iPhoneの写真をRAW現像! 「Lightroomアプリ」を使ってiPhoneで撮った写真をPCに同期する方法
なんで今まで使わなかったんだろう……これは便利です。 LightroomのPC版ソフトとiPhoneアプリって同期できるんですね。
iPhone版「Lightroom」アプリで撮影した写真を同期して、PC版ソフトLightroomでシームレスに閲覧する、なんてことが可能になります。
しかもiPhone 6s以降の機種がRAW撮影に対応したことで利便性が飛躍的にアップ!iPhoneで撮ったRAWファイルを同期してPC版Lightroomで編集できるなんて、写真管理がめっちゃ捗りそうじゃないですか。
Adobe Creative Cloudの利用が前提
この同期を利用するには、「Creative Cloud」でLightroomを利用していることが前提になります。
Creative Cloudって何か超簡単に説明すると、「PhotoshopやLightroomなどを始めとするアプリ・サービスを利用できる定額制メンバーシップ」という感じ。公式サイトは以下⇓
・クリエイター向けソフトとサービス | Adobe Creative Cloud
と言われてもわかりづらいと思うので、もうちょっとだけ説明しますと。
大きく4つのプランが用意されており、主なものはPhotoshopとLightroomが使える「フォトグラフィプラン」と、全ての製品が使える「コンプリートプラン」ですかね。
ちなみに僕はフォトグラフィックプランを利用中。
支払いは、年間プラン(月々払い/一括払い)と月々プランをお選びいただけますとのこと。フォトグラフィックプランなら月額980円(税込み1,058円)でPhotoshopとLightroomが使えるというわけですね。
プラン検討中なら、Adobeが公開している「プラン比較表」が見やすいですよ!
・Creative Cloud プラン比較表 | Adobe Creative Cloud
Adobeのアカウントでログインするだけ
というわけでCreative Cloudを利用したうえでLightroomのPCソフトとiPhoneアプリを同期すると、どんなことができるのかご説明します。
iPhoneアプリ「Lightroom」で撮影した写真をRAWファイルとしてPC版Lightroomに同期→写真を編集できる
1番便利なのはこの流れがスムーズなことかなぁと思います。なかなか使える。
設定の仕方!
では使い方を簡単に説明します。
iPhone版「Lightroom」アプリを起動したらAdobeアカウントでログイン、もしくはサインアップ(新規登録)。
▼iPhone版Lightroomアプリ
このような画面になるかと思います。右下のカメラアイコンをタップすると……、
はい、カメラ起動。
左中央に「DNG」と表示されていれば、RAWファイル形式で撮影できる状態です(RAW撮影はiPhone 7/7Plusのみ対応)。
※DNGとはAdobeが開発した画像ファイル形式とのこと。もしかしたら珍しい形式かもしれません。キヤノンで撮るとCR2という画像ファイル形式に、ニコンで撮るとNEFという形式になる模様。
撮影したら、「Lightroomの写真」というフォルダに写真が格納されているかと思います。こんな感じですね⇓
この状態であれば、すでにPC版Lightroomに同期されているハズです!そう、このように写真を撮るだけでシームレスにPCと同期できるのが便利なところ。
というわけで、PC版Lightroomを見てみましょう。
「カタログ→すべての同期済み写真」を見ていると……、今iPhoneで撮った写真があったー!
と、こんな具合に同期されます。iPhoneで撮影するだけで自動的に同期されるって凄くラクですよ。
ただし3G/LTE回線で同期してしまうと通信量が多くなりそうなので、一応「Wi-Fiでのみ同期」という設定にしておくのが良いかと思います。
DNG(RAWファイル)で撮っていればPCでRAW現像も可能
PC版Lightroomに取り込んだのですから、そのまま写真をRAW現像できます。
ホワイトバランスや明るさ、彩度などなどを変えられるのはもちろん、プリセットだって適用可能!これが何気に凄い。iPhoneで撮ったRAWファイルをPC版Lightroomで現像できる日が来るとは。
また「マップ」タブ上に撮影場所が表示されるのも楽しいですよ。iPhoneのGPS情報をもとにしているわけですね。
GPSが内蔵されていない一眼レフやミラーレス機もありますし、このへんはGPS搭載が当たり前であるスマホならではの強みかもしれません。
PCで現像した写真をiPhoneに同期させることも可能
PCで現像した写真をiPhoneに同期させることで、SNSへの投稿なんかも容易になりますね。Instagramなんてスマホからでないと投稿できませんし!
やり方も説明します。といっても非常に簡単。
iPhoneで撮影してPC版Lightroomに同期したさきほどの写真を、とりあえず例として白黒にしてみました。
はいこれだけ!
あとは現像後の写真が自動的にiPhoneに同期されます。iPhoneのLightroomアプリで見てみると、この通りきちんと同期されていました。
Lightroomを使っているならモバイル版も!
もしPCでLightroomを使っているなら、iPhoneアプリ版Lightroomも併用してみてはいかがでしょうか。
おそらく同期すること自体は前からできたと思うのですが、iPhone 6s/6s Plus・7/7 PlusからはRAW形式で撮影できるようになったので、同期することで活躍の幅が広がりそうです!
(Androidアプリ版Lightroomもありますが、Android端末を持っていないで同じことができるかは確認していません。でもまあ多分できるかなと思います……。)
しばらくは一眼レフ(メイン)とiPhone 7(サブ)的な組み合わせで試してみようかな。
▼iPhone版Lightroomアプリ