーションしてみてもいいかもしれない。露天風呂に入りっぱなしになる気はすごくする。
というか……、自粛期間が始まったのを契機に、ここ数ヶ月で出てきた新語と思われる言葉「ワーケーション」。なぜか働く前提での旅行が生まれつつあるな……。仕事ごときが何しれっと旅程に組み込まれようとしているのか。やっぱり普通に露天風呂入って何もしないをするのがいいと思います(真理に気付いてしまったときの顔をしながら)
また、この「おこもり湯治プラン」は、どうやら格安プランなので食事は追加できないようです。
それをまったく知らず、チェックインのときフロントの人に「食事って追加できますか?」と、のんきにビジネスホテル感覚で聞いてしまい、食事を追加していただくという……。追加できませんと言われたら、どこか食べに行くか、近くのコンビニで何か買えばいいと思っていたけど(徒歩10分コンビニあり)……。ご飯追加して頂きありがとうございます。美味しかったです。
これは晩ごはん。
こちらは朝食。旅館の朝食はいいものだ……。
今回泊まった宿はこちら。
宿は「一の湯グループ」で、箱根周辺に8つの宿を展開しています。その中の以下4つの宿が、「おこもり湯治プラン」の対象とのこと。露天風呂付きの部屋は1泊4,900円〜、露天風呂なしだと1泊3,900円〜。
- 仙石原 品の木 一の湯
- ススキの原 一の湯
- 塔ノ沢一の湯本館
- 塔ノ沢一の湯新館
※楽天トラベルに移動します。
今回はこの中の「仙石原 品の木 一の湯」に宿泊しました。
次は「塔ノ沢一の湯本館」に泊まりたい。部屋に露天風呂こそないけど、木造4層建ての数寄屋造りで、歴史的景観が良すぎる。早川渓谷に面した部屋もいい……!
箱根湯本を散策
露天風呂を満喫した翌日。
一の湯の旅館「仙石原 品の木 一の湯」を10時にチェックアウトし、箱根湯本駅まで戻って散策を始めます。
この箱根湯本は、箱根周辺の山に登るため経由地として、あるいはロードバイクでのサイクリングの通過点として何度か来たことがあるけど、じっくり散策するのは初めて。
こういう観光地の散策は、路地裏みたいなところを通ってみるのが楽しい。
裏路地では観光客向けの仮面は鳴りを潜め、その場所本来の姿や人の生活とかが垣間見えたりする。何を見つけて何を持ち帰るかが重要だ。気になるものがあったら止まってみる。知らない道があったら通ってみる。
箱根の裏路地いろいろ。
箱根を流れる川(早川という)の川岸に降りてみる。
そういえば箱根はエヴァンゲリオンに登場する第3新東京市のモデルになった地ということで、箱根のエヴァ推しは結構すごいです。
特に『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が2021年1月23日公開予定(だった)こともあり、箱根湯本駅を降りた直後からこれ。まぁ日の前日にあたる1月14日に公開延期が発表されましたけどね。
箱根湯本の駅前のエヴァ土産専門店「えゔぁ屋」。
また箱根を散策したい
箱根湯本のほかの宿にも泊まってみたいですね。歴史があって気になる旅館がたくさんあります。箱根が奥が深い。
今回の「おこもり湯治プラン」、露天風呂付きの部屋は1泊4,900円〜。露天風呂がない部屋は1泊3,900円から。2月から趣のある「塔ノ沢一の湯本館」がこのプランの対象になったので、ぜひ行ってみたい……!