もう3年ほど前でしょうか。初代ロードバイクを買ったばかりの頃の話。
タイヤに空気を入れすぎたらチューブが爆発しちゃった写真が出てきたので、掲載しようと思います。
空気を入れ終わり、ロードバイクを室内に放置してしばらく経ったら……バァァァン!!!!!っと。
最初は何が起こったのか理解できない
スマホの写真を見返していたら、コレが出てきました。
何に見えますか?答えは張り裂けたタイヤチューブです。
なんか爪のあるモンスターに攻撃されたように見えますが、これが爆発後のタイヤチューブです。
経緯はこう。
いつものようにロードバイクのタイヤに空気を入れていました。タイヤの空気圧上限は120psi。もちろん空気圧ゲージ付きの空気入れを使って。
ただですね、ちょっとしたサービス精神で確か130psiほど入れたんです。ほら、タイヤの空気って乗っても放っておいても勝手に少しずつ抜けていくじゃないですか。だから多めに入れときゃいっかって。要するに横着しました。
空気を入れ終わって、ロードバイクを室内に保管。マットを敷いた床の上に置きます。
で、確か1時間ぐらい経った頃だったかなと思うのですが……、
突然、とんでもない爆音が響き渡りました。本当に何の前触れもなく。
とっさに「銃声だ。家の外で銃声がした」と思いました。
今なら冷静に「いやいやいや平和な日本で銃声なわけないだろwww」と思えるのですが、そのときその瞬間は銃声だと思いました。本物の銃声なんて聞いたことないのに。
というのも、音がいかにも銃声だったのです。パン!でもボン!でもなく、刑事ドラマやアクション映画で聞いたことがあるような「ちょうどいい感じのバン!」でした。
あと当時は「家の外から音がした」と思いましたが、実際は家の中の同じフロア(玄関からは5、6mの距離)から出た音です。
なぜ家の外の音だと思ったのか、自分でも理由がまったくわかりません。家の中でありえない爆発音がすると、人の脳は瞬時にそれも自動的に、自分の常識と合致する現実を生み出そうとするのかもしれません。
こんなデカイ音が家の中からするわけがない、だからこれは外の音だ、と。
しかし改めて書きますが現実は「家の中で自転車のタイヤチューブが爆発」しました。
何が起こったのかまだ事態を飲み込めていない僕は恐る恐る立ち上がり、外の銃声を確かめようと玄関に向かう途中で……
前輪から白い粉を空中に放出しているロードバイクを発見しました。
あとで分かったことなのですが、白い粉の正体は「タイヤパウダー」。タイヤの内側とチューブに塗布することで張り付きを防ぎ、滑りをよくする粉です。
爆発の衝撃で、このタイヤパウダーが空中に舞っていました。当時は意味不明でした。自転車の周りの空間に白い粉みたいなものが舞っている……?
恐る恐る自転車に近づいて観察してみると、前輪がぺちゃんこになっていることに気付きました。
ここでようやく合点がいきます。もしかして……さっきの音は、タイヤチューブが爆発した音なの……か……!
空気の入れすぎは良くないぞ
当時は初めてのロードバイクを買ったばかりの頃で、メンテナンスもよくわかっていなかったとはいえ……、
さすがに空気の入れすぎが良くないのは常識で分かれよ、と今振り返って思うところ。
高圧すぎたことがパンクの原因だと思っているのですが、空気を入れ終わってから爆発までに結構なタイムラグがあったことは、いまだ僕の中で謎です。ギリギリ耐えられそうで耐えられなかったのかな?w
とりあえずわかったことは、
・空気の入れすぎは良くない
・限界を超えて空気を充填されたタイヤチューブが爆発すると、とんでもない音量の爆発音がする。
すんごい音しますから。
とんでもなく当たり前のことを言って終わりますが、空気圧は規定の範囲内でほどほどに。